2024.6.6
UVシーズンのヘアカラー退色、なんとかしたい!
梅雨から夏にかけてのこれからの時期、気になるのが紫外線。
「お肌の紫外線対策には気を付けている」という方は多いと思いますが、実は白髪染めなどヘアカラーをした髪にも紫外線は要注意!
今回は、美容ジャーナリスト(毛髪診断士指導講師)の伊熊奈美さんに紫外線が気になる時期のヘアカラー退色についてコラムを書いていただきました。
目次
ヘアカラーの色あせ、色抜けは紫外線で加速!
紫外線が日に日に強くなる季節。この時期はいつもよりヘアカラーの色もちが悪い、すぐに黄色く褪せてしまう…と感じることはありませんか? アウトドアライフを楽しんだり、マリンスポーツをしたりといったアクティブな方なら強く実感しているかもしれませんが、街で紫外線を浴びるだけでもヘアカラーは退色しやすくなります。
髪の内側に入れた染料が紫外線で破壊されてしまうからです。
またヘアカラー(酸化染毛剤)はその仕組みとして、髪の外側を覆うキューティクルを開いて内側に染料を浸透させ、それを酸化させることで発色するものですが、このとき髪の外側で鎧のような役割をしているキューティクルがもろくなりがち。すると洗うたびに毛髪内部の成分が流出しやすくなり、染料も同時に抜けていってしまうのです。
カラーコンディショナーはヘアカラーした髪と併用可能
紫外線の強い時期は、髪と頭皮のためにも帽子や日傘で物理的に紫外線をシャットダウンすることがいちばん。でも、予防していても色褪せしてパサつきや乾燥が気になるときにはHANAオーガニックのカラーコンディショナーでセルフケアをしてみてはいかがでしょうか。
酸化染毛剤との違いは、メイクアップ製品に使うような分子の大きな色素を使うこと。それを髪のトリートメント成分と一緒にキューティクルの外側周辺に吸着させることで髪を色づける仕組みです。ヘアカラーのようにアルカリ剤でキューティクルを大きく開かない分、髪を傷める心配はほとんどありません。
黄色っぽく色褪せた髪色を落ち着かせると同時に、トリートメント成分がパサつきを抑えてつややかに、まとまりやすく仕上げてくれます。
ただし、数日経てばトリートメント効果が落ちるのと同時に色も落ちます(※ただし、ダメージした毛先などは色が残ってしまうことがあります)。落ちてしまえば次にヘアカラーをするときにも影響を与えることはないので、サロンでヘアカラーをする人が自宅でケアしても基本的には問題なし。ヘナやヘアマニキュアをしている髪にも使うことができるので、ちょっと根元の白髪が気になる、といったときにも、思い立ったらすぐにケアできるのがいいところです。
「染まりにくい…」を解決するカラーブースター
一般的にカラーコンディショナーやカラートリートメントといった製品は、一度の使用では染まりにくいという声がありますが、HANAオーガニックのカラーブースターを使うと驚くほど染まりの力が高まります。
使い方は簡単。ケアの直前にカラーコンディショナー3:カラーブースター1の割合で混ぜ、乾いた髪につけるだけ。混ぜるのはブラシの上で行っても、チューブからラップの上などに出してハケなどで混ぜるのもいいでしょう。ブースターが入るだけで染まりがよくなり、色も長持ちします。
以前使ったことがあるけれど、ちゃんと染まらなかった…と残念に思っていた方もブースターのパワーを体験すると、その便利さを見直すかもしれませんよ。
伊熊 奈美
美容ジャーナリスト/美容エディター。日本毛髪科学協会 毛髪診断士指導講師
20 年以上に渡り、女性誌を中心に美容分野の記事を編集、執筆、監修。特にヘア、頭皮ケア関連を専門とし、現代の毛髪科学とスキンケア理論に基づいた知見をわかりやすく提案する。地上波 TV、ラジオ、新聞、雑誌、Web 媒体など各種メディアに出演・執筆するほか、講演活動も行う。著書・連載多数。 美容関連企業のマーケティング&商品開発のコンサルティング、PR 誌等の制作、商品監修なども手がける。
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