肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2022.2.4

色という栄養素を取り込む。 わたしたちが直感で感じる「色の力」

 

普段何気なく選んでいる服やアクセサリー、メイクの色。

なぜか気分によってどうしても身に着けたい色と、避けたい色がある、という経験はありませんか。

 

色はそれほど強く私たちの感覚と結びついています。

 

普段はあまり知られていない色の持つ力。

ザ パレット開発背景コラム、今回は開発者の林田が魅せられた「色の力」についてお伝えしていきます。

 

 

 

 

色は「宇宙から届く光と脳が出会って」生まれる

こんにちは!HANA ORGANIC 林田です。

今回は、古代の人たちも直観的に感じていた、「色の効能」についてお伝えします。

 

みなさんは何色がお好きですか?わたしたちの周りにはたくさんの色で溢れていますが、そもそも色とは何なのか、なかなか知る機会は少ないかもしれません。

 

画家のポール・セザンヌの言葉に、「色は、私達の脳が宇宙と出会う場所である」という言葉があります。そしてその言葉の通り、色とは宇宙から届く太陽光の波長が目から脳に伝わり、その波長の長さによって脳で組み立てられるものです。

 

 

虹は波長の長いものから順に、赤→オレンジ→黄→緑→青→藍→紫と7色に私たちの脳は識別します。これは目の中にある赤・緑・青を察知する3種類のセンサーがそれぞれの光の強さを把握して、脳の中でそれらを混ぜ合わせてできるもの。

 

そして赤を見ると興奮する、青を見ると鎮静するといわれるように、脳への影響がダイレクトにあります。

 

また私たちの肌にもこれらの色を識別するセンサーがついていて、目を閉じていてもアイカラーを載せれば肌はその色を直接認識し、色によってその生理機能に影響を受けることが知られています。

 

 

日々欲しい色が変わるというのは、心身のバイオリズムに合わせて色を用いた Holistic Care をしようとしているのかもしれません。

 

 

 

 

色が持つ特別な意味

わたしたちに影響を大きく与えている色を考えるとき、色を表す言葉の起源からもどんな色を大切にしてきたかを知ることができます。

 

日本語では色を表す言葉は、空の色の移り変わりの中から生まれ、そこに特別な意味合いを持たせてきました。

 

黒(暗い)→白(空がしらむ)→赤(太陽が昇る)→青(日中の空)→黄(夕暮れ前の空)と、この順番に色の名前が生まれてきました。

 

そしてすべての始まりである黒、闇の世界から光の世界へと移り変わる時の白を神聖視し、また太陽のエネルギーを感じる赤に特別な力が宿ると考えてきました。

 

 

 

また、その特別な黒や白、赤の色を身にまといたいと、土の中から特別な鉱物を見つけ出し、化粧として身にまとってきました。

 

西洋文明が入る前、江戸時代くらいまでの化粧を見ると、おしろいに頬紅、口紅、お歯黒に眉墨。黒、白、赤の3色の化粧が日本の古来からの化粧だということがわかります。

 

 

他にも古くからの色を用いる風習としては陰陽五行論をベースにしたものがあり、黄色の財布はお金がたまる、還暦には赤い服を着るなど、青・赤・黄・白・黒それぞれの色の力を用います。

 

誰かを応援したいときには青、何かを新しくスタートさせるときには赤、望むものを引き寄せたいときには黄色、前に進みたい・攻めたい時には白、学びたいときには黒のエネルギーを借りるとよいと言われています。

 

色には季節、方向を示す意味もあり、青(春・東)、赤(夏・南)、黄(土用・中央)、白(秋・西)、黒(冬・北)となっていて季節にあった色を取り入れることで運気が高まったり、その季節の色の食べ物を食べることで心身のケアができるとされています。

 

 

 

「陰陽五行説」関連コラム

 

 

 

毎日の暮らしの中に、色の効能を取り入れる

色の持つ効能を取り入れるには、難しく考えることはありません。流行色に惑わされることなく、その日の自分の心に何の色が欲しいかを尋ねるようにしましょう。

 

私たちの脳は数百万種類の色を識別できると言われています。それに対して、JIS規格で定められている色はわずか269色、工業的に使われている色はせいぜい数千色と言われています。

 

人工の色に頼らずに、無数の色のグラデーションに溢れる自然の中で今日の色を見つけたり、その日の気分で花を飾ったり。

 

 

ザ パレットに並ぶ赤・青・黄・白はすべて天然の鉱物の色ですので、そのまま載せてもよいですし、混ぜれば無数のアースカラーが生まれていきます。「無難な色」で終わらずに、いろんな冒険をしてみましょう。

 

 

足りていない栄養素が直観的に美味しいと感じられるように、今欲しい色は何かをわたしに聞いていく。考えるのではなく直観を大切にして、それを日々繰り返すことで色への感度を高め、色の力を味方につけていくことができるはずです。

 

 

美しい自然の色があふれかえる春に向けて、ザパレットで地球の色と遊ぶ一歩を踏み出してみませんか?

 

 

 

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