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2019.8.30

「加齢」による頭皮の変化が髪のトラブルを招く!?

肌に体に、様々な変化をもたらす“加齢”。20代の頃には気にすることすらなかったのに30代後半になると現れ始める髪の変化…薄毛、抜け毛、白髪、うねり、パサつき、髪の広がり…と、挙げればきりがないですが、もちろん髪だけでなくその根元の頭皮も加齢による影響を受けています。

 

避けることのできない加齢による頭皮の変化とはどのようなものでしょうか。

 

 

▼加齢による頭皮環境の変化

 

 

近年、加齢に伴い皮膚(顔)の表皮ブドウ球菌が減少することがわかりました。加齢に伴う皮膚の変化としては、皮脂の分泌量が減少することもわかっています。その皮脂は表皮ブドウ球菌の餌となることで、善玉菌としてその有益な機能の発現に関与するとされています。

 

つまり、加齢を原因として「表皮ブドウ球菌の減少」、さらに「表皮ブドウ球菌の餌となる皮脂の分泌量の減少」が起こり、表皮ブドウ球菌の減少が加速、皮膚常在菌バランスが崩れ、頭皮環境が悪化してしまうのです。このことにより、頭皮の炎症が起こりやすくなるなど、頭皮トラブルに見舞われる可能性も高くなってしまいます。

 

 

▼環境ストレスによる頭皮ダメージ

 

 

日常的に頭皮が受けるストレスとして紫外線があげられますが、年齢を重ねることでさらにダメージを受けやすくなります。

 

つむじや生え際、薄毛の部分など毛髪に守られていない部分の頭皮は、紫外線にあたることで皮脂成分が酸化、慢性的に炎症を起こしています。頭皮環境と毛根の状態は密接に関係しているため、頭皮の状態が整わなければ毛根の状態も悪化し、毛髪の新生・成長に影響がでることも考えられます。他にも刺激の強い界面活性剤の含まれるシャンプーを使った洗髪も頭皮の炎症を招くことがあります。

 

特に加齢により頭皮環境が悪くなった状態では炎症が起こりやすく、頭皮環境を整えて日常的なストレスによる炎症を抑えるケアが一層必要であるといえます。

 

 

▼白髪染め、パーマの薬剤ダメージの蓄積

 

 

加齢によって増えてきた白髪への対策として、白髪染め、染毛の手段を選ぶことも多いのではないでしょうか。

 

一般的に用いられている白髪染めは、酸化染毛剤という種類の染毛剤で、酸化剤を使用して髪の毛を染めています。白髪染めに含まれる酸化剤や色素は、その酸化ストレスや刺激により毛髪だけでなく頭皮にも悪影響を及ぼすことが示唆されており、ヘアサイクルの短縮化を招き薄毛を引き起こすことがわかっています。

 

染毛剤に含まれる酸化剤や色素による炎症は、毛根のメラノサイトにも悪影響を及ぼし、さらなる白髪を誘引している可能性もあります。白髪染めや染毛による急性の炎症は速やかに抑えることが、頭皮と毛髪にとって重要であるといえます。

 

加齢による変化を余儀なくされた頭皮は、日々の紫外線などの環境ストレスにも影響を受けやすくなり、炎症をはじめとする頭皮トラブルを招きやすくなります。また、年を重ねて増えてきた白髪を隠すための白髪染めや、細く薄くなってきた髪にボリュームを出そうとパーマを繰り返すことも頭皮への刺激となっています。加齢はそれそのものによって頭皮を変化させるだけではなく、更なる頭皮環境の変化やトラブルを呼び起こしてしまうのです。

 

 

▼まとめ

 

  • 加齢により頭皮の善玉菌が減少し、皮膚常在菌バランスが崩れ、頭皮環境が悪化してしまう
  • 薄毛などが原因で紫外線ダメージを受けやすくなり、刺激の強いシャンプーで頭皮が荒れやすくなる
  • 白髪染め、パーマ剤を高頻度で使用することでヘアサイクルが乱れ、薄毛を引き起こす

 

 

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