2022.11.2
季節を纏う。ザ パレットで作る秋カラー。
空気が冷たくなり、木々が紅や黄色に色づき始めると、なんとなく手に取る服や小物の色の好みがいつの間にか変わっていることに気が付きます。
「季節に合わせて色を選ぶ」。流行りに関係なく、私たちは季節を五感で味わい、それを真似て身にまとい、表現をするという遊びを昔から楽しんできました。
自然が鮮やかに色づく秋は、まさに色遊びを楽しむ季節。
今回はマルチカラーパレット「ザ パレット」を使って、簡単に作れてぐっと季節感をアップしてくれる、秋にぴったりなカラーの作り方についてご紹介します。
ワインのように、深みのある赤を作る。
すべての色の元となる色の3原色を、古来から日本で使われ日本人の肌になじみやすい赤(紅殻)、青(群青)、黄(黄土)で表現した「マザーカラー」に白を加えた ザ パレット。そのまま載せても美しく鮮やかな色が楽しめますが、混ぜ合わせれば様々な自然なアースカラーが作れて、肌なじみ良く彩ってくれます。
特に赤(紅殻)は、日本人の肌になじみやすい少し黄味の入った色味なので、単色で使用しても紅葉したような鮮やかな秋色に。
そんな赤に深みを与えてくれるのが、青(群青)。赤に対して、2:1程度の割合で青を加え、手の甲またはパレットの上で混ぜ合わせると、深みのある赤紫色、ボルドーの色味に変化していきます。
これを赤と青で1:1に混ぜ合わせると、より暗い色味、レッドブラウンが出来上がります。
更に、青の比率を高めていくと、より青みがかった、暗いブラウンに。
赤×青のたった二色のバランスを変えていくことで、目元・頬・口元に共通で使える秋色が完成します。
この秋色を締め色にしてグラデーションを作ると、ぐっと秋らしい、温もり感のある目元に。
リップには、シアを加えて潤いと艶やかさをプラスしても素敵です。
また、作ったレッド・ブラウンは、アイブロウマスカラにもなります。アイブロウ用のスクリューブラシ(マスカラのブラシのような形状のもの)に作った色をなじませて、そのまま優しく眉に載せていくだけ。毛流れに逆らってブラッシングすると、眉毛一本一本に自然に色をつけることができます。
メイクの印象がきっちりしがちな秋冬は、自眉を生かして存在感を軽やかに。眉の色を変えるだけでも、顔の印象が簡単に変えられます。
色は、少量ずつ取って、少しずつ混ぜ合わせていくと失敗しにくくなります。
薄かったな、ちょっと違うな、と思えば肌の上で色を足してあげることもできます。
ぜひその日の気分に合わせて、「あ、この色」と思うものを瞼や頬、唇の上に載せてみて。
季節の変化を取り入れた色遊びを、ザ パレットで自由に楽しんでみてください。
ベースメイクからポイントメイクまで、パレットを使ったメイクの基本編から応用編までの色の作り方・使い方はこちらでご覧いただけます。
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