2019.8.30
髪の変化を感じたら、今日から頭皮ケア
土から水と栄養を吸収して花を咲かせる植物のように、髪も頭皮の下で栄養や酸素を吸収して成長していきます。 髪を艶やかにするためにはどんなシャンプーがいいのか、悩みますよね。しかし、髪のことだけを考えていては美しい髪は育ちません。何よりも十分な栄養や酸素がいきわたっている「土壌」が必要なのです。 頭皮ケアはしたことがないけど興味がある、でもどうすればいいか分からない、ここではそんな方に頭皮ケアの始め方を紹介します。
▼どんな変化を感じたら始めればいいの?
頭皮ケアは具体的に「何歳から始めた方がいい」とはっきりと決まっているわけではありません。 毛髪や頭皮の変化は年齢に関係なく現れます。20代から異変を感じる女性も多いのです。 「髪にハリやコシがなくなってきた」、「くせやうねりが強くなり昔のようにはスタイルが決まらない」と感じ始めた時が頭皮ケアを始めるタイミングです。
▼頭皮ケアの第一歩
頭皮も肌の一部です。毎日肌を見るように、頭皮を見る習慣をつけましょう。
皮脂分泌が活発な生理前や、頭皮にトラブルが出ている敏感な時期は、やさしいシャンプーを選び、トラブルを長引かせないよう日々変わる自分の頭皮の状態を観察する意識が大切です。
▼頭皮ケアのやり方
【シャンプー】
髪の毛と同時に頭皮も洗うシャンプー。だからこそ自分に合ったやさしいシャンプーを使いたいですよね。また髪がパサついたりうねりのある髪の毛は弱りかけています。頭皮の皮脂を取りすぎない、刺激成分の入っていないシャンプーを選びましょう。
見た目がつややかだったり、指通りが良くても、それは配合されている成分によってそのように見せているだけということもあります。粗悪な成分を使ったシャンプーは、頭皮や髪の毛にダメージを与え、薄毛の原因になります。シャンプー選びを間違ってしまうと、エイジングやトラブルの解決には至りません。
良い成分が高配合されているものは価格が高くなる傾向がありますが、大事なのは成分内容・配合量をチェックすることです。
【頭皮ダメージがある時の最終手段!】
頭皮に傷やトラブルがあったり、乾燥がひどい時の最終手段は「湯シャンプー」で対処しましょう。 常在菌のバランスが崩れてしまった頭皮を洗うときは洗浄成分の入ったシャンプーは使わず、「湯シャンプー」をおすすめします。シャワーのお湯をあて、指の腹で頭皮をマッサージするだけで、汚れの8割は落とせます。
【頭皮パックマッサージ】
まずは頭皮の血行を促進させましょう。血の巡りを良くすることで頭皮全体に栄養がいきわたります。 マッサージをするときは肌にやさしい、皮膚の炎症を抑える成分の入ったトリートメントやローションを使用しましょう。
まず頭皮に成分がしっかりと届くように、高い位置で髪の毛を結びます。手のひらではなく指の腹にのせ、髪の毛をギザギザとかき分けながら揉みこむようにマッサージをします。側頭部と頭頂部、後頭部をまんべんなく揉みこんだら、最後に髪の毛全体になじませ、しばらく置いてぬるま湯で流します。
▼体の内部からの頭皮ケアが一番大事!
はじめに頭皮は植物が育つ土壌なようなもの、といいました。 頭皮の内部には血管が張り巡らされており、毛髪には血管を通じて栄養が受け渡されます。つまり髪の毛に十分に栄養がいきわたるためには体の内部が健康でなければいけません。
土壌づくりには時間がかかり、即効性はない、と思われる方も少なくないでしょう。ですが美しい髪を育てるためには一番大事なことなのです。頭皮はお肌と違い髪の毛で隠れているため、ケアを忘れがちです。日常的に頭皮をチェックする時間をつくり、状況に合わせてお手入れをするようにしましょう。
▼まとめ
- 良い成分が高配合されたシャンプーを使用する
- 頭皮の血行を良くし、トリートメント成分を頭皮になじませるためのマッサージを行う
- 内側から健康な頭皮にするために食生活を整える
- 毎日頭皮の状態をチェックする
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