2013.10.31
新しいキレイの扉を開く!オーガニック化粧品について
無添加化粧品とオーガニック化粧品って何が違うの?
みなさまこんにちは。ホリスティック美容家の林田です。
今回は最近急に種類も増えてきたオーガニック化粧品についてよく質問を頂く
「無添加化粧品と何が違うの?」
「オーガニック化粧品の基準って?」
「どう選べばよいの?」
というご質問にお答えしたいと思います。
女性にとってはオーガニック化粧品の登場で、
今までの化粧品とは違うキレイになれる
手段が増えたわけですから、これを使わない手はない!
ぜひ違いをしっかり把握して取り入れていきたいですよね。
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オーガニック化粧品Q&A
■Q1.オーガニック化粧品と無添加化粧品って、何が違うの?
オーガニック化粧品。無添加化粧品。
どちらもわかっているようで明確な定義が良くわからない言葉ですね。
実は化粧品は大きく分けると2分類あり、
1つが石油由来成分を排除したオーガニック化粧品。
もう1つが石油由来原料を中心とした化学化合成分を用いた化学化粧品です。
無添加化粧品はこの化学化粧品の中の1カテゴリーになります。
化学化粧品のカテゴリーは3つあり、
1つが医薬部外品、2つ目が通常の化粧品、3つ目が安全性をより求めた無添加化粧品となります。
無添加化粧品というと石油由来成分を含んでいないように思えますが、
実際には7000種類近くあると言われている化学成分のうち、
お肌に刺激が強いとされる102の旧表示指定成分を含まないもののことを指し、
石油由来成分は含まれています。
ではオーガニック化粧品と化学化粧品や無添加化粧品を
どう使い分ければ良いのでしょうか。
効能効果の視点からわかりやすく言えば、
●オーガニック化粧品=梅肉やお酢などの滋養食品のようなもの。
作用は穏やかで、自らの力を高めたり、体質や肌質を変える根本療法的なもの。
●化学化粧品=合成抽出したサプリメントや薬のようなもの。
作用はダイレクト、症状に対応する対症療法的なもの。
ということになります。
日々のお肌の健康のためにはオーガニック化粧品を用いて肌の滋養を高め、
何か気になる症状がある時には薬のようにピンポイントで効能にあった化学化粧品を使うことが
ベーシックな選び方ではないでしょうか。
■Q2.オーガニック化粧品の基準って?
オーガニック化粧品とは何か。
日本においては明確な基準がないのですが、
国際的なさまざまな認証団体に共通する基準があります。
それが
1)石油由来成分の排除、
2)動物由来成分の排除、
3)植物由来のうち70~90%以上がオーガニック原材料、
という3点。
日本市場に出回るオーガニック化粧品を選ぶ場合には
エコサートなどの国際的な認証基準を満たしているものか、
もしくは上記3点を自社基準として掲げているものを選びましょう。
現在の日本では1%でもオーガニック原材料を使っていれば、
オーガニック化粧品ですといっても規制されていないのが実情。
全成分表示を見て、フェノキシエタノールやパラベン、
コラーゲン、プラセンタエキスなどの石油由来成分や
動物由来成分が入っているものは違うということを覚えておきましょう。
■Q3.オーガニック化粧品の選び方とは?
オーガニック化粧品の処方は化学化粧品の科学的アプローチとは異なり、
伝承的な植物療法をベースとしたものがほとんどです。
そのため科学的な裏付けに乏しく、差がわかりにくいのが欠点です。
ただ伝承的というのは、
母娘継承で何世代にも渡って用いられてきた使用歴のあるもの、ということ。
母親が、自分が使って悪いと思ったものを娘に伝えるはずがありませんから、
果てしのない人体実験の末に選ばれた成分ともいうことができます。
使用歴の長いもの、また地産地消の考え方のように
日本、アジア、ルーツを同じくする地域の伝承療法を選ぶようにすることがポイントとなります。
一方、最近ではフランスのメディカルアロマテラピーや
メディカルハーブのように植物成分でも科学的解明が進んできたものも増えてきています。
伝承的な使用歴の長い成分に、
それら科学的な裏付けが進んできた成分を組み合わせたものであれば、
肌質改善という根本治療的効果に加え、
アンチエイジングや個別の悩みに対しても化学化粧品的な対症療法効果も期待できます。
天然の精油を用いて吸引効果も狙えるのもオーガニック化粧品の面白いところ。
植物や天然精油の世界を少し勉強して、自分に合ったオーガニック化粧品を試してみてはいかがでしょうか。
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