肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2025.4.17

二十四節季を意識したホリスティックケア ~ ゴールデンウィークを使って、集中デトックスケアを!~

 

春から初夏への移行期となるゴールデンウィーク前後、二十四節気では「穀雨」から「立夏」へと変わっていきます。穀雨は種まきに適した春の雨が大地を潤す時期、そして立夏は暦の上で夏の始まりを告げる節目です。自然界では草木がぐんぐんと勢いを増して伸び、私たちの身体や心も外向きに開いていく時期でもあります。

 

この時期は、「春の終わりの大掃除」のタイミングで、冬にため込んだ老廃物の排出が促される時。まとまった時間を作りやすいゴールデンウィークに、食事・入浴・スキンケアでの集中デトックスケアを行って、一皮むけたピカピカのわたしに出会いましょう。

 

 

前半(1〜3日目):消化器をいたわる食養生

 

デトックスの第一歩は、消化器官を休ませ、内臓の機能を活性化させること。冷たいものは避け、温性の野菜を中心に、調味料も発酵食品を意識して使うと効果的です。少し多めに作って、休みの間数日間、食べ続けるのもいいですね。

 

レシピ:春野菜と白味噌の滋養スープ(ハーブアレンジ)

【材料】(2人分)

  • 春キャベツ 2枚
  • 新玉ねぎ 1/2個
    ※ほかにも菜の花やスナップエンドウなど手に入る春の野菜を使って。
  • にんじん 1/2本
  • セロリの葉 ひとつかみ(またはフェンネルの葉)
  • 昆布だし 500ml
  • 塩 少々
  • 白味噌 小さじ1
  • レモンバーム(乾燥) 小さじ1/2(ティーバッグでも可)

※代用として、オーガニックレモンの皮(無農薬)を少量刻んで加えてもよい。さわやかな香りがアクセントになり、自律神経を落ち着かせる効果も。 また、代替のハーブとしてはレモンバーベナやレモングラスもおすすめ。

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【作り方】

  1. 野菜を食べやすくカット。
  2. 昆布だしと野菜、レモンバームを鍋に入れ、中火で煮る。
  3. 野菜がやわらかくなったら、塩と白味噌で味を調える。

春野菜の苦味や香りが肝の機能を助け、レモンバームの芳香成分が緊張をほぐして自律神経を整えます。食事としてだけでなく、香りによるセラピー効果も期待できる一品です。

 

 

中盤(4〜6日目):入浴とオイルケアで排出を促進

この時期の入浴は、自律神経を整えるだけでなく、発汗を通して体外への排出機能を高める重要なケアとなります。

 

デトックスバス:柑橘と天然塩のブレンド浴

  • 粗塩 一握り
  • レモンやゆずの皮(乾燥でも可)
  • お好みで精油(ジュニパー、ローズマリー、ゼラニウムなど)2〜3滴

 

入浴後は、ホホバオイルや太白ごま油で足先から心臓に向かってマッサージすることで、リンパの流れと血流を促進します。これは肌表面の老廃物だけでなく、深部の循環にも働きかけるセルフケアです。

 

 

 

最終日(7日目):五感を整える植物美容

締めくくりは、香り・温度・質感など五感を刺激するナチュラルケアを取り入れ、心と肌を同時に整える時間を設けましょう。

 

 

植物スチーム:よもぎのフェイシャルスチーム

  • よもぎ(乾燥/ティーバッグ可)を耐熱容器に入れ、熱湯を注ぐ。
  • タオルで顔と器を覆い、深く呼吸しながら蒸気を3分ほど浴びる。

 

よもぎに含まれる成分には、気の巡りを助けるとされるシネオール(血行促進・呼吸を整える芳香成分)や、フラボノイド類(抗酸化・抗アレルギー作用)、タンニン(引き締め・抗炎症)などがあります。これらの複合的な働きによって、呼吸を深め、巡りを促し、肌にハリと潤いを与えると考えられています。郊外に出かけることがあれば、野原でよもぎを摘んで生のまま使ってもよいですね。

 

仕上げにオーガニックのハーブウォーターや植物オイルで水分と油分を補い、バリア機能を整えましょう。

 

 

まとめ

春から夏へと向かう節目の時期に、1週間かけて心身のデトックスに取り組むことは、次の季節をより軽やかに迎えるための準備でもあります。ゴールデンウィーク明け、気持ちの良い身心で新しいスタートを切りましょう!

 

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