2019.8.30
あなたはどれ? “頭皮のタイプ”と汚れの状態
肌のタイプは人それぞれ。
「私は乾燥肌だから肌が荒れて…」「私はオイリー肌でニキビが…」とはよく話されることですが、『私の頭皮は乾燥肌で…』という会話をすることはあるでしょうか?実は、肌と同じように頭皮にも「乾燥肌」「脂性肌」のようなタイプがあるのです。そして、やはり肌と同じく頭皮のタイプ別にトラブルや汚れが異なります。
どのようなものがあるのか、代表的なものを挙げてみましょう。
▼頭皮のタイプにはどんなものがある?
肌と同じように、頭皮にはいろいろな状態(タイプ)があります。代表的なものを挙げてみましょう。
①健康な頭皮
頭皮が全体に荒れた状態でなく透明感のある青白い色をしています。 毛穴もきれいな状態で適度な皮脂量で覆われています。
②乾燥した頭皮
頭皮が全体にかさついた状態で皮脂量が足りず、乾燥した細かいフケが見られることがあり、中にはめくれあがっているところがあります。 皮脂は皮表膜を形成する重要な成分ですが、これが少ないため皮膜形成ができず頭皮が乾燥し、刺激物の影響を受けやすくなります。
③皮脂の多い頭皮
皮脂は脂腺で作られ、毛穴から頭皮に分泌されますが、量が多いと頭皮がべたつい た状態になり頭皮の毛穴に皮脂がたまり、毛穴を詰まらせていることがあります。頭皮を指でさわるとべたつきを感じます。
④敏感な頭皮
頭皮に赤味が多くみられ、中には炎症を起こしていたり、荒れた状態がみられます。赤味の原因としては、皮脂の老廃物や化学物質による刺激などがあります。
▼頭皮の汚れとは?
頭皮は毛髪に覆われ皮脂、フケがあり、また外気にさらされているため、土ぼこりや臭い(たばこ、食べ物など)がつきます。また、頭皮表面の皮脂は汗と混じり、皮脂膜を形成して頭皮を保護していますが、フケ、ほこりなどが付着することによって頭皮が汚れます。
このように汚れた頭皮を清潔·すこやかに保つために、汚れの度合いにあったシャンプーを選ぶ必要があり、十分にすすぐことがとても大切です。すすぎが不足していると洗浄成分が頭皮に残り刺激を与えたり、かゆみの原因となるのです。しかし、汚れを落とすためのシャンプーを選ぶときにも、自らの頭皮の状態・汚れの状態ににあったものを選ばなければ、頭皮を清潔に保つことができないどころか、ダメージを与えることにもなりかねません 。
まずは自らの頭皮タイプ、汚れの状態を知る必要があります。
顔のスキンケアでも自らの肌タイプを知ることが、最も効果的なアイテムとケアを選ぶためにも実践するためにも必要なこと。自らの髪と頭皮を慈しみ育むための第一歩として、まずは自分の頭皮の個性を知ることが大切です。
▼まとめ
- 健康な頭皮タイプの他に乾燥した頭皮、皮脂の多い頭皮、敏感な頭皮の4タイプがある
- 頭皮を健やかに保つためには自分の頭皮に合ったシャンプーを使用し十分にすすぐことが大切
- 自分の頭皮タイプを把握し、汚れの状態をチェックする習慣をつける
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