肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2014.6.3

意外と知らない!?化粧品の種類とは?

みなさん、こんにちは!林田です。

ジリジリと照りつける紫外線に、

そろそろ本格的に美白美容液投入を考えている方も多いのではないでしょうか?

美白って本当に効くの?という声も良く聞かれます。

美白化粧品というのは、医薬部外品という分類に属し、一般の化粧品とは違うアイテム。

今日は医薬部外品、医薬品、化粧品・・・意外と知らない化粧品の種類と、

ちょっとした裏話をお話していきますね。

何を選ぶかは、何を知っているかで変わります。

もっとキレイになれる選択ができるように、ちょっとしたコツをお教えします!

 

 

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薬に近い化粧品と、食品に近い化粧品

 

肌に塗るものには、大きく分けると3つの分類があります。

それが、医薬品、医薬部外品(薬用化粧品)、化粧品。

そしてさらに化粧品を大きく3つにわけると、

化学(一般)化粧品、無添加化粧品、オーガニック化粧品となります。

 

医薬品、医薬部外品(薬用化粧品)、化学化粧品、無添加化粧品、オーガニック化粧品。

左に行くほど薬に近く、右に行くほど食品に近いと思ってもらえればわかりやすいかと思います。

ですからちょうど中間にある化学化粧品は

口に入れるものであれば、サプリメントみたいなものですね。

また、薬に近いということは、効果が大きい代わりに副作用もあるということ。

食品に近いということは、何かを治すというよりは身体本来の力を高めるものであり、

効果の出方はゆるやかだということ。

 

これを知っておけば、用途によって使い分けることが簡単になっていきます。

普段は食事で身体の免疫力を高めるように、

オーガニック化粧品や無添加化粧品などなるべく肌に負担のかからないものでケアをして、

トラブルが起こった時には、医薬品や医薬部外品をピンポイントに、期間を限定して使っていく。

そんな食事と薬の使い分けのような方法ができるようになりますね。

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医薬品や薬用化粧品ってどう使うの?

 

 

もう少し詳しく説明していきましょう。

たとえば医薬品にはどんなものがあるかご存知ですか?

ムヒやキンカンなどの製品でおなじみの虫刺され用の外用薬やひび割れ、

しもやけなどのクリームが医薬品に当たります。

 

医師の処方箋がなくても販売はできるものの、

国の決められた基準に基づき処方され、

認可を受けたもので副作用をしっかりと明記することが求められます。

 

次に医薬部外品は、もう少し私たちがなじみ深い薬用〇〇と言われているもの。

美白化粧品もそうですし、ニキビや育毛剤などがここにあたります。

化粧品よりは効果がダイレクトな反面、副作用の恐れもあるため有効成分が決められており、

成分の配合できる上限も定められているものになります。

 

例えばニキビで有名なクレアラシルも、医薬品であるニキビ治療クリームと、

もう少しマイルドな日常的に使いやすい医薬部外品の薬用ニキビ用乳液などのラインナップがあります。

集中的に薬で治した後は、医薬部外品で予防をしてニキビができにくくなれば化粧品でケアをしていく。

そんな使い方が良いのだと思います。

 

 

 

私たちは薬用というとどうしても効果を過信してしまいがち。

 

 

そして少しでも肌を白くしたいと365日、毎日のケアで使っている人も多いかと思います。

でも胃薬を365日飲む人はいないですよね。

そんなことしたらかえって胃に負担がかかるのでは?と思いますよね。

 

それと同じで医薬品や医薬部外品は

あくまでもスペシャルケアなのだということを念頭に置いて使うことが大切かと思います。

 

 

 

業界裏話を少しご披露しますね。

それでは最後に裏話を。

 

医薬部外品は実は全成分表示の義務がありません。

化粧品の裏面を見ていただくと、ズラズラと長い成分名が表記されているのに対し、

美白化粧品の裏面には何も書かれていません。

 

これは医薬部外品は国の管轄下にあるため、表示義務が免除されているということ。

 

2001年に化粧品の全成分表示が義務付けられた際に、

化粧品から医薬部外品に切り替える製品が続出しました。

 

これはつまり、全成分を消費者に知られたくなかったということではないでしょうか。

シリーズすべてが医薬部外品だったり、なんでこれが薬用なの?とちょっと首をかしげるようなものは、

もしかしたらそんな意図があるのかもしれません。

 

また化粧品に関しては、今度は医薬部外品と違って

ネガティブリストと呼ばれる配合してはいけない成分は決まっているものの、

それ以外は何を使おうと、どれだけ入れようと管理されていない、というリスクがあります。

つまり全成分を、配合量の多い順に表示しているのだから、消費者の自己責任で選んでね、ということ。

ですから医薬部外品では3%しか配合できない美白成分を、

10%配合するものがあったり、15%配合するものがあったりします。

これらはもちろん大きな効果が出ることもあれば、大きなトラブルが出ることもありえます。

 

どちらをとっても、企業のスタンスによっては良い製品も粗悪な製品も出てくるということですね。

自分が使っている製品はどんな会社が、どんなポリシーで作ったものなのか。

 

知ることこそがキレイへの近道になるのだと思います。

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