肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2020.4.15

どうなってる?肌と常在菌の24時間

朝の肌、昼の肌、夕方の肌、寝る前の肌…

1日の間で肌の変化を感じることはありますか?

 

朝は肌がきめ細やかできれいに見えたのに、夕方にはいつの間にかベタついていたり、くすんで見えたり。

 

多くの方がなんとなく夕方に向けて下がり調子になっていくのを感じているかと思います。

 

実は私たちの肌の状態は1日24時間のあいだ、ずっと同じ状態でいられるわけではありません。

 

朝、昼、夕方、夜。
それぞれの時間帯の環境に合わせるように、肌はその働き方を変えていきます。

 

時間帯によって変化する肌の働き。

 

今回の育菌アカデミーでは、肌の常在菌の状態がどのように1日の間でどのように変化して、それが肌にどのような影響を与えているのかを時間帯ごとに掘り下げてまいります!

 

 

朝の肌と常在菌

 

 

朝の肌は、1日で一番きれいに見えるかも知れません。

 

夜の間は紫外線や肌の炎症を引き起こすような外的ストレスがないので、常在菌の乱れもなく、肌そのものが炎症を起こすことなく朝を迎えます。

 

また、同時に夜(就寝中)は肌のターンオーバーが活発に行われる時間帯。

環境が良く、肌の状態に問題がなければ、朝起きたての肌は赤みや色ムラがなく、きれいに見えるはずです。

 

ただ、一見清潔に見える朝の肌ですが、夜の間に行われた肌のターンオーバーによって、古い角質や皮脂が肌の上に残っている状態。

 

古い皮脂をそのままにしておくと、悪玉菌が好む環境になってしまいますので、洗顔をして酸化された皮脂を適切に洗い落として、美肌菌が好む環境に変えてあげましょう

 

 

昼の肌と常在菌

 

 

 

紫外線、乾燥、花粉、大気汚染… 昼の肌は、あらゆるダメージにさられて、最も過酷な環境に。

 

外からの刺激や紫外線などのダメージを受けてしまうと、肌を守るために皮膚を覆っていた皮脂が酸化して、美肌菌が働きにくい環境に変化してしまいます。

 

そんな日中の厳しい環境のもとでは、美肌菌は皮脂膜の中に潜り込み、自分が適応できる環境になるまで活動を控えています。

 

紫外線や刺激物から美肌菌を守るため、日中はできるだけ日焼け止めやSPF入りのベースメイクなどで肌を守るための対策をしましょう

 

 

夕方の肌と常在菌

 

 

夕方の肌は皮脂や汗によって、環境がさらに悪化してしまいます

 

ホコリなどの汚れや崩れた化粧が毛穴などに入り込んで黒ずみの原因になったり、毛穴が皮脂などで塞がるとアクネ菌の増殖にも繋がり、大人ニキビができてしまうことも。

 

このとき、肌に余計な負担をかけないようにするためにはできるだけ刺激の少ない化粧品を使用してあげることが大切になります。

 

シリコンやポリマーなど、肌の通気性を悪くして悪玉菌を増やしてしまうようなファンデーションやメイクアイテムの使用はできるだけ避けるようにしましょう。

 

 

夜の肌と常在菌

 

 

1日慌ただしく働いた肌ですが、お風呂に入り洗顔をして清潔になった肌に正しいスキンケアをすることで、肌の調子は再び整いはじめます。

 

翌日まで紫外線などの外的ストレスもなく過ごすことができるので、美肌菌が好む良質な汗や皮脂も分泌されて、美肌菌の活動も活発に。

 

お風呂上がりからの時間は特に、空調で空気を乾燥させないようにお部屋の環境を整えて、寝ている間も良い美肌菌環境をキープしてあげましょう

 

寝る前の美肌菌環境を整えることで、就寝中の再生力はぐんと高まります。

 

 

1日の時間帯ごとの肌の状態がイメージできると、タイミングに合わせて適切な対策やスキンケアができるようになるはずです。

 

24時間、美肌菌環境をしっかり整えて、毎朝健やかな肌に出会いましょう♪

 

 

 

【参考文献】
皮膚常在菌の皮膚状態に与える影響(末次、白石ら,1994)
酸化ストレスと皮膚-光老化から全身性強皮症まで-(小川、佐藤,2006)
マイクロバイオームとニキビ(冨田,2016)

 

 

【アーカイブ】

≫育菌アカデミー①「全ての肌トラブルは菌に通ず」

≫育菌アカデミー②「美肌菌にNGなスキンケア!」

≫育菌アカデミー③「肌質に合わせて!自分でできるスキンケア微調整のススメ」

 

 

 

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