2024.6.21
薬剤ストレスと髪ダメージを緩和する7つのポイント
紫外線や大気汚染などの生活環境によって引き起こされる頭皮ストレスとは別に、年齢を重ねるにつれ深刻になってくるのが、白髪染めによる薬剤ストレス。
今回は 頭皮ストレスを減らす「洗いすぎないさじ加減」7つのポイント に続いて、ヘアカラーやパーマによる薬剤ストレスを緩和するための4つポイントと、髪ダメージを減らすために普段から気をつけたいケアのポイント3つをご紹介します。
ヘアカラーやパーマの施術前後にできること
白髪染めなどのヘアカラーやパーマといったケミカルな施術は、ヘアサロンで行う場合は施術の前にも後にもシャンプーをする場合がほとんど。
そのため、サロンに行く前日はシャンプーを控えた方が頭皮へのダメージをわずかながらも減らせます。
また、自宅でヘアカラーを行う時は、説明書にある通りの手順や時間をきちんと守ることが大切。しっかり染めたいからと既定の時間より長く置いたりすると、頭皮への負担が限界を超えて激しい炎症を招いてしまうことも。
薬剤の刺激がダブルになる、ヘアカラーとパーマの同時施術も避けるのが賢明です。
また、生理前や生理中、体調がすぐれないと感じる日などは、頭皮への薬剤ストレスがより大きくなるため施術を避けましょう。
薬剤ストレスを緩和する4つのポイント
1.頭皮の皮脂を取りすぎないようヘアカラー前日はシャンプーを控える。
2.自宅で染めるときは説明書きの時間、手順を厳守し時間をかけてすすぐ。
3.生理中、睡眠不足、体調がすぐれない時はヘアカラーやパーマを控える。
4.ヘアカラーとパーマ、頭皮と髪への負担が大きい施術を同時にしない。
髪のダメージ度合いは扱い方で大きく変わる
「髪が傷む」とは、表面を追っているキューティクルがめくれ、内部の潤いが逃げてパサついたり、ゴワついた状態のこと。
キューティクルは熱や刺激に弱く、濡れるとうろこ状の重なりが開きます。濡れたまま摩擦しない、乾いているときもウロコ状の構造がめくれないよう、ブラシの方向などに気をつけましょう。
髪のダメージを減らす3つのポイント
1.髪が濡れた状態で寝たり、ブラッシングなどをして摩擦をかけない。
髪の毛が濡れた状態で寝てしまったりブラッシングすると、摩擦でキューティクルが剥がれ髪の傷み、パサつきの原因になります。また、頭皮が濡れた状態が続くと、雑菌が繁殖して臭いや頭皮トラブルの原因になることも。ドライヤーを上手に使って、髪と頭皮が濡れた状態から抜け出しましょう。
ドライヤーを使用するときのポイントは以下の記事からご覧いただけます。
≫「うねる、広がる、まとまらない.. ドライヤーで「乾かす」梅雨の湿気対策」
2.ブラッシングは、毛先→髪の中間部から→頭頂部から、の順で梳かす。
根元から梳かそうとすると、毛先で絡まったり引っかかったりしやすくなり、キューティクルを傷つけてしまいます。最初は必ず毛先のからまっている部分から優しくブラッシングし、毛先のからみを丁寧にときましょう。
3.髪の耐熱温度は150℃なので、ヘアアイロンなどの温度に気をつける。
ドライヤーで乾かし、キューティクルが閉じた状態に髪に使用します。一度に何度も繰り返しアイロンを当てたり、長く当て続けるのもダメージの原因なので、150℃前後の温度で時間をかけずに行いましょう。
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