2022.9.22
30代は使ったらだめ?バクチオールとレチノールの違いは?「R40 BKクリーム」のよくあるご質問にお答えします。
9月15日に発売した、新製品の「R40 BKクリーム」。
製品の大きな注目ポイントは「バクチオール」と「バブチの実」という成分。植物由来でありながら、シミやシワなどエイジングの悩みに応えるレチノールという成分と同様の働きをする、近年非常に注目されている成分です。
女性は40代になってくると、急激に女性ホルモンのエストロゲンが減少し、肌にも急激な変化が訪れます。自分の力ではもはやどうすることもできない変化に、心がついていかずに、落ち込んでしまうこともあります。
けれど人生は100年時代。40歳以降といってもまだまだ折り返し地点にもなってないわけですよね。
そんな40歳以降の女性たちが、心をピンと張った状態で生き生きと過ごすことができるように。そのためには、オーガニックでありながら、もっと心強いコスメがあってもいいのかもしれない。そう思い、開発しました。
以下ではそんな「R40 BKクリーム」に関してよく寄せられるご質問にお答えしています。
Q. 「バクチオール」はどういう成分ですか?レチノールとの違いは?
Q. 「バクチオール」と「バブチの実」は同じものなのでしょうか。
Q. 30代ですが、シワが気になります。R40 BKクリームを使ってもいいですか?
Q. シミがあるのですが、ホワイトクリームとどちらを使えばいいですか?
Q. 「バクチオール」はどういう成分ですか?レチノールとの違いは?
「R40 BKクリーム」キーとなる成分が植物性レチノールとも呼ばれる、「バクチオール」です。
レチノールというと、自然派の方ですと、効果は高いけど肌には刺激が強いという印象をお持ちの方も少なくないと思います。
実際にはその通りで、非常にエビデンスデータも豊富でその効果の高さから美容医療でも使われるようになっているとても有効な成分ですが、やはり化粧品としての使い方は難しく、紫外線に当たると赤みが出てしまったり、形状が不安定になって使えなくなってしまったりと、肌の弱い方にとってはあまり安易に手を出しにくいものでもあります。
レチノールの効果の高さの秘密は、その正体であるビタミンAに隠されています。
ビタミンAは、私たちの身体の持っている生命の神秘そのもののような成分。細胞分裂をして様々な臓器や、脳を作る過程で働くので、例えばお腹の中の胎児が成長していくためにはビタミンAは欠かせないとも言われています。不足すると胎児が正常に成長しなくなってしまいますが、一方、ビタミンAを摂りすぎてしまうのも危険だといわれています。
それほど、ビタミンAは私たちの生命の根源に関わる働きをしてくれることがだんだんとわかってきていて、肌に塗ることで肌の細胞分裂等いろんな機能に対して働きかけてくれることもわかってきました。
ニキビ跡がひどい方だったりとか、シミが居座ってしまったりとか、シワやたるみが深いお悩みの方に対して使われてる成分なのです。
今回の新製品に使用している「バクチオール」は、そのレチノールと同じような働きをする植物性の成分ということで、近年非常に注目を集め始めた成分です。
その正体はビタミンの一種ではなく、実は芳香族と言われる、精油に近い成分なのです。そのためソラレンやフクロクマリンと呼ばれる精油特有の光に反応している成分をもともと含みますが、化粧品成分にする際にはそれもしっかりと取り除いているため、日中でも安心してお使いいただけます。
レチノールを与えると私たちの肌の中では色々なスイッチが押されて活動が刺激されるのですが、それに対してバクチオールもほとんど同じスイッチを押すことがわかってきています。
通常成分が違えば違う働きをするはずですが、レチノールとバクチオールは片方はビタミン、もう一方は芳香族という全然違う成分でありながら働きが近いことがわかっています。
また、バクチオールはレチノールのように禁止事項のたくさんある成分ではありません。例えばレチノールは妊娠中には使用できないものですが、バクチオールに関しては妊娠中など女性の生殖器に与える影響は報告されておりません。
そのため、今までレチノールを使ってみたいと思うけれど怖くて使えなかった方、お肌が弱くて試せなかった方、1回使ってみたけれど何か合わなかったという方も、この植物性レチノール「バクチオール」関してはお勧めできる成分となっています。
Q. 「バクチオール」と「バブチの実」は同じものなのでしょうか。
バクチオールとはもともとスリランカやインドが原産の「バブチの実」と呼ばれる黒く小さな実から採れる成分で、化粧品成分としてより純度を高めたもの。バブチの実自体は、古来よりアーユルヴェーダや漢方でも使われてきた伝承植物でした。
「R40 BKクリーム」には純度98%のバクチオール成分と、「バブチの実」そのもののエキスも配合しています。
バブチの実エキスにはバクチオール成分自体は3%と少ないものですが、植物のフラボノイドや漢方として昔から扱われてきた植物ならではの様々な成分が複合的に含まれています。
