肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2019.11.21

大人の女性に広がるウィッグ。「白髪」を隠すためではなく、アクセサリーを着けるように<後編>

▼白髪を隠す、のではなくただカジュアルにウィッグを着ることを楽しむように

 

―白髪隠しというと、白髪用のコンシーラーなどを使っている方も多いですよね、最近は商品もドラッグストアなんかでも多く種類が販売されていますし。

 

先日お会いしたお客様が「私は今”ふりかけ”をしていて…」と仰るんです。いわゆる、白髪部分に染料粉を”ふりかけ”て、もちろん頭皮にもその染料粉はついてしまうわけですが、雨や汗で落ちないようにその仕上げとして防水スプレーをかけるんだそうです。そうすると、たしかに落ちないけど、もちろん頭皮からも落ちない!洗髪で落とすのが大変、と。それでそのお客様は防水スプレーをしないんだけども、それで夜にシャワー浴びると染料が顔にダラーっと落ちてきて複雑な気持ちになるそうで…。

 

そんな思いをせず、「白髪を隠してるんだ」ではなく「髪にアクセサリーをつけているんだ」くらいの気軽な感じで使ってほしいですね。カジュアルに選んでつけるようなイメージで。

 

実際、最初は「悩みごと」「困りごと」で一つ購入された方が、そのあとお着物に合わせて、だとか、ラフな服装に合わせて、と10個くらいお持ちになることもあります。

 

―確かに、隠す、としてつけるよりも、服装に合わせて気軽につけることができれば、自分自身の白髪に対しての気持ちも変わってきますね。日々外に出るのが楽しくなりそう。私も欲しくなってきました…(笑)!

 

そういえば、お孫さんと娘さんから還暦のプレゼントに、と購入される方もいますね。このウィッグを開発するにあたってのこだわりの部分でもあるのですが、人毛100%です。ですので、カラーもパーマもできます。たとえば、くせ毛の人は、そのくせに合わせたパーマをかけたり。人毛であることの利点はマットな仕上がりになるので、ナイロンのような違和感のある光の反射をしないことですね。だから自毛と混ざってもとても自然です。

 

朝、忙しくて仕事に遅れそうだっていうときも、パパっとつけていつものように髪をゴムなんかで括っても、どこからが自毛かわからないと思います。おくれ毛、遊び毛なんかも自然に作ることができますよ。人毛100%だからできることですね。

 

私たちは美容師ですから、美容師の目線で見るお客様の頭頂部の状態や、頭皮のリアル感にもこだわっていて、頭皮にあたる部分の生地もどこから髪をかき上げても自然であることに重点を置いて選んでいます。

 

 

そして、軽いことにも注目してほしいです。Sサイズのもので24gです。白髪隠しにニット帽をかぶっていたりする方もいますが、ニット帽がおおよそ60g。もし、ニット帽をとっても大丈夫なようにその下にウィッグをつけていたりすると100gもあります。それなら帽子なんか被らずに、このヘアドレだけで快適に過ごしてほしいですね。

 

この軽さもあって、違和感なく着けていただけるので、ファーストウィッグにもおススメですよ。決まりきったウィッグの形があるわけではなく、このウィッグをそれぞれのヘアスタイルに合わせてカットしていくので、どなたにも似合うものになります。

 

―還暦のプレゼントとは素敵ですね!ファーストウィッグですが、私たちが以前に話し合う中で想像した女性の気持ちの中に、ウィッグをつけるというのは自分の髪が、ひいては女性らしさが足りなくなった、ということを認めてしまう儀式になるのではないか、ファーストウィッグのハードルは精神的にかなり高いものなんじゃないか、と言うのがあったんですね。 だけど、お孫さんや娘さんからのプレゼントだと、背中を押されたような気持になるのかな、ハードルが低くなるのかなと思いました。

 

ご家族など身内の方が、いちばん白髪やその白髪のジレンマを抱えた状態に気が付くのではないかと思います。よくあるのは、姉妹やお母さんがいつも白髪を探して、気にしている部分にヘアカラーを繰り返して対処しているのを見て、だけどまわりと比べてみたときに「そんなに真っ黒なひといないよ」とか「なんだかそのカラー、違和感がある」だとか。本人はなんとか隠そうとするんですが、それにばかり目がいって、本来の自然な美しさや”らしさ”を見失ってしまうんですね。そういうのって、身内が一番正直に言えますよね。かといって、白髪になったらなったで「一気に老けたな」と感じるので、本人もそのせめぎあいで悩んでいる中、娘さんからの「ウィッグという方法があるんじゃない?」という提案は効くと思います。

 

―店頭のディスプレイも、一般的に想像するウィッグ屋さんとは違って…壁にラフにウィッグが均一に並べられて、なんというか、眼鏡屋さんのようですね。

 

 

その通りです。一般的なウィッグの専門店だと、マネキンにウィッグをかぶせたような状態で置かれるのが多いと思うのですが、わたしたちはもっと気軽にウィッグをつけてほしい。まさに眼鏡を気軽にフィッティングするような感じで選んでほしくって、今回のポップアップショップもこのようなディスプレイにしました。

 

―白髪を隠す、というお悩みを、むしろそのことを気軽に楽しむようになることで「ヘアドレ」のコンセプト通り「ずっとオンナを楽しもう」が広く実現されることをわたしたちも願います。

 

本日は、どうもありがとうございました!

 

福岡天神地区に設置のポップアップショップは来年3月まで。

 

店頭では開発を担当された美容師の小西さん、奥様で同じくヘアドレ開発者の葉さんなど、ヘアドレスタッフが親身になってフィッティングを助けてくださいます。

 

実はこの取材中、私たちのそばを通りがかった、葉さんに挨拶をされた黒髪のお客様がいらっしゃいましたが…なんとその方はヘアドレをつけていたそう!まったく気が付かず、後で聞いて驚いたものです! そのままヘアドレを着て帰って付け心地を感じながら、後日スタイリングを調整することも可能とのこと。

 

ヘアドレは価格も魅力です。
ヘアドレ/S(ショート)¥29,000〜
一番人気のヘアカラー済みヘアドレ/Sは¥36,000

 

ぜひ、この機会に楽しんでアクセサリーのように着けるウィッグを試してみませんか。

 

 

 

 

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