肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2021.1.19

【10周年記念特集コラム④】生産者と、お客様とともに味わう本当の豊かさ。ローズウォーターヌーボーの取り組み

サスティナブルコスメアワード受賞に関する続報です。

 

「人にも地球にもやさしいコスメ」を表彰する、【サスティナブルコスメアワード2021】の審査員賞に選出された、「ローズウォーターヌーボー2020」と「カラーコンディショナー」。

 

 

▼「サスティナブルコスメアワード」公式サイトはこちら

https://sustainableaward.jp/  

 

私達にとって、HANA ORGANIC 10周年を迎えるタイミングで飛び込んできた、嬉しいお知らせでした。

前回のコラムでは「カラーコンディショナー」のに続き、今回は、HANA ORGANIC のエッセンスでもある製品「ローズウォーターヌーボー」について皆さまにお伝えしたい開発背景をお話します。

 

 

 

生産者と、お客様とともに味わう豊かさ。ローズウォーターヌーボーの取り組み

 

HANA ORGANIC の主力成分であるローズウォーターはブルガリアのエニオボンチェフ社と提携し、そこで作られたもののみを使用しています。

 

昨年で8回目となったローズウォーターヌーボー。

 

2013年6月にブランド創設者の林田と細田がブルガリアの薔薇の谷・カザンラクで行われる薔薇祭りを訪れた時のこと。街中がその年に取れた薔薇の香りであふれる中で、小さな少女から70代、80代のおばあちゃんたちまでがみんな髪に薔薇の花をつけて美しく着飾って、幸せそうに歌ったり踊ったりしていました。

 

薔薇の谷カザンラクにあるエニオボンチェフ社の農場

 

 

その幸せな光景と、その後、エニオボンチェフ社の社長フィリップ氏と話す中で、

 

「有機栽培の土地は急に広げることも、収穫量を化学肥料で増やすこともできない。100年この土地で守り続けてきたことを、娘たちの代になっても、さらにその先までしっかり続けていくことが大切なんだ。それがわかるパートナーにだけ、このローズを渡していきたいんだ。」

 

という話を聞きました。

 

そこで私達も、単なる化粧品ではなく生産者の想いがあり、豊かな土地があり、そこからのバトンリレーでできあがったオーガニック製品であることをお客様たちにもっとお伝えしたい、と考えました。

 

均質で安定的に供給できる化学合成品ではなく、その年その年の大地の栄養と気候の影響を受けて毎年わずかに揺らぐ、ありのままの自然の恵みだからこその香りの変化を「豊かさ」だと感じ、味わってもらいたい。その思いからローズウォーターヌーボーをスタートさせました。

 


 

エニオボンチェフ社の取り組みは、有機栽培だけではありません。

 

ブルガリアでは薔薇の収穫は、ジプシー(またはロマ)と呼ばれるその土地に定住しない少数派民族に頼ることがほとんどなのですが、高度な教育を受けていないジプシーたちは労働搾取をされる環境下にあることが多い状況です。

そんな中、エニオボンチェフ社では薔薇摘みの主力戦力であるジプシーの方々に雇用の安定化と賃金の公平性を担保する努力を続けており、ジプシーの方々の中からリーダーとして社員雇用するなどを行っています。

 

薔薇の収穫作業の様子

 

今では、ローズウォーターヌーボーも毎年の収穫祭のようになり楽しみにお待ちくださるお客様が多く、発売すると数日で売り切れるまでのお祭りとなりました。これからもずっとフィリップ氏や生産者の方々と、お客様と共に、美しいダマスクばらの収穫を祝っていきたいと思います。

 

◎審査員のコメント

 

「毎年香りが違う。同じものが2回できないといった考えはサスティナブルファッションをしている者にとっても、すごく共感できます。毎年の楽しみにリピートしたくなりますね。香りの広がりが最高です!」

審査員 マリエ さま(エシカルフォッションデザイナ/環境省アンバサダー) 

 

10周年を迎える年。

HANA ORGANIC は、これからも少しずつ、製品と活動を通じて環境への取り組み、そして社会への取り組みを強化します。まだまだ力不足ではありますが、これからも精進してまいります。

 

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