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2022.5.23

そのシミの原因は日焼けじゃないかも。原因と対策別、3つのシミのタイプ

 

顔や体の上に突然現れて、女性を悩ませるシミ。

 

シミができると、真っ先に結びつけてしまいがちなのが「紫外線」です。もちろん夏場など紫外線の強い季節になると、紫外線がシミを引き起こす可能性はかなり高くなります。ですが、日差しの強くない冬場だったり、紫外線とは無関係なタイミングでシミが増えたり濃くなったりした経験はありませんか?

 

実は「シミ」と一口に言っても、原因は紫外線には限りません。シミは、まったく違う原因から作られるいくつかの症状に分かれます。

 

 

そして、原因が違えば対策も変わります。

今回のコラムでは、原因ごとに分けた3つのシミのタイプと、それぞれの対策方法について解説します。シミができる少し前の自分自身の状況を思いおこしながら、自分のシミにあったケアを見つけていきましょう。

 

 

 

 

原因別、3つのシミのタイプ

 

気になるシミがどのタイプのものなのかを見ていきましょう。大きく3つのタイプに分けることができます。

 

 

①老人性色素班

難しい名前ですが、これが一般的に言われるシミです。紫外線やターンオーバーの乱れが原因。

 

 

②炎症性色素沈着

ニキビの跡や化粧品かぶれなど、炎症によって色素細胞が刺激されることで起こるもの。他にもソバカスや真皮性メラノサイトーシスというアザの一種などもシミと混同されがちです。

 

 

③肝斑

女性誌やCMなどでもよく聞く言葉かもしれません。女性ホルモンのバランスが乱れるなど内因的なものでできるシミ。

 

30代~40代が一番できやすく、頬に沿って左右対称にできるのが特徴です。

 

 

 

 

またこれら原因の異なるシミが組み合わさって、悪化してしまっているものも多く見られます。

 

鏡の前でじっくりとシミを観察しながら、シミができたとき・そしてシミができてからの状況を思い起こしてみましょう。

 

ーこのシミ、いつからあるんだっけ?

ー最近濃くなってきた?薄くなってきた?

ー季節が変わるとどうなる?

 

 

「②炎症性色素沈着」の場合は、ちょっと思い起こすと、あっ、と思い当たるフシがあるものです。

 

蚊に刺されて掻いたところがシミになった、化粧品が合わなくて赤くなっていた時があった、しょっちゅう目をこする癖があった場所、などなど。

 

 

また紫外線を浴びてできたシミ「①老人性色素班」の場合も同様、今年の夏はたくさん太陽に当たった、運転をすることが多く日の当たる側面だけにシミができた、など、紫外線に絡めた原因も想起されやすいものです。

 

 

では続いて、それぞれの原因について詳しく見ていきます。

 

 

 

 

 

①紫外線の浴びすぎによる「老人性色素班」の原因と対策

 

【原因】

紫外線を浴びすぎると、皮膚の細胞内に多量の活性酸素と呼ばれるものが発生します。活性酸素は皮膚細胞を酸化させて、メラニン色素の生成を促してしまいます。これも皮膚をダメージから守るための防御反応ですが、結果としては肌の上にシミとして現れてしまいます。

 

また年齢と共に活性酸素の除去能力が低下するので、少しの紫外線量でも同じ状態に陥るようになります。若いころはシミにならなかったのに..というのは、ダメージが作り出す活性酸素を除去する能力が高かったから。年齢と共にだんだんと紫外線に負けてしまうのです。

 

「去年と同じ対策」ではなくて、一年一年、対策を更新していくことが大切です。

 

 

 

【対策】

■紫外線ダメージをなるべく避ける

当たり前ですが、今あるシミを追い出そうとする側から無防備に紫外線を浴びていては何にもなりません。まずはメラニンを湧き出させている原因、紫外線ダメージを止めることが先決です。

 

外出するときは、基本の日傘、帽子、それから紫外線ダメージを軽減させるUVを必ずつけます。UVはそれ自体が刺激にならないよう、とにかく肌に優しいものを選ぶことと、紫外線防御効果を保つためにこまめに塗り直すことが大切です。

 

 

 

■活性酸素の発生を抑える

紫外線ダメージからシミの色素となるメラニンの生成を誘発してしまう原因は活性酸素です。対策としては、ビタミンや抗酸化作用の高い植物成分を配合した基礎化粧品をUVの前に使うことがおすすめです。

 

また、それ以上に大切なのが体内から抗酸化物質を摂取すること。

ビタミンA・C・Eなどのサプリメントや、それらが豊富に含まれる色の濃い野菜や果物など紫外線量の多い夏に育つ食物を摂ることがおすすめです。

 

 

 

 

 

②外からの刺激による「炎症性色素沈着」の原因と対策

【原因】

シミができる原因のふたつめは、炎症で赤くなったりかゆみが出たところが色素細胞を刺激し、そのまま色素沈着を起こしていくタイプのもの。

刺激の強い化粧品や薬品に触れた場合、またアレルギー反応を起こした場合に炎症が起こります。

肌への作用が強い美白化粧品自体が原因になることも。

 

肌が敏感になっている時期などは特に注意です。

 

またパフやナイロンタオルなどでの刺激も炎症性色素沈着の原因になることもあります。

 

 

 

