肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2021.4.20

春になって肌がムズムズ…不愉快な痒みは何が原因?

 

 

個人的な悩みのように感じる方が多いのか、肌悩みとしてはあまり話題にならない症状、「痒み」。実は多くの方がこの季節に痒みを経験しています。

 

ものすごく痒いというわけではないけど、気がついたら顔や体のどこかに手がいって、ポリポリと掻いてしまう… そんな「なんだか痒いんです」のご相談の集まる春。

 

その原因には日本の春ならではの気候や、文化によるものがあります。

 

 

顔や頭皮が痒くなるのは?

 

まず第一に考えられるのは、「外的刺激」。

 

地域よって程度の差はありますが、花粉や黄砂、PM2.5が多く飛来する3~5月は、それら飛来物の刺激に肌が敏感に反応してしまう時期でもあります。特に外気に触れる顔や首、頭皮の痒みはこれら外的刺激によって引き起こされている場合が多いと考えられます。

 

 

 

頬や額など、カサついたところが痒みがでたり、メイクがうまく載らなくなったり、赤みが生じたり。

顔や頭皮に現れる症状は乾燥を伴うことが多く見られます。

 

気温や湿度も上がり、一見乾燥とは無縁そうな春ですが、長い冬の間の乾燥を引きずるこの季節の肌は、刺激から肌を守り潤いをキープするためのバリア機能が弱まっている状態。つまり外からの異物を弾き返す力も弱くなってしまいます。

 

「ゆらぎ肌」とも呼ばれる春の不安定な肌状態の中でも「痒み」として現れるものは、バリア機能の乱れと異物による刺激が引き金となっているところが大きいのです。

 

肌表面の水分量が減り、できてしまった肌バリアの隙間から異物の侵入を許してしまうと、それが花粉や大気汚染物質などのアレルゲンであれば肌はアレルギー反応を起こして、痒みや赤み、湿疹などの症状として現れてしまいます。

 

 

 

 

体のムズムズの原因は?

 

では、背中や腕など、体に現れる「痒み」はどうでしょうか。

 

普段服に隠れて「外的刺激」の当たることのほどんどない体の部位の痒みには、顔や頭皮とは少し異なる原因があるかもしれません。

 

その要因として考えられるものをいくつか挙げてみます。

 

 

・汗や皮脂によるかぶれ

徐々に気温と湿度が上がる3~4月。日中は暖かくても肌寒い日や時間帯もあるため、着込んで外出することも。暑さや汗を対策するモードになっていない春は、汗をかいても放置したままかぶれを引き起こしてしまうことがあります。

 

・寒暖差

寒暖差の大きい春。一日のうちに暖かいと寒いを繰り返すことで、蕁麻疹や湿疹を伴う通称「寒暖差アレルギー」を起こしやすくなります。「アレルギー」と付きますが、実はアレルゲンとは関係なく、短時間で寒さや熱さを繰り返し感じることで起きる自律神経の乱れが影響していると考えられます。

 

・ストレス

日本では春は一年の中でも生活環境が大きく変化する季節。年度が切り替わり、新生活をスタートさせる人も多い時期です。私たち人間に限らず、多くの生物にとって環境の変化はストレスの元。精神的な負担から自律神経を乱してしまい、代謝が低下したり、バリア機能とともに肌の調子を崩してしまうことにも繋がります。

 

 

 

毎年春でも肌の調子を乱すことなく生活できていた方が、もし「今年だけ」不調だと感じていたら、ぜひ環境の変化に目を向けてみてください。

 

HANA ORGANIC は、肌と心を「表裏一体」だと考えます。わたしの外で起こる出来事に反応して、喜んだり、悲しんだりする心の状態はそのまま肌に現れます。

 

不調と向き合うときは、肌と心が常に連動していることを思い出してくださいね。

 

 

 

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