肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2022.9.7

この平和な香り、叶うのなら世界に届けたい。「ヌーボー2022」をもっと知る

 

9月15日(木)、 HANA ORGANIC から2つの新製品を発売します。

 

まず、一つ目は毎年恒例の「 HANA ORGANIC ウォーターヌーボー2022」。数量限定で、早い時には数日で完売してしまうほどの人気の製品です。

 

コラム前編では、「 HANA ORGANIC ウォーターヌーボー2022」を今年もみなさまにお届けできることに感謝して、今年のダマスクばらの香りについてお伝えするとともに、 HANA ORGANIC がエニオボンチェフ社のダマスクばらにこだわる理由についてご紹介します。

 

 

 

 

 

 HANA ORGANIC ウォーター、そして「ヌーボー」とは

 

ダマスクばらを中心としている HANA ORGANIC の製品の中でも、ブランドを象徴する製品がオーガニックのダマスクばら水がそのまま※ボトリングされた HANA ORGANIC ウォーター。

※99%ダマスクばら水に大根を乳酸菌で発酵させた天然の防腐剤を1%配合しています

 

 

 

朝、寝る前、お風呂上りやリフレッシュしたいときなど、どんな時でも顔や全身に振りかけて、胸いっぱいに香りを吸い込むと、”euphoria”(多幸感)に満たされます。

 

心も体も、そして魂まで癒される時間を過ごしてほしいというのが HANA ORGANIC が製品に込めた願いです。

 

そしてHANA ORGANIC ウォーター”ヌーボー”は、エニオボンチェフ社で毎年収穫した採れたてのダマスクばら水のみを詰め込んだもの。ワインのヌーボーであるボージョレーヌーヴォーと同じように解禁月に限定数で販売しています。

 

HANA ORGANIC の製品に採用されているダマスクばら水はブルガリアのエニオボンチェフ社という有機農園のものだけを用いています。

 

ダマスクばらは5月の末に咲きますが、ダマスクばらのようなオールドローズは1年に一度だけしか花を咲かせません。

 

5月の末か6月の頭までの1〜2週間の短い期間、夜が明ける早朝の薄暗い時間に花摘みが行われます。夜の間にいっぱい精油を花の中に溜めたばらが開いたとき。この時のために集まったロマ族の人々がひとつひとつ丁寧に摘み、蒸留所に運びます。摘んだ花はバラの谷で育まれた清らかな地下水を使って蒸留され、ダマスクばら水や精油となっていきます。

 

 

HANA ORGANIC のダマスクばら水の特徴は、精油を分離していないこと。

 

ダマスクばらは蒸留すると上澄みにローズオイル(精油)ができますが、実はこのローズオイルはなんと1ミリ1万円程。金庫に入るような高価なものです。そのため通常はこれを取り除いて残りのウォーターのところを私たちに分けてくださるのですが、エニオボンチェフ社のものはそのローズオイルを取り除いていないので、ダマスクばらのエッセンスをまるごと感じる、とっても濃厚な香りがします。

 

今年の香りは「飲んでしまいたい」と表現したスタッフもいるほど、まるくて甘い香り。ベタベタした甘さではなくて、まるごと取り込んでしまいたくなるような優しい甘さです。

 

製品が届いたら、できればミストにする前にスプレー部分を外して、ボトルから直接嗅いでみてください。そのバラの持っているエネルギーをより強く感じることができると思います。

 

 

 

 

 

「ヌーボー」のはじまり

 

今年もそんな HANA ORGANIC ウォーターヌーボーの「解禁」の日が近づきました。

 

2013年から今年で10本目になりますが、なぜ毎年採れたての「ヌーボー」を製品化するようになったのでしょうか。

そこにはオーガニック栽培ならではの、避けることができない特徴がありました。

 

オーガニックで育ったダマスクばらは、その年ごとの気候や環境に大きく左右されてしまいます。雨が多い年にはとても涼やかな香りになり、天候が良くて太陽がサンサンと降り続いたときにはまるでマンゴーのような香りに。

 

そのため、それを主成分にして作った化粧水などの製品の香りも、時期ごとに変わってしまうということが起こります。

 

当時はまだケミカルな化粧品が主流だったため、化粧品とは常に安定していて変化をしないもの、という認識が一般的でした。それに対して、オーガニックには想定できない変化が付きものです。年ごとに香りが変わってしまう、そんな化粧品をお客様が受け入れてくださるのかが心配でした。

 

けれど、その個性は自然のエネルギーをそのまま受けたオーガニックだからこそ。これをもし均一にしてしまおうとすると、ブレンドしたり、防腐剤を入れて安定させたりといった調整をしなければなりませんが、それではこのダマスクばらの持つ素晴らしさを壊してしまう気がしました。

 

であれば、お客様にも最初から今年の香りと去年の香りの違いを嗅ぎ比べていただいて、一緒にこのオーガニックの世界を楽しんでいただきたい。自然でオーガニックのものだからこそ、毎年毎年異なる個性があるということをお客様にも味わっていただきたかったのです。

 

 

そんな経緯があって始めた「ヌーボー」ですが、毎年愛情たっぷりのバトンリレーを経て皆さまの元へお届けしています。

 

その年のダマスクばらは6月末に収穫をして7月に蒸留が終わると、すぐにブルガリアから小さな小瓶に入った香りのサンプルを送ってくださいます。

 

これを私たちは毎年とても楽しみにしていて、7月中旬ぐらいになると待ちに待った香りのサンプルをスタッフ全員で囲みます。今年の香りを初めて嗅ぐタイミングは、実は皆さまとそれほど変わりません。

 

その後ダマスクばら水は船便でブルガリアからずっと船で揺られて8月頃に日本に届き、工場でのボトリングを経て、9月の中旬に皆さまのお手元に届きます。

 