【対策】

■洗顔・クレンジング料はなるべくマイルドなものを

肌のダメージを減らすためには、落とすものにこそこだわることが大切です。洗浄力の強いクレンジングや洗顔で、肌の潤いやバリア機能に必要な皮脂も一緒に必要以上に落としてしまうことが乾燥や肌力の低下を招きシミの原因となります。

またゴシゴシこすらないよう、洗い方にも注意が必要です。365日×2回繰り返す洗顔料を見直すだけでも、肌への負担はぐんと変わります。

 

 

■肌に刺激の強い化粧品を使わないこと。

旧表示指定成分をチェックする、また防腐剤や肌に不要な成分の有無を見極めることも大切です。

 

北里研究所病院美容医学センターの元センター長、宇津木先生の著書では、マイクロスコープ診断を受けた8割以上が毛穴が炎症を起し、色素沈着などを起こしていたことが紹介されており、その原因が化粧品の刺激によるものだと書かれています。

 

 

■医薬部外品など作用の強いものを用いる場合には、部分的に。

医薬部外品はシミケア、リンクルケアなど作用の目的がはっきりしています。使用する際は顔全体に使うのではなく、悩みにピンポイントに塗布します。

 

また、効果がなければ、そもそも作用する対象が異なっている可能性があります。例えばシミの薬用成分である「ビタミンC誘導体」が、必ずしもすべてのシミに有効であるとは限りません。医薬部外品を3ヶ月間使用して効果がなかった場合は、使用を中止してください。

 

 

■ファンデーションを塗る場合は、パフでこすりすぎないように。

パフやブラシは刺激が強いものもあります。リキッドファンデやアイシャドウなどは指先を上手に使えば道具がいらなくなります。摩擦が少なく、強弱を細やかにコントロールできる指は最高のメイク道具です。

 

刺激の強いものを与える、こする、は肌にとって厳禁。炎症性色素沈着を起こすだけでなくバリア機能を低下させ、ひどい乾燥やたるみにもつながっていきます。

 

意外と意識をしていないけれども、実はシミの原因となりやすい炎症性色素沈着。

ここでしっかりと自分のスキンケア習慣を見直してみるとよいかもしれません。

 

 

 

 

 

③ホルモンバランスが影響する「肝斑」の原因と対策

【原因】

生理前はシミができやすかったり、生活習慣が乱れたときにシミが濃くなったり、女性ホルモンとシミは関係しているな、と体感的に感じることもあるかもしれません。

 

 

一時話題になった「肝斑」は女性ホルモンの影響などによって30代~40代でできやすくなるシミのことを指します。

 

 

妊娠中にシミが濃くなった、増えたという経験をした人も多いかと思いますが、女性ホルモンのバランスによっては、メラニン色素生成のスイッチを入れてしまうことがわかってきています。

 

例えば毎月の排卵後。女性の体は受精が起こることを想定して体を守る防御本能を高めます。そうすると、プロゲステロンが色素細胞に指令を出してメラニンの傘を作って細胞核を守ろうと、せっせとメラニン色素を作るようになります。通常、生理後は元に戻るのですが、何かをきっかけにホルモンバランスを崩してしまうと、大変です。メラニン生成の指令を出すホルモンのスイッチが入りっぱなしになってしまう。

 

これが女性ホルモンがシミの原因になる理由です。

 

女性ホルモンとは、母ホルモンであるプロゲステロンと、美容ホルモン、恋愛ホルモンと呼ばれるエストロゲンの2種類を指します。この2つのホルモンは脳から司令を受けて卵巣で作られているのですが、このバランスが肌の潤いや艶を決定づけ、さらにはシミを作るかどうかにも影響を与えているのです。

 

シミといえば紫外線、と思っていた方も多いと思います。ぜひこれを機にわたしの女性ホルモンバランスは大丈夫かな、と振り返ってみましょう。

 

 

 

【対策】


■生理後や妊娠中などメラニン色素が活発に作られる期間は紫外線対策や代謝を高めるケアをより積極的に行う。

当たり前のことではありますが。「今はメラニンスイッチが入りやすい時期」と自覚することがまずは大切です。

 

 

■女性ホルモン様の働きをする植物成分を取り入れ、年齢と共に減っていくエストロゲンを補う。

年齢と共に減りがちな美容ホルモンであるエストロゲンを補います。植物のエストロゲンと形が似ている物質を取り入れることで、補える効果があることがわかっています。



大豆からとれるイソフラボンを摂る(過剰摂取はホルモンバランスを崩してしまう原因となるので、摂取量には気をつけながら)、女性ホルモン様の働きをする花の精油を嗅ぐことでアロマテラピー効果を得る、など。特にダマスクばらやゼラニウムの花精油はエストロゲンの分泌量を有意に上昇させてくれることがわかっています。(出典:公益社団法人日本アロマ環境協会



私たちが身体のために摂取するポリフェノールや芳香成分など、このような有益な化学物質を動物は自ら作り出すことはできません。太陽と水の力で無から有を生み出せる植物のみが生み出すことのできる植物化学物質(フィトケミカル)を借りることは、私たちが健やかでいるためにもとても大切なことなのです。

 

 

 

考える、食べる、嗅ぐ。

 

シミの原因=紫外線、シミの対策=塗ることという思い込みから、ちょっと視点を変えていくことがシミを増やさないための秘訣になります。

 

 

 

 

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