年々増える髪悩みを気にしながらも、スキンケアほど手をかけていないのがヘアケア。だからこそヘアケアはすればするだけ、髪は答えてくれるはず。正しいお手入れを知って美髪を手に入れましょう。

わたしたちが回答しました。

七恵

美容家、ホリスティックビューティーアドバイザー

ホリスティックケアに関する執筆や定期的なカウンセリング、セミナーなどを全国で実施。
HANAオーガニック代表。

つぼみ

日本毛髪科学協会認定毛髪診断士

頭皮診断やアドバイスを女性たちに行いながら、生のお声から大人の女性が求めるヘアケア製品の開発を担当。


Q1、オーガニックシャンプーは泡立ちが物足りないイメージですが、実際はどう?
avatar
七恵
オーガニックシャンプーは一般的に石油由来成分を用いずに作られているため、泡立ちが良い高級アルコール系と呼ばれる界面活性剤を使用していません。
代わりに洗浄力がマイルドで地肌に優しいアミノ酸系や石鹸系の界面活性剤を用いています。
オーガニックシャプーを使う場合には、シャンプーをする前のお湯での予洗い(お湯のみで地肌と髪を洗い流すこと)を行っていただくだけでも、泡立ちやすく使いやすくなります。
Q2、 ノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーとはどういうもの?
avatar
七恵
ノンシリコンシャンプーやオーガニックシャンプーは、シャンプーが何で作られているかという原料にこだわりがあるもの。ノンシリコンシャンプーは髪の感触改良剤であるシリコーンを用いていないもの、オーガニックシャンプーは一般的には石油由来原料を用いずに出来る限りオーガニック植物原料を用いているものになっています。
ただオーガニックシャンプーは、石油由来原料中心のシャンプーであってもオーガニック植物原料を若干配合すればオーガニックシャンプーと表記できるため、どんなこだわりがあるかはメーカーに確認することが大切です。
40代を超えて髪のうねりやパサつき、抜け毛などが気になるようになったら、頭皮に負担のかかる原料を排除したオーガニックシャンプーを使うことがおすすめです。

Q3、ドライヤーと自然乾燥、髪にとって本当に良いのはどっち?

