肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2021.4.14

たくさんの憤りも違和感も、すべてが浄化されて本当のわたしに還っていく時間(まりさん 前編)

まりさん

 

《プロフィール》

瞑想・ヨガ講師。神経科学や哲学等を踏まえ、根本から癒し、心地よく生きるための暮らしに寄り添うヨガと瞑想を伝えている。作業療法士として回復期病院で様々な方へのリハビリテーションを経験。「予防・食事・女性」に特化した学びを深めていきながら、その後、ハワイにヨガ留学してRYT200ヨガインストラクターの資格を取得。オンラインでも瞑想講座を開き、心地よく生きるためのライフスタイル発信も行っている。

 

▼Instagram

https://www.instagram.com/0928_mari/?hl=ja

 

 

 

小柄でふわふわとしていて、光の中に吸い込まれていきそうなほど透明感のあるまりさん。暮らしの中で自然を感じる時間や、呼吸を大切にして、心地よく自分のままでいることを発信しています。

ふわふわした柔らかさ・やさしさと、芯の強さ・様々な葛藤を乗り越えてきたしなやかさを併せ持つ言葉は、深いところにまで染み込んでいきます。まりさんが本当のわたしに還るまでの旅、そして今の満ちる暮らしについてお伺いしました。

 

(取材:HANA ORGANIC 林田七恵)

 

 

 

まりさんのInstagram投稿より

 

ずーっとポジティブでいる必要もないし

ずーっと笑ってなきゃいけないわけでもないし

ずーっと走り続け成長し続けなければいけないわけでもない

少し止まってみてもいい

かなしいも、嬉しいも半分こ

ネガティブとポジティブも半分こ

ポジティブオーラいっぱいの人も

ネガティブオーラいっぱいな人もそう見えてるだけで

そこがよく目立っているだけでを本当はどっちも半分こ

 

あらゆるものが休憩と成長を繰り返している

あらゆるものが止まると進むをそれぞれのペースで繰り返している

よーく観たらそうなっている

 

ときには後退と呼ばれることも起きる

けれども、ちょっと遠くの未来からみてみるとその後退も、向かうべく方向への前進だと気づく

かなしみに包まれてるときは

かなしみに浸るべくタイミング一生浸ってることなんて

できないのだから、安心して浸ってみたらいいのだと思う

 

疲れてしまったとき

がんばれーって、してもいいけど別にしなくたっていい

頑張るをやめて放っておいてみても

しばらくすると意外と動いてみたくなったりするとても自然に、とても自然なタイミングで

そこには無理や違和感は存在しなくて

既に心地良い流れの中に在るのたと思う

 

きょう。

わたしは止まるの日。!

 

週の真ん中水曜日。

引き続き、心地よく、気持ち良く、やさしく、あたたかく。

 

 

 

心を診るお医者さんになりたかった少女時代

 

◆HANA ORGANIC の林田です。お会いできてとてもうれしいです。まりさんの投稿を見ていると、すごく引き出しが多い方だなぁと思って。ヨガ講師に瞑想、作業療法士で、ヴィーガンで、文章の発信も。どれも深く掘り下げていらっしゃいますよね。

 

◇なんか興味があると追及したくなってしまうタイプなのかもしれませんね。文章書くのも確かに好きですね。

 

◆まりさんは小さい頃は何になりたいタイプだったんですか?

 

◇小学生の時は精神科医になりたかったんです。心を見るお医者さんになりたい、みたいな表現だったような。病気を見るではなくてその人の悩みを解決してあげるようなお医者さんになりたかった気がします。

 

◆小学生で精神科医、すごいですね。10歳くらいになると女の子はもう社会を見渡し始めますよね。まりさんにとってはどんなきっかけがあったのでしょうか。

 

◇わたし、3歳の時に兄を先天性の心疾患でなくしていて。兄はまだ5歳になる前だったん ですけど。あと父も高校生の時に病で倒れて。医療みたいなものがずっと身近にあって、人を助ける存在があることを知っていたので、自分もそうなれたらなぁと思っていたのかもしれませんね。

 

◆でも普通はまだアイドルになりたいとか言っている年齢の時に、誰かの役に立ちたいとか、ましてや心の、というのは本当にすごいですね。

 

◇わたしにとっては心の優先順位って、すごく周りと比べても高いんだと思います。それはもう本当に小さい時から。

 

 

◆なるほど。投稿を見ていたら、お肉を取り入れたくない、違和感があるというコメントをみたことがあったのですが、現代社会の中でもなにかそういった違和感、直観的に受け入れられないものを感じることが多かったのでしょうか。

 

◇そうですね、本当にこれは受け入れられないなぁというものが色々とありました。でも小さい時は何も知らないし、嫌と思ってもそれをどう表現してよいのか、なにもできなくて。そこへの葛藤はたくさんあったなぁと思います。結構、憤りを感じている小学生だった気がします。うまく言葉にできないんですけどね。

 

嫌なものとか不快なものをスルーできない感じで、でもそれを表しようもなかったから、なんかいつも苦しかったように思います。

 

◆なるほど。そういう違和感を持ちながらもなじまなければいけない、というのは本当にきついですよね。それはいくつくらいになって解消されていったんでしょうか?

