2019.8.30
髪をケアするだけでは足りない!大人の髪悩み
毎日のメイクと同じように、髪のスタイリングにも同じくらい時間をかけている人は多いと思います。髪型を褒められた時、きれいに髪がまとまった時、不思議と気持ちにハリが出てきますよね。しかし、いつでも美しい髪でありたいという思いとは裏腹に、髪やそれをはぐくむ頭皮にはだんだんと変化が・・・。
年齢とともに悩みが増えていくことは「自然なこと」、でも自分に自信を持ちたい、そんな大人の女性の髪悩みの原因と改善方法をご紹介します。
▼加齢とともに加速する女性の髪悩み
「あなたにとって髪は何ですか」という問いに、多くの女性から「わたしの一部」「わたしの分身」といった回答をいただきました※。(※2017.12.22実施「HANAヘアケアアンケートより」)
毎日少しずつ伸びる髪の毛には、その人の食べたものや睡眠、ストレスなどの様々な情報が反映されています。まさにその人の心と身体の記憶が刻まれた地層のようなものです。
▼30歳~40歳の女性の髪悩みナンバー1は「髪のぱさつき」。
柔らかく艶のある髪はいきいきとした印象を与えますよね。髪のぱさつきにはどのようなケアが必要なのでしょうか。
パサつきの原因
毛髪内部の水分、油分、タンパク質不足。 カラーリングやパーマを繰り返したことやドライヤーの熱、紫外線の影響で髪の表面のキューティクルが傷ついている状態です。
改善方法
減少したタンパク質を補うために、栄養成分の高いトリートメントで補修しましょう。そのあとにヘアクリームやヘアミルクなどで表面を保湿をします。枝毛がひどい時はそれ以上ダメージが広がらなように毛先のみカットします。また、ドライヤーの熱から髪を守るためにも、ヘアクリームヤヘアミルク等を使用しましょう。
▼次に多いのが「くせ・うねり」の悩み。
「もともとあったくせ毛が強くなったように感じる」、「髪の毛がうねってスタイリングがうまくできない」など30代から40代の女性の約4割~5割の方が変化を感じているようです。
くせ・うねりの原因
1.毛穴のゆがみ・たるみ
年齢を重ねると肌と同様、頭皮も弾力が失われてたるんできます。同時に頭皮にひっぱられることで毛穴もゆがみ、うねった髪の毛やくせ毛が生えてきます。
2.皮脂分泌量の低下
加齢によって女性ホルモンが減少してしまい、皮脂分泌量が低下。そのため髪の毛が乾燥しやすくなり、湿気が多い時に過剰な水分を吸収し、うねり毛やくせ毛が強くなります。
3.栄養不足
加齢やダイエット、睡眠不足などで毛髪部分に十分な栄養がいきわたらず、うねりやすい細い髪の毛がはえてきてしまいます。
改善方法
マッサージ、頭皮ケア、生活習慣改善で弾力のある頭皮を目指しましょう。 血行を促進させることで髪の毛に栄養がいきわたるようになります。乾燥を感じる場合は、頭皮のための保湿クリームやアウトバスで使える頭皮パックなどでマッサージをしながら潤いを与えましょう。
▼髪にボリュームがなくなってしまう「細毛」
地肌が透けて見えたり、軽く引っ張っただけで髪が切れてしまったり。髪の毛が細くなることで抜けやすくなってしまい、髪が薄くみられてないか心配になることも。元気な髪の毛を取り戻すためにはどのようなことを始めればいいのでしょうか。
細毛の原因
1.良質ではない油脂を多くとっている、偏食や過度なダイエットなど
2.髪に必要な栄養分と酸素を届ける血管のまわりに自律神経があり、血管の収縮をコントロールしてしている。ストレスにより交感神経が高まった状態が続くと血流が悪くなってしまい、栄養がいきわたらない。
3.紫外線やヘアカラーなどによる頭皮のダメージ
改善方法
頭皮マッサージを毎日おこない、血行を促進させましょう。また、食生活を見直すこと、有酸素運動など適度な運動をとりいれ、頭皮や髪に活力を与えることが必要です。
分け目が目立つときは定期的に変えるようにしましょう。毎日同じ分け目だとその部分の頭皮に負担がかかっている可能性があります。たまに分け目を変えるだけでも紫外線ダメージも分散できるのでおすすめです。
ヘアカラーのダメージは髪のライフサイクルを縮め、直接細毛の原因になります。頻度を見直す、頭皮に優しいヘアカラーを選ぶ、アフターケアをするなど少しでも細毛が気になって来たら対策が必要です。
▼まとめ
- 年齢を重ねると髪の悩みも増えていきますが髪を育む土台となる頭皮のケアが大切。
- 豊かなツヤ髪のためには生活習慣も大切。バランスの良い食事と過度なストレスを抱えない生活を。
SHARE +
関連コラム
-
自然環境と似ている頭皮の話
- 2023.6.15 | 季節のHolistic Care