肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2014.4.9

新しい視点から、自分のメイクを見直してみましょう!

すっぴんブームは、呪縛から解き放たれた証拠!?

みなさま、こんにちは!ホリスティックビューティー担当、林田七恵です。

急に暖かくなって、春爛漫、ですね。

新入社員や新入生たちが街にあふれみずみずしい空気に満ちてくる4月。

何か私たちも新しいことを始めたり、

いつも何気なくしていることを新しい視点から見直してみたくなる季節でもありますよね。

そんな春に、今日はメイクのお話、

メイクとはそもそも何なのかというちょっと変わった視点からのお話をしてみたいと思います。

みなさん、ファンデーションやメイク、普段どんなことを感じて化粧をしていますか?

holysticimage013
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最近ではすっぴんの人やメイクをあまりしたくない人が増えてきました。

肌に悪いことをしたくない、作りすぎる感じが嫌い、自然体でいたい。

特にヨガをしている方などはすっぴん派の方が多いですよね。

オーガニックコスメの登場で更にナチュラルメイクの需要は高まり、

BBクリームよりもより薄付きで美容効果の高いCCクリームなども話題になっています。

 

何かを隠そうとせず、自分の素顔を愛してできる限り薄付きのメイクを、という傾向は、

心理学的にも、ホリスティックビューティーの観点からも自己承認度が高まる方向にありますから、

とても良い傾向なのだと思います。

 

でも、まだまだ「素顔では外に出るのは恥ずかしい」

「流行のメイクがちゃんとできているかどうか不安」という

メイクにまつわる不安が大きいのも事実。

この不安はいったいどこからくるのでしょうか。

 

実は私たちが今感じている美しさの大部分は、

マスメディアによってつくられたもの。

1970年代から雑誌、TVとメディアが発達し、

ステレオタイプの「美しさ」が女性たちの中に刷り込まれていきました。

それは主にはメイク用品を大量生産し、

大量販売をしたいメーカーのマーケティングによるものでした。

一律の美が基準になれば、

それに対してもちろんそれぞれに顔に個性がありますからギャップが生じますよね。

そのギャップを埋めるためにはメイクをしましょう、という形で仕掛けられました。

目が大きい方が美しい。

だから、目が小さい人はアイラインを。

鼻が高い方が美しい。だから、鼻が低い人はノーズシャドーを。

肌は白い方が美しい。だから、白くない人はファンデーションを。

そうすることで製品販売へとつなげていったという歴史があります。

 

そう考えたときに最近女性たちがすっぴんを支持しだしたのは、

この呪縛が解けてきたから、なのではないかと思います。

やっと等身大の自分の美しさを承認し、

愛せる環境が生まれてきたのですからとても望ましいことですよね。

 

 

千年も前から人間はメイクをしてきました。

 

そこで。もう一歩進んで考えてみましょう。

そもそも、化粧とはなんなのでしょうか。

 

実は1970年代以降の化粧品会社のマーケティング呪縛から解かれて

もう一度化粧を見つめなおしてみると、新しい視点が見えてきます。

 

実はメイクは有史以来、人間が生まれたと同時に行われてきた

社会的動物である人間に欠かせない伝承的な行為だったということがわかります。

 

つまり歴史的に見ればすっぴんであることの方が不自然なんですね。

化粧は人間が社会的な動物であるが所以、いってもいいほど。

どの民族でも、どの時代でも、それから現代以前は男女ともにメイクをすることの方が自然だったのです。

 

もっとも古いのは呪術的なメイク。

目や口、鼻などの穴から悪魔が入ってこないように、

また神とつながれるように赤い塗料を塗ったのが始まりとされています。

目、口、鼻、耳、指先などの感覚器に色を染め神とつながることを試みていたんですね。

色、というのは光の波長ですから色にも古代人ならではの感覚で何かの意味を察していたのかと思います。

 

今考えると、これが私たちのポイントメイクや装飾の基本になっていることがわかります。

アイシャドー、口紅、イヤリング、マニュキュア。

鼻だけはないですが、香水が代わりになったのかもしれません。

 

そう考えると、春先に何か新しいメイクにチャレンジしたいと思った時には、

雑誌や店頭に並ぶ新色も良いですが、

自分の内なる声に耳を傾けてみて、私は今、どんな色を身に着けたいのかなと

インスピレーションで選ぶのも良いかもしれません。

 

目元、口元は皮膚が薄く色素沈着が起こりやすいところでもあります。

合成色素や合成界面活性剤が無添加のもの、

またオーガニック処方などの肌に優しいメイク製品で、

春の新しい自分を楽しんでみてください!

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