 

 

 

 

 

この平和な香り、叶うのなら世界に届けたい

 

今年は「この平和な香り、叶うのなら世界に届けたい」というメッセージを掲げています。

 

2022年4月、ロシアとウクライナの戦争でウクライナの隣の国であるブルガリアも、ロシアから天然ガスの供給が止められてしまいました。エネルギ-源の確保や輸送コストの高騰、不安定な国際情勢と様々なトラブルに見舞われ人々の生活も心配された中でしたが、人々が無事で大きな問題もなく、おかげでこうやって日本に届いたこと自体に、今年は特別な思いを持って迎えたいという気持ちがありました。

 

歴史を振り返ると、実はブルガリアのバラというのは平和の象徴であり続けました。

 

エニオボンチェフ社のもつ農園のあるブルガリアは、現社長であるフィリップが15歳まで(1989年まで)は共産国でした。第二次世界大戦後にソ連の介入があり、それまでの農業主体の国から急に共産主義の国家に変わってしまったのです。

 

それ以前はバラ園が広がる谷で、農家たちはバラを生活に生かして暮らしていましたが、共産国になったときには、住民の多くが都市部に集められて近代化が進められ、ほとんどの農家が自分たちのバラ園を手放さなくてはならなくなり、労働力も都市に集まってしまったため働き手もいなくなってしまいました。

 

 

荒れ放題になってしまったバラ園には武器庫が建てられ、農家は戦争の弾薬や機関銃など武器の工場で働くことになってしまったといいます。それが50年近く続いて、ちょうどフィリップが15歳ぐらいのときにもう一度ブルガリアが主権を取り戻すことになります。

 

幸運なことに、エニオボンチェフの農園は中心地の一番綺麗なところで100年続く素敵な蒸溜所があったためソ連の迎賓館として使われることとなり、蒸溜所もバラ園もそのまま残ることができました。それをお父様と復活させ、20歳で後を継いだフィリップは10年かけて再建していきます。

 

そういう時代を見てきたフィリップは、自分たちの農園に特別な想いを持っていました。

 

「今は愛する娘たちと、ロマ族の方々が歌を歌いながらお花を摘んでいる景色が広がっている平和で幸せな光景がずっと当たり前のように続いていくように思えるけれど、自分が15歳のときまでは景色全然違う景色だった」

 

「自分たちにとってダマスクばらは我が娘のように愛しく平和の象徴であり、それを娘たちにもずっと繋いでいきたい」

 

農園を眺めながらフィリップはそう話してくれました。

 

 

そしてこの特別なバラの恵みを、本当に大切に扱ってくれる方々だけに共有したいという想いで、ビジネスというよりも自分の生きる糧として今もバラを作り続けています。

 

そんな話を思い出しながら、今年も HANA ORGANIC ウォーターヌーボーがこの手元に無事に届いたこと、そして皆さまにこうやって届けることができること自体に感謝を感じるとともに、こういう時期だからこそ、幸福感に導いてくれるダマスクばらを今度はぜひ皆さまの手からまた大切な方にお送りいただけたら、とても嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

植物の女王、ダマスクばらの効能

 

香りの芳香成分は、私たちの鼻の嗅細胞から脳の視床下部というところで、私たちが深いところから安心できるようなスイッチを押してくれます。花はその色、香り、そして存在でも私達を癒すために生まれた存在ともいわれますが、特に花の女王と呼ばれてきたダマスクばらのもつ多幸感というのは、非常に特別なものです。

 

HANA ORGANIC がeuphoria(ユーフォリア)と呼ぶ効能は日本語では「多幸感」と言い、「周りの環境に左右されない幸福感」と定義されます。

 

色々な不安なことがここ何年も続いている今、その感覚は私たちを一番深いところで安心させてくれます。何が起ころうとあるがままで幸せである、充足できるという強さ。それを思い出させてくれるのがこのダマスクばらの香りです。

 

ダマスクばらの香りには脳内物質であるドーパミンやオキシトシンのバランスを取ってくれる働きがあります。気持ちを高める効果と、落ち着かせるリラックス効果、両方のバランスが良くなるようにどちらにも働きかけるという不思議な働きです。

 

精油の多くはどちらか一方であることが多いのですが、ダマスクばらは落ち込んでるときには気分を高めてくれるし、ちょっと気分が高まりすぎたときにはリラックスに働いてくれる。そのため、気持ちをリフレッシュしてバランスを取り戻したい時、どんな時にでも香っていただけるのです。

 

何も考えずに化粧水として使うこともできます。洗顔後に化粧水代わりにしていただくと、香りはもちろん、ローズにもともと含まれる保湿成分で肌に潤いも与えてくれます。まだ湿度の高い時季、いつもの化粧水の保湿成分が重たすぎると感じるときは特に化粧水代わりにぴったりです。髪の毛のパサつきにもお使いいただけます。

 

また、ダマスクばらの精油がもつ天然の抗菌、抗炎症作用は非常に高く、エビデンスも豊富にあります。これからの行楽の季節、夏に引き続きアウトドアを楽しまれる方もぜひ一緒にお持ちください。精油を取り除いていない HANA ORGANIC ウォーターは炎症や雑菌を抑えてくれるので、ちょっとした虫刺されの肌トラブルや、汗をかいた肌や香りのリフレッシュもしてくれます。

 

純粋なダマスクばら水は、使い方も無限大です。顔に全身に空間に、気持ちの赴くままに吹きかけてあげてください。

 

「 HANA ORGANIC ウォーターヌーボー2022」発売日は9月15日(木)です。ぜひ楽しみにお待ちください。

 

「 HANA ORGANIC ウォーターヌーボー2022」製品詳細ページはこちら

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