バブチの実は、漢方では補骨子(ほこつし)と呼ばれ、陰陽五行論でいわれる「木火土金水」の黒、「腎」に効くと言われている成分です。腎臓だけでなく、生殖器、女性であれば子宮や卵巣にも効果があると言われ、昔から女性の冷え性や婦人病だったり、男性のEDであったり、肌の再生に関してもそういった生命をつかさどるようなところに用いられてきたのがこの補骨子でした。
子宮や卵巣、冷え性、肌。これらはみな体の一番先端の微細循環という毛細血管の血流と密接にかかわる話です。補骨子は、この毛細血管の血流を改善してくれることによって身体にって大事な機能を応援してくれるような漢方だと言えます。
そういった伝承成分から肌にとっても非常に良い成分が見つかったというのは偶然ではないと私たちは考えます。
昔から使われてきたエキスそのものと、現代の技術で純度を高めたものを混ぜることによって、マイルドでありながらも、伝承的な効果とエビデンスのある効果を実現しようとしました。
Q. 効果を得るための、一回の使用量を教えてください。
化粧品成分の効果は、エビデンスとなる実験の大前提がきちっと再現されているかが大事なポイントです。バクチオール成分の場合、その前提は0.5%、1回2グラムで、緩やかな乳液状の形状であることを前提にしています。
そのため HANA ORGNANIC では、なるべくそれを忠実に再現して0.5%濃度で配合しています。30gですので目元、口元など部分使いにはおおよそ1ヶ月分程度の容量で、顔全体への塗布であれば1週間分程度の量となっています。
★部分使いの場合:およそ1g (小豆大)
★顔全体の場合:およそ2g (小豆大2粒分)
Q. 使えば使うほど肌が改善しますか?
どんなに多くても0.5%、2gでテストをしていますので、それ以上塗る必要はありません。頭痛薬が効くからといって一箱飲んだら良いわけではないように、おすすめの量を使うことが大切です。
また、使い続けることで効果が高まるタイプのものではありません。元々弱った機能を戻してくれるサポートとしての働きがありますが、それ以上にすることはありません。一定期間使って、止めて、また元気がないなと思ったらまた使う。そういったものがスペシャルケアだと考えています。
Q. 今あるスキンケアと一緒に使う場合の順番は?
基本的には油が入っていないものから油が入ってるもの、そして油が入ってるものは柔らかいものから硬めのクリームへという順番です。
HANA ORGANIC の製品では、フローラルドロップ(化粧水)⇒ホワイトジェリー(美容液)⇒R40 BKクリーム⇒ムーンナイトミルク(乳液)の順になります。
また、植物性のグリセリンやスクワランを始めとした保湿成分や常在菌バランスを整えるバイオエコリアも配合しているため、R40 BKクリームだけで十分に潤うという方は乳液まで塗っていただく必要はありません。
Q. 30代ですが、シワが気になります。R40 BKクリームを使ってもいいですか?
「R40」=40歳以下にはおすすめしていません。
バクチオールは、元々肌の持ってる機能をかなり強力にサポートする成分です。
そのため、元々肌ができてるはずなのに、バクチオールを与えてしまうと、元々あった機能も怠けてしまいます。
なので30代や20代の、まだその機能がある方が予防的に使うことはお勧めしません。40代になってエストロゲンが低下してきて、だんだんと自分の体の機能自体が本当に緩やかに衰えていくときにこそ、その補強として使っていただくということが一番良いと考えています。
40歳以上、悩みが顕在化した方に使っていただきたい。そういった意味で「R40」と名付けています。
30代の方で目元のシワやほうれい線が気になるときには、ホワイトジェリーをお勧めします。
30代のシワというのは、まだ肌自体は弾力を自分で作れるけれど何かしら炎症が起こってしまって、弾力を作る機能がお休みしてしまっている状態です。炎症を取ってあげれば、もう1回自分の力が働き始めますので、まずはホワイトジェリーを使って抗炎症ケアをしてあげてください。
40代50代になってなかなか追いつかないなと思って来た方はぜひバクチオールを使っていただくと、自分の代わりにその機能をサポートしてくれる頼もしい杖になってくれるはずです。
Q. シミがあるのですが、ホワイトクリームとどちらを使えばいいですか?
シミが気になる方は、基本的にはホワイトクリームをおすすめしています。
シミに対して美白医薬部外品で設計されたものですので、通常のシミであればまずホワイトクリームを使った方が、ターゲットが絞られているため効きやすいでしょう。ただ、バクチオールにもレチノールと同じ働きがありますので、併用して使っていただいても問題ありません。
「R40 BKクリーム」製品の詳細はインスタLIVEアーカイブからもご視聴いただけます。
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