2019.12.6
すいみんコラム#10 :睡眠は最高の美容液!眠りと美に関わる2つのホルモンとは?
美と健康において重要な2つのホルモン
「睡眠は最高の美容液」と言われます。
実感としても、ぐっすりと眠れた日の翌朝は、鏡に映る自分の肌の色やツヤの良さに気分が明るくなる、というようなこともあるのではないでしょうか。
それは睡眠中に日中の肌のダメージが修復され、また皮膚細胞の老廃物や余分な水分がリンパにのって排出されてスムーズな自浄が促されたことのサインです。
これは、自律神経から分泌されたホルモンの働きで肌のターンオーバーや肌細胞の分裂が促されることによってもたらされるものです。
ところが、睡眠不足の状態ではこのようなホルモンが正常に分泌されないため、その働きを得ることができず、自浄作用が働かないことで疲労や老廃物の蓄積がなされるため、目の下にくまができたり、肌がくすんだり、肌荒れが起きるなどの影響を出してしまいます。
この、睡眠と関係して肌へ大きな影響を及ぼすホルモン物質が、「成長ホルモン」と「メラトニン」です。
美容とホルモンの分泌は深く関係しています。
今回は特に「睡眠」と関係して美肌に働きかける2つのホルモン物質について知っていきましょう。
老化を防ぐ!「成長ホルモン」
「成長ホルモン」は脳の下垂体から分泌され、細胞を新しく生まれ変わらせるホルモンです。
子供の骨や筋肉の発達を促すホルモンとして知られていますが、大人になっても脂肪の燃焼などエネルギーの代謝に欠かせない存在で、肌の生まれ変わりにも関係、皮膚細胞の分裂、再生を促し、ターンオーバーを促進させる働きがあります。
眠り始めて3時間後のノンレム睡眠時に最も分泌が高まるため、深い眠りをしっかりととることができなければその分泌は低下してしまい、効果を得ることができなくなってしまいます。
別名は”睡眠ホルモン”!「メラトニン」
神経伝達物質であるセロトニンから作り出され、眠りを誘い、細胞を若々しく保ってくれるホルモンです。日の光を視神経からキャッチして約15時間後、夜になると多く分泌されます。メラトニンは強力な抗酸化作用が備わったホルモンでもあるため、その分泌が増えることでシミやシワを防いだり、免疫力の維持にも貢献してくれます。
この2つのホルモンの正常な分泌には睡眠が深く関わっているため、日々、穏やかな眠りのために光の刺激を調節するなどの工夫をして体内時計を調節し、夜の副交感神経優位の状態を生み出すことで、穏やかな睡眠へと自らを導くことが大切です。
睡眠は健康だけでなく美容にも大きな影響を与えるもの。
この2大睡眠美容ホルモンの分泌を正しく促すことで翌朝の美肌を手に入れましょう。
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