2022.2.1
ザ パレットで何ができる?基本編から応用編まで。
2月1日に発売が始まった、新製品「ザ パレット」。その魅力は、どんな色にも変化してくれること。
はじめて手にすると、見たことのない鮮やかな色のパレットに少し驚かれるかもしれません。でも、その「マザーカラー」で、普段のメイクから遊び心のあるカラフルなメイクまで、無数の使い方に、無数の色を作り出すことができます。
最初は少し難しいかもしれないけれど、自らの指先で色を混ぜ作り出す魅力にいつの間にかとりこになっているはず。
このコラムではザパレットでどんなことができるか、基本編として、普段カラーメイクをしたことがない方でも試しやすいアイカラーとチークから。そしてメイク好きの方ならどんどん可能性が広がる応用編まで。まずはほんの一部ですがご紹介していきます。ぜひ使い方の参考にご覧ください。
【基本編】
失敗しても大丈夫。色調整は何度でもできます。
すべての色の元となる色の3原色を、古来から日本で使われ日本人の肌になじみやすい赤(紅殻)、青(群青)、黄(黄土)で表現した「マザーカラー」に白を加えたパレットは、そのまま載せても美しく鮮やかな色が楽しめ、さらに混ぜ合わせれば様々な自然なアースカラーが作れる上に、何色にしても肌なじみ良く彩ってくれます。
普段のメイクとして使う場合は、まずは日本人の顔に馴染みやすい、赤と茶を自分好みのニュアンスに作れるようになるととても便利です。
同じ赤や茶でも、本当はその日の気分や髪型、服装によってそのニュアンスも調整したいですよね。
少量の赤をとって、少しずつ黄や白をまぜていってみて。あ、この色、と思うものを瞼に載せてみてください。薄かったな、ちょっと違うな、と思えば肌の上で色を足してあげることもできます。
-アイシャドウとして-
グラデーションにしたほうが良い、締め色を使った方が良い、などの技法にあまりとらわれずに、指先で瞼にトントンと載せてみるワンカラ―メイクから始めてみませんか。クリームタイプなのでなじみやすく、目の際から外側に向かってなじませれば、自然とグラデーションも生まれます。
ワンカラーメイクはもちろん、数種類の色を組み合わせたり、目の際に濃い同系色を置いてあげることで、自然で華やかな印象に仕上げることもできます。
また、馴染みの良い色にとどまらず、色を一番楽しむことができるのが何といってもこの目元。
植物や動物、テキスタイルやお菓子のカラーリングを模してみたり、その瞬間に感じたインスピレーションに身を任せて、気の向くままに色を載せてみます。
何も考えずに色を混ぜているうちに、載せたくなる“わたしの色”ができてくるかも。
チークの赤もいろんなバリエーションを試してみて。
-チーク・リップとして-
赤はチーク、そしてリップカラーにも使えます。
マザーカラーそのままでも肌なじみの良いナチュラルな血色感を与えてくれる赤(紅殻)。
例えば白を混ぜた赤はふんわりと優しい印象に。黄を多めに混ぜるとオレンジ系の色味に近づき、はつらつとした印象に。青を少し足すと、ワインレッドのような深みが加わり、ぐっと大人っぽい印象に変わります。
マットな仕上がりのままでも、お好みでシアーをトントンと載せて、艶感を出すこともできます。
同じ色のトーンで、シアーを足して伸びやすくすれば、リップに使えます。チークとリップの色のトーンをそろえることで、失敗しづらく気軽に色遊びができます。
【応用編】
アイカラー、チーク、リップと基本のカラーメイクで色遊びの第一歩を踏み出したら、色のバリエーションを増やしてみたり、今度はいつもは色を付けない場所にも色を載せてみて、雰囲気が変わるのを楽しんでみましょう。
自分に一番しっくりくるアイブロウをつくる
眉の色選びは実はとても難しいもの。毛量や髪の毛の色、顔の雰囲気、メイクなどによって絶妙に調整したい眉も、アイブロウカラーを何種類も持っているという人は少ないはず。
ザパレットの得意は、茶色のニュアンスを無数に作り出すことができること。それが一番活躍するのは、眉なのかもしれません。
基本は赤と青を混ぜ合わせることで作ることのできる茶。そのニュアンスは青の分量や、黄色との掛け合わせで出すことができます。
赤が多いと赤茶に。
青が多いとダークブラウンに、
赤をぐっと抑えて黄色を混ぜると、オリーブ色に近いブラウンに。
赤に白をベースにしてピンクブラウンのような色味も。
付属のブラシで色を取り、眉の上に優しく載せていきます。いつもパウダーを用いている方は、ザ パレットのクリーム状のカラーで眉を描いた仕上げにパウダーを載せることで、よりふんわりとした立体感を出すこともできます。
実は眉も一色でべったりと書いてしまうよりは、色をしっかり載せるところや優しく肌とつなげたいところなどで赤茶やブラウンの濃淡で強弱をつけることが、立体感のある自然な仕上がりの秘訣であったりします。
また、作ったブラウンは、アイブロウマスカラにもなります。アイブロウ用のスクリューブラシ(マスカラのブラシのような形状のもの)に作った色をなじませて、そのまま優しく眉に載せていくだけ。毛流れに逆らってブラッシングすると、眉毛一本一本に自然に色をつけることができます。
こんな使い方も。
コンシーラーとして
たっぷりの白に赤、黄をまぜて、ウェアルーUVを伸ばした後の肌の気になる場所に載せトントンとなじませます。
例えば目の下のクマ。
赤みを出してオレンジ/ピンクベージュをつくると、青みのあるくまのカバーに。
頬の上のシミは、青と赤の茶色にたっぷりの白を混ぜて。
また、ウェアルーUVに白を混ぜ合わせることで、ウェアルーUVの色味を生かしたコンシーラーを簡単につくることもできます。
ハイライトとして
たっぷりのシアーと少量の白を混ぜて、瞼やCゾーン、Tゾーン、小鼻の両脇など明るく見せたいところに。
まつ毛で遊ぶ。
スクリューブラシで好きな色をすくい、マスカラの代わりにまつ毛に載せて。鮮やかな色が目元を軽やかに遊び心たっぷりに彩ってくれます。
塗香ルミナイザーと一緒に。
パールが練りこまれた塗香ルミナイザーをベースに色を混ぜると、パール感のある色味を作ることができます。ハイライトや、アイシャドウとして。ほんのり色づいたルミナイザーで光と色と一緒に遊びます。
ザパレットには、厳密な”使い方”はありません。
ご紹介したメイクの例は、色の出し方や載せる場所のほんの参考程度に。
毎日のメイク道具になったり、とっておきの遊び道具になったり。ひとりひとり、その使い方も、作り出す色も無数です。
ぜひ常識にとらわれない自由なメイクを楽しんでください。
メイクアップアーティストMIEさんによるメイク動画もぜひご覧ください。
【基礎編】ザ パレットカラーメイク(基礎編) 赤・黄・青で簡単にできるワンカラーメイク
【応用編】ザ パレットカラーメイク(応用編) マザーカラーを混ぜ合わせて自由に楽しむカラフルメイク