2013.10.28
赤み、ヒリヒリ、秋は肌荒れ注意報!秘訣は「油」を飲む!?
女性にとって最もストレスフルな“肌荒れ”。10月は要注意。
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みなさまこんにちは。ホリスティック美容家の林田です。
10月に入ってここ最近は急に秋らしくなってきましたね。
身体のスイッチが切り替わる「気温20度」を1日のうちに
何度も上がったり下がったりするこの季節は、
春同様、一年の中で一番肌荒れが起こりやすい季節です。
プツプツと口まわりに吹き出物ができたり、
目の周りがひりひりしたり、気が付いたらお出かけ間際になって、
ファンデーションが合わずに顔が真っ赤に!なんてことが、誰にでも起こりがち。
肌荒れは女性にとっては「もう外に一歩も出たくない」、
と思うくらいストレスフルなもの。
転ばぬ先の杖、秋の急な肌トラブルの対処法をホリスティックな観点から知っておきましょう。
プツプツ、ヒリヒリ、赤み、肌荒れの原因は、自律神経?
秋と春に肌荒れが起こりやすい原因。その一つが自律神経の影響です。
自律神経は体をゆるめる副交感神経と、
緊張させる交感神経2つの神経から成り立っていて、
皮脂分泌や肌の再生、修復すべてを司っています。
この2つの神経のバランスは季節によって変わり、
夏の副交感神経優位のリラックス状態から、
冬の交感神経優位の全身を緊張させて
熱を生み出す状態へシフトする秋は、いろんな機能が混乱しがち。
体内が炎症を起こしやすい状態になっていて、
ちょっとした刺激に対しても、かゆみ、赤み、湿疹となって現れてしまうのです。
炎症というのは本来は外敵を攻撃するために
身体が起している免疫反応なのですが、
食事やストレス、自律神経の乱れなどにより過剰な状態になってしまうと、
免疫系が自らの細胞自体を攻撃するようになってしまいます。
そのため、お肌でいえば、なかなか赤みが引かなかったり、
腫れが続く状態を引き起こすことに。
またこういう時はよくよく体を観察してみると、
口内炎を起しやすくなっていたり背中にニキビができやすくなっていたり、
お肌以外にも症状が出やすくなっているはずです。
肌荒れの対策は、油の選び方。
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では対策は…?
お肌に刺激のあるものを塗らない、睡眠や食生活などを改善する、
というのはもちろんなのですが、
自律神経の乱れからくる厄介な炎症、肌荒れを抑えるのに、
とても効果的なのが実は、油の種類に気を付けること。
私たちが普段何気に口にしている油には
いくつも種類があって、その中には、実は 「炎症を起こす材料となる油」と、
「炎症を抑える材料となる油」があります。
最近話題となっているオメガ3系脂肪酸、オメガ6系脂肪酸。
聞いたことありますか?
これは油の中でも多価不飽和脂肪酸というものの種類なのですが、
オメガ6=炎症を起こす材料となる油、
オメガ3=炎症を抑える材料となる油、と、覚えてください。
この2つの種類の油が、体内でホルモン様の働きをして炎症を増大させたり、
減少させたりすることが最近の研究で明らかになってきています。
ですから。「今まさに、全身炎症状態~、この赤み、腫れを何とかしてほしい~!」
というときにはオメガ6を抑えて、オメガ3をたっぷりとることをお勧めします。
オメガ3=魚油やエゴマ、アマニ、シソ油などに多く含まれます。
オメガ6=通常使われるサラダ油、マヨネーズなどに多く含まれます。
通常はこの2つのバランスが大切で、
オメガ3:オメガ6=1:2くらいがバランスが良いようです。
でも現代の食生活では、1:20など、極端なオメガ6過剰状態になっている場合が多いのです。
この油を選ぶというホリスティックケア、本当に効果テキメンです。
私は冷蔵庫にいつもオメガ3系オイルを入れていて吹き出物が出やすくなったり、
口内炎ができたらすぐに大さじ一杯、飲むようにしています。
え!?油を飲むの?と思う方もいるかもしれませんが、
オメガ3系オイルはサラっとしていて飲みやすいですし、
何よりも血中の脂質濃度を下げ、ダイエットにも良い油です。
これを繰り返していると、肌荒れが起こる前になんとか食い止めることができるようになります。
オメガ3系は酸化しやすいのが特徴ですから、
冷蔵庫保管、加熱せずに摂ることを気を付けてくださいね。
秋の転ばぬ先の杖、肌荒れだけでなく
全身の体調も良くなりますから、ぜひお試しください!
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