2021.4.8
発散モードに切り替えて。春肌の安定感を高める4つのヒント
だんだんと暖かい日が増えてきました。皆さまは「発散モード」に切り替えられていますか?
木の芽が土から顔を出して、蕾の花弁が開いて。
春、植物は寒い時期に貯めたエネルギーを噴出させて成長します。
自然の一部である人間の場合も同じ。この季節になるとわたしたちも自然と「何かを始めたい」「体を動かしたい」といった衝動が芽生えるようになります。春という季節の過ごし方は、わたしたちのそんな自然な欲求を解き放ってあげること。
過ごしやすいはずの季節なのに、疲れがたまりやすい、免疫力が下がる、胃腸の働きが落ちる、身体が冷える、寝つきが悪くなる・・・ などの不調を感じていませんか?
発散したいエネルギーを抑えていると自律神経が乱れ、心にも、身体にも、そして結果的には肌にも不調をきたしてしまいます。
肌と深くリンクしている自律神経のバランスは、生活行動から整えていくのがおすすめです。
発散モードに切り替わった春の自然エネルギーと調和するために、無理なく日常に取り入れられる4つのヒントをご紹介します。
1.朝に太陽の光を浴びる
自律神経と密接な関係にある体内時計に働きかけるホルモン”メラトニン”。メラトニン分泌のメリハリが崩れて体内時計が乱れると、うつ状態に陥りやすいこともわかっています。
自律神経の調子を崩しやすい春は、朝の太陽光をより意識して浴びて体内時計をリセット。夜にしっかりメラトニンを分泌させて脳や体を休める習慣づけを。
2.歩く
一日の中に15~30分だけでも、歩く時間をつくりましょう。
おすすめなのは朝起きてから1時間以内です。身体を適度に動かし、リズミカルな振動を与えることで脳内物質のセロトニンが活性化し、自律神経のバランスを整えてくれることがわかっています。
また、機会があれば、散歩の合間に「アーシング」を取り入れるのもおすすめです。自然に触れることで、疲労感や冷えを助長するとされる静電気を体から解放してあげることができます。暖かい日には、公園や海辺で素足になって土や砂、草の上を歩いて、体に溜まった電気を発散させましょう。
3.ハトムギ茶で巡りを促す
温度や湿度の急な変化で自律神経のバランスが崩れると、体内の水分代謝が滞ってむくみを感じる人が増えます。解決策としては、運動などで汗をかき代謝を高めるほか、むくみ=漢方の世界で言う”水毒”に対して処方されるハトムギ茶も助けに。胃腸の働きを促して余分なものを排出、美肌づくりに必須のビタミンB群も摂れます。
4.体に春の気を入れる
食べ物で春の気を取り込むと、体の衣替えはよりスムーズになります。春キャベツ、新玉ねぎ、菜の花、ふきのとう、たけのこ・・・。たっぷり食べたい春野菜に含まれる苦味成分や香り成分は、腎臓のろ過機能を向上、新陳代謝を高めて老廃物の排出を助けてくれます。そのほか含まれるビタミンや酵素などを壊さないためにも、春野菜はサラダなど生食や発酵などの調理法で摂るのがおすすめです。
忙しく、環境の変化にストレスも溜まりがちなこの季節。
無理をせずに、体と心の声に耳を傾けて、「気持ちいい」と感じる選択をしてあげてくださいね。
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