2014.1.28
胃腸と肌が直結してる!?今年見直したい生活習慣
はじめに
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1月は新年会続き、お正月太りを何とかしなくては!
と思っている方もいるかもしれませんね。
この季節は、どうしても食べ過ぎ、飲みすぎで
胃腸の調子が悪い方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も…先日、カキに大当たりいたしまして
3日はほとんど何も食べれませんでした。
そんな時はお肌もげっそり、クスミだらけ。
でも回復した後は、絶食のデトックス効果もあったのか
ピカピカといつもより調子の良いお肌になっていました。
お肌と身体はつながっているというお話をいつもしていますが、
その中でもとってもつながりが深いのが、お肌と"胃腸”。
今回は"胃腸”と肌の関係について、お話していきます。
胃も腸も、お肌と同じターンオーバーしてる?
胃が荒れるとお肌が敏感に傾いたり、便秘の時には吹き出物ができたり。
胃腸の調子がお肌に連動していることは
なんとなく実感されている方が多いと思います。
私たちのお肌と胃腸はつながっていて、実は胃腸も顔のお肌と同じ「皮」でできています。
「え???皮?」と思うかもしれませんが、ホントなんです。
口から肛門までをつなぐ、食道・胃・腸は体にとっては実は「体内」ではなく、「体外」。
食べたり飲んだりしたものが通り過ぎていく器官であり、
必要な栄養素は取り込みつつも
不必要なものを取り込まないようにするため、「皮」で守られているのです。
私たちの顔のお肌や全身のお肌のことを「外皮」と呼ぶのですが
胃壁や腸壁の皮のことは、「内皮:ないひ」と呼びます。
ちょうどちくわのような感じだと思えばわかりやすいですね。
ちくわの焼き目がついているところが、外皮。筒の内側が内皮。
どちらも体外と体内の境目にあり、異物の侵入を守る大切な砦なんですね。
内皮も顔の肌と同じようにターンオーバーをしていて
28日で生まれ変わる顔に比べてすごい早いスピード、
2~3日で生まれ変わっています。熱いものを飲んだり、
強いアルコールを飲んだり、辛い物、
刺激の強いものにもさらされる胃や腸の皮は
すぐにボロボロになってしまうんですね。
だから2、3日で生まれ変わっては、
きちんと異物をシャットアウトして必要な栄養だけを取り込める
ピカピカの皮に生まれ変わっておく必要があるのです。
それでも生活が不規則になったり、
代謝が低下したりするとターンオーバーが乱れ、
新しい皮に生まれ変わることが出来ずに胃や腸が荒れていきます。
胃や腸にはたくさんの神経が存在していて、
胃が重たい、お腹が痛い、むかつきがある、など自覚できる症状を出してくれます。
これらの症状が出てきたら、ターンオーバーがうまくいっていない証拠。
ターンオーバーの核となる細胞に何かしら問題が起こっていることが考えられます。
ということは。自覚症状のないお肌のターンオーバーも同様の問題が起こっていることが推測されます。
2~3日で症状が出る胃腸に比べて、
お肌の症状は28日後に表面に現れますから、
数週間後の肌の未来予想ができる、というわけです。
胃腸の調子をバロメーターにしながら、
内皮・外皮共にピカピカになれるよう、生活を見直してみましょう。
ターンオーバーを整える生活改善
ターンオーバーを乱す大きな原因はやはり睡眠不足とストレスです。
年末年始で生活が乱れがちだったのをきちんとチェックして、
キレイな胃腸とキレイな肌を手に入れる生活習慣を身につけましょう。
1)睡眠不足
胃腸も、肌も、生まれ変わるのは夜です。
睡眠中の副交感神経の働きで細胞の代謝が行われ、ターンオーバーが起こります。
特にゴールデンタイムと言われる夜10時~2時は大切な時間。
遅くても11時すぎにはベッドに入り、ぐっすり眠りましょう。
また睡眠前のスマホや携帯は画面から発する青色光が
交感神経を刺激し熟睡を妨げる恐れがあります。
夕食後は間接照明に切り替え、就寝に向けて柔らかな光の中でくつろぐ時間を持ちましょう。
2)ストレス
ストレスがたまると交感神経優位になり、
血流が悪くなり細胞の代謝が低下します。
ストレスは直接胃に来る・・と言われていますが、
胃にも、腸にも、肌にも影響が出るもの。
ストレスをためないように、と言われても難しいかと思いますので、
ゆっくりと温めのお風呂に入る、ハーブティーを飲む、深呼吸をする、
などストレスを上手に逃す方法を身につけましょう。
眠る前のカモミールティーはとても効果的。
ストレスで凝り固まった身心をほぐし、
胃腸への負担を和らげ、深い眠りに導いてくれます。
困ったときに自分なりに救世主アイテムを持っておくことが
対策のコツなのかもしれませんね。