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2024.10.18

寒暖差が大きすぎる今秋。どう養生すればいい?

 

今年の夏も記録的猛暑で、気温35度を超える日が続いた日本。
さらに真夏から一気に晩秋とも思える気温に変化している今日この頃。35度から10度以上気温が下がる急激な変化に身体や肌がついていけずに、さまさまな不調を抱えている人も多いのではないでしょうか。

 

今回は寒暖差が大きすぎる今年の秋に、どうホリスティックケアを取り入れて養生していけばよいかをお伝えします。

 

 

1,気温差が自律神経の乱れを招く

 

私たちの体内のバランスを整えている自律神経
寒さや暑さに対して発汗や血圧などをコントロールして、身体が適応するように働いています。

 

気温が高い春・夏は副交感神経が優位となり、汗をかきやすく血行もよい状態を保ちます。
そして気温が下がって秋・冬になっていくと交感神経が優位となっていき、熱が奪われないように血管を収縮させたり心臓の動きを早めて熱を作り出したりします。

 

こうした副交感神経優位・交感神経優位の交代は気温によって切り替わります。
ところが今年のように連日続いた高温から、一気に低温になり、さらにまた高温に戻って…と不規則に温度差の激しい状態が続くと、どちらを優位にすればよいかがわからず、自律神経が乱れる状態に陥ります。

 

それが症状となり、頭痛、めまい、不眠、日中の異常なほどの眠気、イライラ、気分の落ち込みなどの不調としてあらわれてきます。

 

 

 

2,自律神経ケアには、呼吸法を取り入れて

 

不調の原因、気持ちの落ち込みの原因がまさか季節にあるなんて?と驚くかもしれませんが、気温や気圧の変化は私たちの身心にとても大きく影響しています。

 

では自律神経の乱れはどのように整えていけばよいのでしょうか。

 

自律神経はその名前の通り、自律的に動いている神経で、無意識下で状況に応じて私たちの体内を動かしている影の黒幕のようなもの。
意識して心臓の動きを早めたり遅くしたりできないように、自律神経をコントロールすることはなかなかできません。

 

ところが唯一、意識下でコントロールできて、かつ自律神経にも影響を与えられるのが呼吸です。

 

意識をすれば息を吐いたり吸ったりするスピードを変えられますが、眠っている間は意識をしなくてもきちんと呼吸をしていることからもわかるように、呼吸は私たちの意識と無意識下の自律神経、両方によってコントロールされています。

 

そこでこの呼吸を意識的に整えていくことによって、乱れている自律神経を整えていくことが可能になります。

 

息を吸うことで交感神経が優位になり、吐くことで副交感神経が優位になります。
驚いたときにハッと息を吸い込む時には交感神経が優位になって身体を硬直させていて、緊張した後にはぁ~~っ、とため息をつくときは副交感神経が優位になって身体を緩ませています。

 

腹式呼吸によって意識的に大きく息を吐いて、大きく吸い込む呼吸を繰り返すことで、自律神経の乱れが改善していきます。
朝起きた時やバスを待っている時間、布団に入ってからなど隙間時間でできますので、ぜひ意識してやってみてください。

 

 

 

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~おすすめの呼吸法~

 

1,

まずは吐くことから。

口をすぼめて遠くのろうそくの火を吹き消すように少し強めにフゥーーーーーーーッと一定の量で8秒間かけて吐いていきます。
この時腹筋でお腹から空気を絞り出す感覚で吐きます。

 

2,

吐ききったら鼻から大きく息を吸い込んでいきます。
胸を開いてお腹が膨らむような感じで4,5秒間かけて吸い込みます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

これを10回程度繰り返します。
3分もかからずにできるので、気軽にまずは始めてみましょう。
手先や足の指先がポカポカしてきたり、肩こりが楽になったり、実感が出てくるとさらに続ける意欲になります。

 

 

3,秋は肺の養生が鍵。呼吸法と共に、食養生も取り入れて。

 

秋は気温が下がるとともに湿度も下がり、空気が乾燥していきます。
乾いた空気が肺の中に入ることで空咳が出る人もいるのではないでしょうか。
古くから日本に伝わる薬膳や陰陽五行の知恵の中では、秋は肺を養生することが大切だといわれています。

 

肺の養生におすすめなのがレンコン
秋が旬の食材で、陰陽五行の秋をあらわす白い食材でもあり、薬膳でも、喉の渇きや痛み、せき・たんを緩和する働きが期待できると考えられているため、空気の乾燥する秋のケアとして用いられます。

 

レンコンのきんぴらや煮物、細かく刻んで炊き込みご飯に混ぜても美味しいですし、すりおろして豆乳などとあわせて身体を温めるスープとしていただくのもおすすめです。
肺や喉を潤して気温や湿度の変化に負けない身体づくりをしてくれます。

 

自律神経を整えて読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋を謳歌したいですね。
10月、11月は乾燥が一番気になる季節ですので、スキンケアでもいつもよりも少し保湿に重点を置いたケアで外気から肌を守ってあげてくださいね。

 

 

▼まとめ

 

  • 急激な寒暖差は自律神経の乱れを招く
  • 昨今の急激な寒暖差には特に要注意
  • 自律神経を整えるのにおすすめなのが「呼吸」を意識すること
  • 食養生では「レンコン」がおすすめ

 

 

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