肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2022.8.18

「栄養」と「排泄」、肌の奥で起きていること。【一生使える肌知識(後編)】

 

 

≫スタッフ研修の内容を公開。「一生使える肌知識」(前編)

 

真皮で起きていること:コラーゲンと弾力

私たちの肌の表皮は本当に薄い皮ですが、その下には真皮があります。ここに私たちがよく耳にするコラーゲンネットが張り巡らされていて、線維芽細胞というコラーゲン繊維を作る目となる細胞が生きています。

 

コラーゲンはタンパク質で出来ているので、やはり古くなると硬くなっていきます。分解酵素が出て古くなったコラーゲンはなくなり、また新しいコラーゲンを作り出すという代謝が行われています。

 

これらが元気なうちは、いつもピンとした弾力があります。年齢とともにコラーゲンを作る力は衰えてきますが、同じ年齢の肌でも腕の内側の肌は程よい肌ハリと細やかなキメがあり、すべすべしていて、理想的な肌のままです。

 

これはなぜでしょうか。

 

顔は、腕の内側と違って、紫外線や刺激など様々な影響で細胞の健やかさが失われやすい場所です。

 

肌の奥にある肌細胞と、真皮の中にあるコラーゲン細胞の2種類が元気であれば、肌はいつも綺麗でいられるはず。だから、化粧品も、選び方を間違えると細胞にダメージを与えてしまったり、ストレスや食べ物、睡眠などの生活習慣も、細胞たちが元気でいられるような選択をすることが大切です。

 

 

 

 

真皮で起きていること:栄養・排泄

細胞が元気でいられるためには、何をすればよいでしょうか。

 

実は自分自身の健康や、ペットの健康を考えるときと同じ。もちろん栄養や睡眠もありますが、もう一つ大切なことは、排泄です。栄養を取り込んだ後は、それを対処した排泄物をしっかり出すということが欠かせません。

 

細胞たちもちゃんと老廃物をため込まずに出すことができて、新しい栄養を取り込むことができれば、元気なままでいられるのです。

 

そして、この細胞に栄養を届けて排泄物を持ち出してくれるのが、赤血球の役割です。

 

 

 

 

赤血球は、毛細血管の中で酸素と栄養を運んで細胞に受け渡した後に、今度は二酸化炭素と不要なもの、老廃物を持っていってくれる運び屋さんです。

 

つまり、赤血球が元気であればあるほど、この2種類の細胞たちは健康で若々しくいられるのです。

 

そのため、身体の末端に張り巡らされた毛細血管の血流が良い状態かどうか、ここが実は美容の一番大事なポイントです。

 

末端冷え性で手足が冷たいという方は気をつけてください。手足と肌というのは同じ末端ですよね。末端に十分に血流がいってないということは、肌にも栄養不足、もしくは老廃物の排出不足が起こっているかもしれません。

 

頭皮でいうと、毛母細胞がなかなか栄養をもらえずに髪が育っていないかもしれない。だから血流を高めることが大事です。

 

 

 

 

真皮で起きていること:血流と自律神経

では毛細血管の血流はどうしたら高まるのでしょうか。

 

毛細血管の血流を良くするための大事なキーワード、それは自律神経です。

 

自律神経は、私たちの脳の古脳と呼ばれる視床下部という場所から出ている電線のようなものです。オン・オフ、またはアクセル・ブレーキのように、体を「働かせる」交感神経と言われているものと、「休みましょう」「緩めましょう」という副交感神経というものが電線のように、血管にも張り巡らされています。

 

交感神経が優位になると血管を締め上げて、血流をわざと行き渡らないようにします。そうすることによって太い血管にエネルギーを溜めて瞬発力が生まれるわけです。副交感神経が優位になると今度はその血管をフワッと緩め始めて毛細血管にまで血流がいくようになります。

 

そうすると手足もポカポカと温まり、代謝が行われるようになります。そして消化器では消化液が出るようになって消化が促進されたりと、体が休息そして再生のためのモードに切り替わるのです。

 

このときに、肌が生まれ変わります。

 

副交感神経が優位になって、毛細血管に血流が行き渡るようになって、そして大事な肌細胞とコラーゲン細胞が栄養を得て、要らないものを渡しながら、分裂を繰り返すことで肌が新しく生まれ変わる、というプロセスになります。

 

このプロセスが活発に行われるのが、夜なのです。寝る子は育つとよく言ったもので、睡眠中に副交感神経が同じメカニズムで骨などの再生を促します。

 

 

 

 

お肌も髪の毛も一緒です。私達にとって大事なのは、結局は寝ることと副交感神経を優位にすること。これが実はお肌のためにすごく大事なものになってきます。

 

そうしてたった2つの細胞が元気でいれば、肌は色々な潤い成分を塗らなくても健やかであることができます。

 

 

ただ、健やかな肌でいるために気をつけたいのが炎症です。

 

色々な異物が原因で炎症が起こると、身体は異物を敵とみなして臨戦態勢になり、日常の活動を止めてしまいます。例えば、細胞が分裂する際にセラミドなどの潤い物質をつくる活動に必要な酵素の働きが止まってしまうことがわかっています。

 

炎症が起こってる肌というのは、残念ながら細胞分裂の際の細胞液が潤い成分になっていないのです。

 

潤い成分にならなかった細胞液は、すぐに蒸発してしまったり、異物に変わってしまって、余計に炎症を招いてしまったりして肌のメカニズムが壊れていってしまいます。そうして、インナードライとよばれる、保湿剤を塗っても塗っても内側がスカスカするような乾燥が止まらない状態になってしまいます。

 

細胞を元気にするとともに、お肌に炎症が起こらないように紫外線や化粧品などの刺激、そしてストレスには十分に注意をしましょう。

 

 

 

栄養と排泄、そのための血流。これらは美容にとってももちろんですが、健康にとっても大切です。スキンケアは一手段でしかありません。

 

心配事があれば、ダマスクばら水を試してみてください。

 

ダマスクばら自体に保湿効果があることはもちろんですが、その素晴らしい力は香りにあります。それが、HANA ORGANIC が、純粋なダマスクばら水である HANA ORGANIC ウォーター にこだわった理由です。

 

 


 

 

ストレスによっていろんな機能に炎症が起こりやすくなったり自律神経が乱れると、細胞の分裂・再生に悪影響を与えてしまいます。

 

何か塗るよりも香りをたっぷり嗅いで、本当に心からほぐれていただいて、ぐっすり眠ること。心配ごと・ストレスが一切なくなることってなかなかありませんよね。だからこそ、その瞬間の安らぎが大切です。

 

HANA ORGANIC ではその瞬間を”euphoria(ユーフォリア)”と呼びます。多幸感とも訳せます。ダマスクばらの香り、そしてダマスクばらを浴びることにはどんな環境下にあっても幸せに満ちることができる、自分になれるという効果があります。

 

 

そういった、肌だけでなく心に効くものをうまく取り入れながら、細胞を、自分自身を満たしてあげてください。

 

一生使える肌知識。みなさんのいつも側にいる「わたし」の肌をどんな時も信じて、大事にケアすることできますように。

 

 

 

 

 

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