2013.12.5
アーユルヴェーディックアロマテラピー
みなさん、こんにちは!ふしぎです。
一気に寒くなりましたね
こんなに急激に気温が下がると体調もお肌も不調になりがち。
風邪などひかないよう、気をつけてくださいね。
私は毎年これぐらい寒くなると精油をあれこれ活用し出します。
部屋の空気の浄化にスプレーしてみたり
お風呂に入れたり、加湿器に付いている精油用のポッドに入れたり…
ほとんどが風邪の対策としての活用なので使う精油も
ラベンダー
ティートリー
ユーカリ
というラインナップ。
これは化学的な精油の成分の分類からのチョイスです。
みなさんは精油を選ぶ時に何を基準に選んでいますか?
・成分をみて選ぶ
・気分から好きな香りを選ぶ
大体がこの2つだと思います。
今日はですね、
なんと!もうひとつの選び方をご紹介します。
アーユルヴェーダ式に精油を選ぶというお話をしますね。
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アーユルヴェーダってインド地方の医学なのに
精油と関係があるの?
と思うかもしれません。
私は関係ないのでは、と思っていましたから笑。
でも驚きなことに最初の精油成分の発見はなんとインド。
花嫁のために用意した大量のバラを水に浮かべていたところ
表層にうっすら油膜があって、それで発見されたのだとか。
それから西暦1000年頃にイブン・シーナが精油の蒸留法を確立し
東洋と西洋で分かれていきます。
西洋では精油に化学的な分析がなされ、
今の私達が精油を選ぶ基準となってますよね。
では東洋、アーユルヴェーダではどのように精油を
活用してきたんでしょうか。
アーユルヴェーダでは、
人は一生のうち、1年、1ヶ月、1日で体が変化するといいます。
一生のうちの変化とは、
生まれて〜成長〜成人〜老いる変化のことですね。
1年のうちの変化は季節の巡りから受ける体の変化。
1ヶ月は概月リズムである生理現象から受ける体の変化。
1日は起きて活動して寝ることで受ける体の変化です。
この4つが平行して進んで行き、どんどん変化していく中で
アンバランスになった体の症状を回復させるため精油を使用してきました。
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また、アーユルヴェーダでは体質をおおまかに3つに分類して
その3つの体質から個人の体質を推し量って精油を選ぶこともあります。
そうすることで、体質×体の変化が重なって、より詳しく合った精油が選べるんですね。
3つの体質とは、みなさんもうご存知かもしれませんが、
ヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれている3つのドーシャ(体質)です。
ここではこのドーシャについては詳しく触れませんが
気になる人は自分のドーシャを調べてみるとなかなか面白いですよ〜。
さらにさらに(笑)!
アーユルヴェーダでは上記に加えて
バランスを崩した時の環境も考慮して精油を選んだりします。
もう、これは相当、「あなたに合う精油はこれです!」って程の突き詰め方な感じですが、
実際、選んでみると「私にはカモミールがいいのね!」
と、…思ったより普通なのでした(笑)。
それもそのはず、あくまで精油を選んでいるのですからね。
秘薬が出てくるわけではないからですね(笑)。
ここでは様々な状況のみなさんに合う精油をご紹介はできませんが
広く今の季節に合うアーユルヴェーダ式の精油の適応をご紹介しますね。
各症状にあったアーユルヴェーダ式の精油の選び方になります。
症状ごとの精油をブレンド、もしくは単品で使用してみてください。
精油の選び方に正しいとか間違っているとかはなく、
今日はアーユルヴェーダ式に選んでみようかな、
といった選ぶひとつの基準として考えることをおすすめします。
精油を選ぶのに悩んだときや変化が欲しい時などに活用すると良いかもしれませんね。
アーユルヴェーダには私達には少し驚くような考え方があったりしますが
私達の多くがアロマテラピーに求める
前向きで明るく、穏やかな心でいる、というためのエッセンスが
多く含まれているなぁと思います。
例えば、「考えがコロコロ変わり定まらない人」に振り回され、イライラしてしまった。
なんて経験ありますよね。
そんな時にはアーユルヴェーダ式に考えると
「1日の起きて活動して寝ることで受ける体の変化」によって
その人は1日のうちに体が変化し、考え方までもがどんどん変わったという事になります。
このようにアーユルヴェーダ式に考えてみると、
「考えがコロコロ変わり定まらない人」=「どんどん体が変化し、考えも変化した人」となり、
変化してしまったのならば仕方ないか。とも思え、
受け入れられるようになるわけです(…きっと笑)。
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見方を変えてみると新しい自分が開けてくるかもしれません。
ふしぎでした。