avatar
つぼみ
自然乾燥の方が髪に良いと考えられますが、髪は濡れている時が最も傷みやすいため、タオルの摩擦や濡れた状態でのブラシの利用、半乾きのまま寝てしまうことでの枕との摩擦などダメージにつながる要素はたくさんあります。ドライヤーを上手に併用して早めにしっかり乾燥した状態にすることもよい方法だと思います。
濡れた髪は熱にも弱く、60~70℃くらいからタンパク質が変性してしまうため、100~120℃まであがるドライヤーの吹き出し口からは10cmくらい離して、手で髪の毛を左右にふりながら乾かすと、髪に負担が少なく乾燥ができます。
Q4、 シャンプーは朝より夜が良いの?
avatar
七恵
シャンプーの目的は主には頭皮の汚れを取り除き、雑菌の繁殖を防いで頭皮の代謝を正常に保つことにあります。そういう意味では汚れが気になる時に洗うことがおすすめです。ただ朝にシャンプーをして皮脂を取り去ってしまうと、日中の紫外線に対してもダメージを受けやすくなってしまうことも考えられます。
基本は夜にシャンプーをして、朝もどうしても洗髪したいときには湯洗いだけにする、もしくはシャンプー後に頭皮に美容液やパックなどで保湿ケアをすることがおすすめです。
Q5、白髪染めを初めて髪の毛が細くなった気がします。何か影響はあるの?
avatar
つぼみ
一般的な白髪染め(酸化染毛剤)には頭皮への刺激の強いジアミン(パラフェニレンジアミンなど)や強烈な酸化剤である過酸化水素水などが使われています。
これらの成分が頭皮につくと髪の毛を生み出す細胞にダメージを与え、髪が太く長く育ちにくくなるということが考えられます。
髪の変化を感じるようであれば、白髪染めの期間を出来る限り長くする、酸化染毛剤以外の髪染を試してみる、頭皮の炎症やダメージを鎮める頭皮ケアをするなどがおすすめです。
Q6、白髪を染めると頭皮がヒリヒリして心配になります。何か影響はあるの?
avatar
七恵
一般的な白髪染め(酸化染毛剤)には頭皮に対して刺激の強い成分が3種類含まれています。1剤に含まれるジアミン(パラフェニレンジアミンなど)とアンモニアなどのアルカリ剤。そして2剤に含まれる過酸化水素水です。
体調や頭皮の乾燥などの状況によってアンモニアや過酸化水素水が刺激となりヒリヒリと感じることもあります。事前に頭皮を保護するクリームを塗る、頭皮のアフターケアをするなどの対処が必要です。
また当日だけでなく数時間、数日後にも反応が出たり、頭皮だけでなく顔まで腫れたり赤みが出る場合には、ジアミンアレルギーが疑われます。パッチテストをして反応を確かめること、一度反応が出た場合にはジアミンの入っていないカラー剤(ヘアマニュキュア、ヘナなど)に切り替えましょう。
Q7、抜け毛が気になるのですが、1日にどのくらい抜けてもいいの?。
avatar
つぼみ
通常のヘアサイクルによる抜け毛は1日平均70本~80本といわれ、毛根の部分が丸みを帯びて棍棒のような形になっています。
1日に100本以上抜け毛がある、抜けた毛の毛根が先細っている場合などは、脱毛症などの病気やヘアカラーやパーマなど環境要因による頭皮ダメージでヘアサイクルが短くなり、成長する前に抜けてしまっていることが考えられます。以前よりも抜け毛が増えたように感じた際には、刺激の少ないシャンプーを選ぶ、頭皮のダメージ・炎症を鎮めるケアをするなどがおすすめです。
Q8、頭皮ケアはいつから必要?
avatar
七恵
40歳前後から年齢による変化で頭皮の皮脂分泌量が減り、常在菌バランスも乱れやすくなっていきます。頭皮のかゆみ、乾燥が気になる、また髪のパサツキやうねり、抜け毛が気になり始めたら頭皮ケアを始めることをおすすめします。
また髪染や白髪染め、パーマなど薬剤を用いた後にもアフターケアとして薬剤ダメージを鎮めるケアをおすすめします。
Q9、おすすめの頭皮ケアはどんなもの?
avatar
七恵
頭皮ケアで最も大切なのは、刺激の強い洗浄剤は避けて皮脂を取りすぎないことです。シャンプーは洗浄力のマイルドなものを選ぶようにしましょう。
また乾燥やかゆみが気になる場合には、美容成分の入ったシャンプーや頭皮専用の保湿パックなどの使用も効果的です。薬剤のアフターケアには炎症を鎮める作用のある成分が配合されたケア剤を用いることがおすすめです。
Q10、白髪は抜くと増えるってほんと?
avatar
つぼみ
白髪を抜いたとしてもまた元の毛穴から生えてくる髪はほとんどの場合白髪になりますが、本数として増えるということはありません。
ただ白髪を抜くリスクとしては、人工的な力を加えて抜くため毛根に負担がかかり、炎症を起こしたり次に生えてくる毛髪にダメージを与えることが考えられます。
Q11、自宅での白髪染めは髪にダメージがあるの?
avatar
七恵
自宅用の髪染はほとんどがジアミン色素を用いた酸化染毛剤です。この酸化染毛剤は頭皮や髪に刺激が強く、ダメージを与える可能性が高いものになります。使用上の注意をしっかり読んで、特に使用時間守って使うことが大切です。
自宅用はどうしてもあらゆる髪質、肌質の人がしっかり染まることを前提としているため、より薬剤ダメージを受けやすい傾向にあります。
髪や頭皮の傷みが気になる場合には、美容室でより刺激の少ないカラー剤を選んでもらう、薬剤の塗布時間を必要最小限にしてもらうなど相談しながら髪染をすることがおすすめです。