2020.4.7
肌質に合わせて!自分でできるスキンケア微調整のススメ
スキンケアには、ひとりひとり自分に合った「微調整」の方法があるのをご存知ですか?
前回の育菌アカデミーvol.2では、美肌菌にとってNGなスキンケアと成分についてお話しました。
洗顔の注意点や保湿の必要性、スキンケアの選び方…
どれもすべて美肌菌を大切にスキンケアをする皆さま全員が気をつけて頂きたいことでした。
今回お話するのは、肌質別のスキンケア。
皆さまひとりひとりが自分の肌質に合った方法でスキンケアをすることで、より一層肌を調子よく保つことができるような「スキンケアの微調整」についてお伝えします!
肌質別にできる
スキンケアの微調整
①乾燥肌さん
乾燥肌といっても原因は様々。肌のバリア機能が弱まっていることで肌内部の水分が外に出ていきやすくなって潤いを保てなくなっていたり、紫外線などのダメージによって起こる慢性炎症によるもの、または暖房など過ごす環境による直接的なダメージによるものが考えられます。
そんな乾燥肌さんが微調整できるスキンケアのポイントは「油分」。肌内部の水分を外に逃さないように、「皮脂膜」の代わりになる油分を足してあげます。
・乳液の油分を強化
空気の乾燥や肌ダメージで皮脂バランスが崩れ、どうしても乾燥が気になってしまうときは、乳液を『ムーンナイトミルク “モイスト”』に切り替えてみます。
保湿と抗炎症に優れたヒマシ油がバランスよく調合されているため、乾燥する肌のコンディショニングを助けてくれます。
・乳液+オイル混ぜ
ムーンナイトミルクに美容オイルを2,3滴加えて手のひらで混ぜると、よりこっくりとしたテクスチャーになり保湿力を発揮します。もちろん、ミルクの後にオイルを重ねて塗ってあげるのも同様の効果があります。お好みでご利用下さいね。
・バームでバリア
暖房に直接当たったり、花粉等の刺激物など肌への直接的なダメージを受けることが多い時は、バームなど硬めのテクスチャーのアイテムを薄く付けて乾燥する箇所を守ってあげるのも大切です。
・日中も化粧水で潤いをキープ
日中、どうしても乾燥が気になるときはミスト化粧水『フローラルドロップ』を軽く吹きかけてあげると、メイクを崩すことなく潤いを与える事ができますよ。
②脂性肌さん
オイリーでテカリに悩みがちな脂性肌さんは、実は肌の内側が乾燥していることが多く、乾燥から肌表面に皮脂を過剰に出すようになってしまっている場合があります。
過剰な皮脂や古くなった角質が毛穴に溜まってしまうと通気性が悪くなり、アクネ菌や悪玉菌が好む環境に。ニキビや吹き出物の原因となってしまいます。
そんな脂性肌さんの微調整のポイントは「通気」と「保湿」。
アクネ菌・悪玉菌が増殖しない通気性の良い肌環境をつくってあげながら、乾燥しないように適度に保湿をしてあげることが大切です。
・乳液で保湿をしっかり
まずは乾燥対策。オイルではなく乳液を選び、しっかり肌になじませて保湿しましょう。肌の風通しを保ちながら肌に潤いを与えます。
・ベースメイクは薄めに。
油分の多いファンデーションを塗り重ねると、毛穴を塞いでしまいニキビや吹き出物の原因に。石けんで刺激なく落とせるベースメイクで肌表面は常に軽やかに保ちましょう。
③混合肌さん
ベタつく部分とカサつく乾燥肌が混在する混合肌さん。特におでこや顎、鼻筋の「Tゾーン」と呼ばれるラインは皮脂腺が多いためベタつきがちで、皮膚の薄い頬のあたりがカサつく場合が多いようです。
スキンケアに1番悩むのは混合肌の方かも知れませんね。
そんな混合肌さんの微調整のポイントは、均一にスキンケアをしないこと。
ベタつきがちなTゾーンは脂性肌向けのスキンケアの方法、乾燥しがちな頬などには乾燥肌向けのスキンケアの方法と、バランスが整うまでは分けてケアしてあげると良いでしょう。
・乾燥ゾーンはオイルやバームを加えた「守る」保湿を
乳液の後にオイルやバームをお好みで薄く加えて、乾燥した肌がダメージを受けないよう皮脂膜の代わりになるバリアを作ってあげましょう。『ムーンナイトミルクモイスト』のご使用もおすすめです。
・ベタつきゾーンは乳液を使って「塞がない」保湿を
オイリーな箇所は脂性肌さん同様のケアを。オイルではなく乳液を使ってしっかり保湿をし、ベースメイクは極力薄く、通気性を良くするように努めましょう。
④敏感肌さん
ちょっとした刺激にも反応してしまう敏感肌さんの肌は、バリア機能がかなり弱っている状態。
エイジングによって皮脂の分泌量が低下したり、季節の変わり目の環境の変化や体調の変化によって一時的に敏感肌になってしまう、いわゆる「ゆらぎ肌」になることもあります。
敏感肌さんの微調整のポイントは極力刺激を与えないことと、保湿で肌を守ってあげること。
乾燥肌さん同様バリア機能を立て直すための保湿ケアを中心としたスキンケアをしていきましょう。
・洗顔料を付けての洗顔は夜だけに
赤みやヒリヒリが気になるときは、洗顔料を使った洗顔は夜のみにして、朝はぬるま湯で優しく洗うだけにしましょう。肌を守る皮脂を落としすぎないことが肝心です。メイクも、洗浄力の強いクレンジングでしか落ちないメイクは控えて、石けん(洗顔料)だけで落ちる、肌に優しいものを選びましょう。
・乳液やオイルでしっかり保湿
乳液は多めに付けて水分が逃げないようにしっかりと保湿しましょう。ヒリヒリが気になるときはオイルやバームを薄く重ね付けして、肌を刺激から守ってあげることも大切です。日中は紫外線から肌を守るためのUVケアも忘れずに!
いかがでしたか?
同じアイテムでもちょっとした微調整で肌質に合わせたスキンケアをすることはいつでも可能です。
本日のアカデミーの内容を参考に、今日からでもすぐに微調整を始めてみて下さいね!
微調整があまり要らなくなってきたかも…?と思えてきたら、肌のバランスが整いはじめたしるし。これからも毎日の肌の変化、観察していきましょう♪
【参考文献】
皮膚科学と化粧品(福田,2001)
皮膚の洗浄に関する研究(藤重、市丸、野瀬,2003)
アトピー性皮膚炎と皮膚のバリア機能(田上,2005)
一丸ファルコス株式会社資料
※このコラムは2020年4月7日掲載のコラムを一部加筆したものです。
最終更新日:2021年7月8日
【アーカイブ】
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