肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2017.10.5

気になる秋・行楽シーズンの紫外線!

こんにちは、HANAオーガニックのつばきです。

 

いよいよ10月に突入しましたね!暑さにうだった夏もしつこい残暑もあっという間に終わり、いつの間にか朝や夕方の風が肌寒く、日中もずいぶんと過ごしやすい季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

秋といえば行楽の秋!ということで、みなさま外に出られる機会も多くなったのではないでしょうか?HANAのスタッフでも秋に入ってから遅めの夏休みをとって旅行に行ったり、子供の運動会に参加したりと、青空の下で動き回る時間がぐんと多くなった気がしています。

 

そこでひとつ質問です。

 

「みなさま、紫外線対策、されていますか?」

 

すっかり涼しくなったので紫外線を意識することが減ってきて、ほっと一安心したいところですが…なんと、秋といえど日中の紫外線は10月でも真夏の40%~70%に相当する量が降り注いでいるといわれます。
とは言っても、紫外線は格段に弱くなっていると実感はしているはず。
では夏の紫外線と秋の紫外線、実際には一体どんな違いがあるのでしょうか?

 

答えは、紫外線の種類です。
地上に降り注ぐ紫外線には、UV-B(紫外線B波)と、UV-A(紫外線A波)という二種類の紫外線が存在します。

 

・UV-B波
表皮の細胞を損傷して火傷のような炎症やいわゆる日焼け(サンバーン)をもたらすエネルギーの強い紫外線です。ただし波長が短いので、オゾン層や雲を通過できず、UV-A波と比べて地上に到達する量が全紫外線の約10%程度となります。

 

やけどをもたらすエネルギーの強いUV-B波

UV-B波はエネルギーが強くやけどをもたらす

 

・UV-A波
エネルギーは弱いものの、照射量が90%程度と多く、波長が長いため雲や窓ガラスを通過して肌の奥の真皮層まで届きます。近年の研究で、シワやたるみといった肌の長期的な「光老化」をもたらす大きな要因であることがわかってきました。

 

エネルギーの弱いUV-A波は一年を通して相当量降り注ぐ

エネルギーの弱いUV-A波は一年を通して相当量降り注ぐ

 

 

紫外線のピークを過ぎた10月は、UV-B波の量はぐんと下がり、夏場のような急激なひどい日焼けをする心配はなくなります。
問題はUV-A波。エネルギーは弱いけれど肌の奥まで届いてしまうこの紫外線が、注意しておきたい秋の紫外線なのです。

 

下のグラフを見てみます。
左がUV-B波の1日の照射量の月ごとの平均値で、右がUV-A波の平均値です。
エネルギーが強くやけどをもたらす紫外線UV-B波(左)は、夏場にピークを迎えて春・秋・冬と照射量が10%程度までガクッと下がります。
一方、エネルギーの弱いUV-A波(右)は年間を通して変動が少なく、10月は夏場の約70%、冬場でもピーク時の50~60%程度の量が平均して降り注いでいるということがわかります。
UV-B波は夏場のピークを過ぎると大きく減少してその影響力を弱めますが、UV-A波の照射量は夏に限らず一年中相当量があるということを認識する必要があるのです。

 

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 出典:東海大学総合科学技術研究所『絵とデータで読む太陽紫外線』

 

ちなみにグラフを見るとUV-A波の量の一番多い月は実は5月! 4、5月に早めの紫外線対策が謳われる要因はUV-B波よりもUV-A波の量にあったのですね。

 

つい最近まで悩まされていた「痛い」ような日差しが和らぎ、ついつい外出も、日のあたる窓辺での作業も、日焼け止めを塗らずに済ませてしまっていませんか?

 

UV-A波の長い波長は、窓ガラスや雲も通過して、肌の奥の表皮の最下層まで届きます。そこでメラニンが蓄積されると、シミに。真皮まで届いて肌のハリを保つ役割をするコラーゲンやエラスチンを破壊したり、活性酸素を発生させてそれらを酸化してしまうとシワやたるみに。
和らいだ日差しに油断して、秋・冬は、しらずしらずのうちに「うっかり日焼け」をしてしまいがちな季節なんです。気が付かないうちにUV-A波を受け続けていると、「シワやたるみ」や「シミ」などの最も避けたい肌の光老化を招いてしまうことになります。

 

ちなみに日焼け止め製品のパッケージに記載されている「SPF」や「PA++」などの表示ですが、これらはUV-B波とUV-A波の違いに関係があります。
SPFは「Sun Protection Factor(紫外線防御効果)」の略で、UV-B波を防ぐ効果を表しており、PAは「Protection Grade of UVA」、つまりUV-A波を防ぐ効果の度合いを示しています。
秋の「うっかり日焼け」を防ぐコツとしては、日常生活ではSPFは10~20、PAは「+」~「++」程度、屋外でレジャーやスポーツなどをする場合はSPF20~30、PAは「+」~「+++」程度と、夏場よりも弱めのものに抑えて肌への負担を極力減らし、使用する場面に適したSPF・PAの日焼け止めを選ぶことが重要なんです。

 

 

では、そんな秋に注意したいUV-A波ですが、確実に紫外線を防げるならどんなUVケア製品を使っても良いのでしょうか?

日焼け止め製品の選ぶべきポイントを最後に3点、HANAオーガニックの視点から紹介いたします!

 

①「ナノ化」原料を使用していない
・・・SPF値を上げるために使用されることが多いナノ化した鉱物由来の成分は、サラサラとして白浮きもせず非常に使い勝手の良い日焼け止めを実現しますが、微粒子レベルにナノ化された鉱物成分は毛穴に入り込んで肌にダメージを与えてしまいます。

 

②「紫外線吸収剤」を使用していない
・・・吸収剤は紫外線を吸収することで肌への到達を減らす効果がありますが、吸収された紫外線は肌表面で化学反応を起こし肌への刺激となります。

 

③紫外線散乱材が「コーティング」されている
・・・酸化チタン・酸化亜鉛などの紫外線を跳ね返す役割をする成分は、直接肌に触れないようにコーティングされているものを。

 

UVケアは1年を通して日常的に欠かしたくない最低限のケアです。毎日使うものだからこそ、上記の3点を忘れずに、敏感肌にも、お子様にも安心して使える製品を選んでくださいね。

 

そして今日私がこの文章を書いている10月初旬の福岡市ですが、風は涼しくなったものの、晴れた日の日中の日差しはまだまだ強く、じりじりと肌を焼かれている感覚…。まだまだ「うっかり日焼け」どころか「がっつり日焼け」をしてしまいそうな日々ですが、UV-A波対策とともに引き続きUV-B波の強い日差しにも気を付けて、秋の行楽シーズンをしっかり楽しみたいと思います!

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