肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2022.6.3

肌の機能を守りながら、シミを作り続けない肌に。 美白ケア製品をつくったわけ

日本人女性はとくにシミに対して敏感で、古来から「玉のような肌」であることを大切にしてきました。その女心にどうにか寄り添いながら、対処療法ではなく根本の解決につながる製品を提供したいと考え、HANA ORGANIC が行きついたのが日本女性の肌ととても親和性の高い「漢方」でした。 

 

ホワイトジェリーは、大阪で80年漢方の研究をされてきた山田薬研さんの和漢植物のレシピをいただき、ベースにしています。

 

≫前回「なぜシミはずっとそこにいるの?シミが作られ続ける仕組み」

 

 

 

 

山田薬研さんは、西洋医療ではなかなか解決しなかった、悩みを抱えた方が全国から訪れる漢方薬局です。漢方は体質や生活習慣、性格の違うお客様ひとりひとりに向かい合って、その方に合った処方を考えます。

 

その中で、肌トラブルがあった時にまず使ってほしいというレシピがありました。シミ・ニキビ・アトピーは全て肌の炎症であり、肌の中で起きている火事を鎮静化させることが大切であるという考え方のもとづいて処方された、長年の実績のある山田薬研さんオリジナルの漢方のブレンドです。

 

HANA ORGANIC はそのレシピをいただき、花の万能薬であるダマスクばらと組み合わせることで、ホワイトジェリーを開発しました。

 

シミを作り続ける肌は、漢方の言い方では「火事が起こっている」状態。それを鎮めるには、「冷やす」ことが大切です。

 

 

 

 

漢方では「ハトムギ」はヨクイニンとも呼ばれ、消炎作用に優れるため肌荒れに処方される代表的な生薬で、お茶にして飲むのもおすすめな植物です。江戸時代からやけどの生薬として使われてきた「黄檗」、「桑白皮」も日本で古来から使われている美白成分で、発熱など熱を伴った症状を鎮める働きを持ちます。「朝鮮アザミ(アーティチョーク)」はNF-kB(エヌエフカッパービー)の働きを正常化する働きがあり、「甘草」にはグリチルリチン酸という、炎症止めと言ったらこれ、という風邪薬にも処方されるような成分が入っています。

 

これらは抗炎症成分として、炎症が起きて暴走しているメラニン生成のスイッチを落ち着かせてくれる役割を持ちます。塗っても良いし、もちろん飲んだり食べたりして身体に取り入れるのも効果的です。

 

しかし山田薬研さんによると、これら「冷やす・鎮静させる」だけでは肌が冷え切ってしまい代謝が衰えてしまうそうです。

 

漢方は必ず陰陽の法則に基づいているため、ぐっと冷やしてあげた後は、戻してあげる、ちゃんと温めてターンオーバーで排出ができるように循環を促してあげる必要があるということです。

 

「陳皮」、「朝鮮人参」、そして中庸のバランスをとる「ローズ」と「キクラゲ」、これらの組み合わせによって肌が鎮静しながらも代謝を妨げないという非常にバランスの取れた処方になっています。

 

ホワイトジェリーには、山田薬研さんで開発されたこれらのレシピを、化粧品に一番良いという配合量で入れています。炎症を鎮めることで、不快なさまざまな肌のトラブルに

 

お勧めできる製品になりました。

 

 

江戸時代からやけどの生薬として使われてきた黄檗の色

 

 

キクラゲの多糖体によるとろみが肌を水分と共に覆い、生薬を角質層まで浸透させる

 

 

 

ホワイトジェリーの使い方

ホワイトジェリーは対処療法的に使うのではなく、肌を鎮静させてメラノサイトにも「ゆっくりしていいよ、大丈夫だよ」と働きかけてくれるものなので、とてもマイルドな働きになっています。

 

けれども、対処療法的に美白化粧品を使うよりも、根本に働きかけてくれます。シミやくすみに限らず、炎症による肌のさまざま不調も同じように落ち着かせてくれるので、肌にストレスを感じるときはぜひ、漢方とダマスクばらの力を借りてみてください。

 

ホワイトジェリーには油分が含まれていないので、化粧水のあと、乳液やオイルを塗る前に使用します。

 

夏場は湿度もあるので、化粧水のあとにホワイトジェリーを塗るだけでも十分かもしれません。秋冬は乳液にして、刺激の多い春夏はホワイトジェリーと切り替えてみてもいいかもしれませんね。お手持ちの美白化粧品とも一緒にお使いいただけます。

 

 

 

 

ホワイトクリームの使い方

 

 

ホワイトクリームは植物由来のビタミンC誘導体を処方した、天然100%の医薬部外品のシミ用クリームです。

 

ビタミンC誘導体というのは、メラニン色素を透明な色に還元する働きをもつ成分です。肌の弱い方でも安心して使っていただける製品ですが、どちらかというとお薬の役割に近いもの。必ずシミのある部分にだけ、スキンケアが一通り終わった肌にスポット的にお使いください。

 

塗ってみて、少しでも刺激があるように感じたら使うのをやめてください。また、一本使い切ってもシミの輪郭に変化がなかったら、使用をやめてください。効果が実感できたあとも、使用を終わりにしましょう。

 

ホワイトジェリーとは違い、ホワイトとクリームは予防的に使うものではなく、あくまでもわたしたちの今の症状を抑えるものです。スキンケアは、本来は肌と調和して肌が少しずつ変わっていくことが大切です。ビタミンC誘導体は化粧品の使用実績も多く肌に悪いことをすることがないことも報告されていますが、シミ自体を還元しても、シミを作る肌の状態の根本の解決にはなりません。

 

でも、どうしても女性にとって、シミは気になってしまい仕方がないものですよね。

 

今あるシミがどうしても気になる方は、このような医薬部外品に頼ってみることも、もちろん一つの手です。

 

初めての方や肌の弱い方は、実績も多く安心なビタミンC誘導体をおすすめします。効果実感がなかったら、違う「成分」を試してみましょう。メーカーを変えても同じ美白成分であれば結果も同じということになってしまいます。薬用成分が効かない場合は、そのシミの原因とその成分の働きが合っていないということが考えられます。ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸など、主剤を変えていくということがポイントです。

 

ゆっくりと根本に働きかけるホワイトジェリーと、今あるシミに働きかけるホワイトクリーム。それぞれ目的や働きかたも違う製品ですが、肌のことがわかると、どんなスキンケアが自分に合っているのか、アイテムを選ぶための手掛かりになるかと思います。

 

 

肌の不調を感じた時にも「きっと大丈夫」と自分の肌を信じてあげるきっかけになったら嬉しいです。

 

 

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