2021.11.4
「スキンケアオイルでとことん自分を癒す」冬の活用方法
空気が乾燥して肌のざらつきやキメが気になるこの季節。外出時にお肌のツッパリを感じたり、ファンデーションのノリが悪いなと思ったり、場合によっては何を塗っても乾燥してしまう・・・という状態に悩まされている方もいるかもしれません。
保湿をもっとしっかりしなきゃ。そう思うかもしれませんが、保湿を強化する前に、乾燥と気温の低下で停滞しているお肌の底力を高めるスペシャルケアをまずは試してみませんか?
デイリーケアの与えすぎはどうしてもお肌自身が持つ力を弱めてしまいがち。それよりも、週に1、2回のスペシャルケアで、滞るお肌の働きを活性化していくことがおすすめです。
オイルマッサージの効能
急に気温が下がりはじめる今の季節は、交感神経優位に傾きがちになり、身体も肌も硬直して血流が悪くなってしまう時期です。
そんな滞るお肌へのお手入れ方法として、とても有効なのがマッサージ。血流を高め、リンパの流れを良くして、毛細血管を通じて行わる細胞の「食べて(栄養を取り込む)、出す(排泄する)」生命活動を高めてくれる効果があります。
ただマッサージにはデメリットもあります。それは、肌への摩擦によって炎症を引き起こしてシミやしわの原因にもなりかねないという点。そのため、たっぷりのオイルを使って肌の上をそっとなでるように行うオイルマッサージがおすすめです。
オイル自体やそこに配合された精油や植物エキスの美容成分を肌内部にまで浸透させることができ、そっとなでることで血流やリンパの流れが向上、リラックス効果もあり心身共に自ら美しくなる力を高めてくれる、まさに一石二鳥の効能です。
そこで、今回は簡単にできるおすすめの方法をご紹介します。
オススメのオイルマッサージ方法
オイルを使いなれない方にとっては、どうしてもベタつきが気になる、手もベタベタして気持ち悪いなど使いにくい感覚があるかもしれません。
最も簡単に気持ちよくできるのが、入浴時のオイルマッサージ。湯気のスチーム効果で毛穴も開いてオイルの美容成分も浸透しやすく、香りも立ち上りやすく、手がべたついても洗い流すだけです。
1.オイルを選ぶ
オイルは酸化しづらく、肌の皮脂に近い肌なじみの良いオイルがおすすめです。またリラックス効果があり、副交感神経を高めてくれる精油を配合したものを選びましょう。
HANA ORGANIC では「スキンケアオイル」をご用意しています。ビタミンEやセサミンなどの抗酸化、抗炎症成分を豊富に含む生のセサミオイルに、白檀、ダマスクバラの精油をブレンド。また肌の滞りをスムーズにするアーユルヴェーダで使われるハーブを配合しています。
2.湯舟に浸かってオイルを手に取り、マッサージ開始
顔、身体を洗った後に湯舟に使ってマッサージを行います。
オイルは500円玉大くらいのたっぷりの量を使うことがおすすめです。顔からデコルテにかけて、摩擦を起こすことなくマッサージができる量を手に取ってください。
手のひら全体に伸ばしたら、まずは顔を覆って顔全体にオイルを塗ります。
その後、顔の中央から外側へ、人差し指、中指、薬指の指の腹全体を使って、優しくなでるようにしてマッサージしていきます。
この時に肌を引っ張ったり、強く押したりすると刺激によってかえって肌にダメージを与えてしまう事になります。オイルの上をそっと指を滑らせるくらいの感覚で、何回もその動作を繰り返しましょう。
耳や耳の下の顎の付け根にはリンパ節がありますので、そこに向かってマッサージするのも効果的です。
またオイルが余るようなら首からデコルテにかけてもマッサージを行い、鎖骨まわりも優しくもみほぐしましょう。
3.香りをたっぷりかいで、深くリラックスを。
マッサージが終わったら両手で顔を覆い、目をつむって鼻から深く息を吸い込みましょう。精油の成分が鼻から取り込まれ、脳に信号を送って自律神経バランスを整え深いリラックス効果を与えてくれます。花や木の皮、根などの精油がリラックス効果が高いのでおすすめです。
4.軽く洗い流して終了。
顔やデコルテについた余分なオイルはシャワーで軽く流しましょう。ゴシゴシ洗う必要はありません。お風呂上りにタオルでふいた後、肌を観察して乾燥が治まっているようなら、特にそれ以上のスキンケアはいりません。ほんのりと残る優しい香りに包まれておやすみください。
デイリーケアにも上手にオイルを取り入れて。
週に1回のオイルマッサージで肌の代謝が良くなれば、乾燥も感じにくくなるはずです。それでも肌のつっぱりを感じたり、春夏と同じケアだと物足りなさを感じる場合には、オイルをデイリーケアに足すこともおすすめです。
スキンケアは水系の化粧品→油系の化粧品の順番で付けることによって、角質層に入りやすく肌なじみもよくなります。また油分の少ないものから多いものへ、またサラサラしたテクスチャーのものから、もったりとした重たいテクスチャーのものへという順番に使っていきます。
化粧水→美容液(油分が入っていない白濁していないもの)→美容液(白濁しているもの)→乳液→クリーム→オイルという順番になります。
また白濁している美容液や乳液に少量を混ぜて使う使い方もおすすめです。この使い方だと、美容液や乳液に含まれる水分も手伝って、べたつかず、肌全体になじみやすくなります。
いずれにせよ、決められた量を毎日塗るのではなく、月の女性サイクルや温度、湿度によって常に変化し続けるお肌をしっかりと見ながら、お肌の声を聴きながら、与えすぎず必要な分だけのサポートを行いましょう。
塗りすぎないケアでお肌の力が高まれば、これから迎える冬の乾燥にも、お肌はたくましく健やかさを保ってくれるはずです。