肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2019.11.20

すいみんコラム#8 :「ナイトハーバルクリーム」開発秘話③HANAオーガニックが選んだ"良い眠り"を導く香りとは

食事や入浴方法、日々の運動など、これまでのコラムでも紹介したように、睡眠へのアプローチの仕方は様々です。
ホリスティックな観点からみれば、穏やかな睡眠にとって最も大切なこととは自律神経を整え、副交感神経優位な状態へと自らを導くこと。
睡眠へのアプローチを考える中で、HANAオーガニックはこの観点からのアプローチを大切にすることにしました。
そこで、着目したのが「香り」によるアプローチ。
鼻腔から直接、脳の視床下部、自律神経に働きかけ副交感神経優位の状態へと促す香りの力で、この冬にこそ「もっと良い睡眠」をお届けしたいと考えたのです。

睡眠へ「香り」でアプローチを


その中心となる香りとして選ばれたのは、HANAオーガニックのこだわりである「ダマスクローズ」と、「ラベンダー」「ゼラニウム」「シダーウッド」などの”副交感神経優位に働きかける作用”のある香り。清潔感のある「ラベンダー」は鎮静と安静をもたらすとして有名です。また、爽やかでフローラルな香りの「ゼラニウム」は女性バランスを整えて心身の緊張をとることを助けるとされます。森林の中にいるような静謐な香りの「シダーウッド」も、深く穏やかな睡眠をもたらすとして古くより重宝されるものです。
これらの精油をメインとして香りの試作が重ねられました。

眠りの状態によって好む香りが異なる?


それぞれの精油の調合量のわずかな差異で仕上がりに変化がでる香り。
そして、さらにHANAオーガニックらしく奥深い香りを求めてスタッフたちは調合のたびに意見を出し合い、また調合を…と試作を続けました。
そのなかで気が付いたのは、睡眠に悩みのあるスタッフと、悩みのないスタッフで香りの好みが分かれるということ。
毎回の試作についての意見を出し合う中で、睡眠に悩みのあるグループが選ぶものと、睡眠に悩みのないグループが選ぶものとが異なっていたのです。

睡眠に悩みのあるスタッフのグループが選んだのは、清潔感、清涼感のある香り。
森林のような静謐さを感じる香りを好む傾向にありました。
また一方、睡眠に悩みのないグループが好んだのものはより甘く、フルーティーな要素を含んだ香りです。
毎回、二つに分かれる感想に「睡眠の状態により好む香りが異なるせい?」という驚きや発見が生まれたりもしたのですが、今回のテーマは「もっと良い睡眠を」。
誰にとっても良い香りであることはもちろん、さらに「良い眠り」を求める方への助けとなることを考え、睡眠に悩みのあるスタッフがより心地よく、穏やかに眠れると感じた香りを選択、「ナイトハーバルクリーム」に採用されることとなりました。

夜の森の中、瑞々しく咲く花をイメージ


ちなみに、私こえだこそその不眠気味のスタッフのひとり。
私は今回のこの香りに、ピンと張りつめた空気、気持ちがよい朝です冬の静かな夜、森の中にほのかに優しく漂う瑞々しい小さな花を想いました。
森林を思い起こさせるシダーウッドに加え、冬の凛とした空気を感じるのはクラリセージ。
また、ベースとなるダマスクローズとラベンダー、ゼラニウムにフランキンセンスをブレンドしたことで、瑞々しい花のイメージが生まれたのです。
この静かで優しい香りによって心身がリラックスし、副交感神経優位の状態をもたらし、穏やかな眠りへ促されていくのを感じます。

冬は日照時間が短いため、視神経から光を取り入れることができず、メラトニンの生成が抑制されてしまい、長い時間眠ったはずなのに浅い眠りになってしまうことも。
浅くなりがちな冬の眠りのときを、心安らぐ穏やかな香りと共にゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

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