 

◇いや、なんか大人になるまで結構大変でしたよ~。

 

◆そうですか。大人になったら、ま、そんなもんだよ世の中は、とあきらめたり、正面突破したり、自分の中でなんとか咀嚼したり、いろんなパターンがあると思うけどまりさんは?

 

◇もう・・・・ひたすらに、我慢。(苦笑)

 

◆え~~~~!?

 

 

 

 

もう無理!とハワイに飛び出したら、大浄化が起こった。

◇感覚が人とは違うというのは小学生のころからわかっていて。それが少数派であるとわかっていたから、言ってもしかたないと思って、みんなと同じことを演じる。でも抑圧し ているからなかなか大変で。社会人二年生までそんな生活していました。

 

で、社会に出て作業療法士という仕事をして、あまりにも大人なルールに囲まれたときに、あ~これはもう無理だ、絶対これは無理!というタイミングがきて。

本当の自分が消えてなくなってしまいそうな恐怖を感じるようになって、

あ、これはもうあかん~って、思い切ってハワイに飛び出しちゃいました。

 

もしあのとき緩やかな働き方をしていたらそうはならなかったかも。それなりにハードな現場で働く状況だったから、思い切れた気がします。かえってそれが良かったのだと思います。

 

◆ものすごくポジティブな解釈!いいですね~!でも抑圧されてきて、そこからいきなり反動でハワイ、というのもまたなかなかの行動力ですよね。

 

◇そのときもとりあえずその職場はやめようと決めて、そんなにバイタリティもないから日本でヨガができるところを探していたのですけど、ちゃんと一定の期間集中できる環境 で学んだ方がいいよ、と背中押してくれる人がいて。そのおかげもあって、思い切りました。

 

実は海外に一人で行くこと自体が初めてで、学生時代も狭い世界で勉強と実習が中心の生活だったので、本当にドキドキしながらトコトコと一人でハワイに行った感じなんですよ。

 

 

◆今のまりさんはいろんな発信をしていたり、人にも教えていて、とてもバイタリティのあるタイプに見えるけど、そのときにまりさんの中で何かがはじけたのでしょうか。

 

◇そうですね、かなりはじけたと思います。ハワイにいってヨガを学んだ時に、なんか、人生の浄化がすごい起こって。今まで抑圧していた自分に対して一気に許しが起きて。

 

なんというか・・・本当の自分に還っていくという感じがど~んって訪れたヨガの学びでした。人生のターニングポイントだったし、あれがなかったら今の自分はまったくなかったと思います。

 

◆なかなかできないすごいご経験ですね。ハワイの一カ月間の中で、自分に許しをたくさん与えて、玉ねぎのように皮をむいていって、最後に出会ったまん中にあった自分はどんな自分だったんですか。

 

◇どんな自分だったんだろう。えっと・・・・なんかすごい・・・、すごい喜びだったんですよね・・・。一気に軽くなって。今までわたしは誰を生きていたのだろう?という感じで。なんにもないのに嬉しいみたいな感じになって。わたしがわたしであることの喜びみたいなものを、初めて味わった感じで。

 

何かないと、何かをしないと、ではなくて。もうそういうのは本当になくなって。あ、じぶんに帰ってきた、もどってきた、という感じでした。

 

◆じゃあなんか、ものすごいわくわくしてきましたよね、きっと。わぁ、じゃあこれからどうしよう、楽しみだなぁ~ってなったのではないですか?

 

◇そうですね、それまで不安ベースで生きていたものが一気に安心に代わって。自分もそんなふうに真ん中に戻ってこれた体験をしたのだから、わたしは絶対にヨガをみんなに伝えるんだという気持ちもどんどん大きくなりましたね。

 

ヨガを学びに行ったのですけど、大浄化が起こったのは、メインティーチャーがしてくれたチャクラ瞑想だったんですよ。そこで一気に人生のいろいろが整ったので、瞑想も学ぼう、教えるようになりたいと思うようになりました。

 

 

 

たくさんの違和感がありながらも、我慢し続けた毎日から一転、本当のわたしに還る大きな大転換と、そこから新しい人生が始まったまりさん。後半では今に続くまりさんの満ちる暮らしをお伺いしていきます。

 

呼吸でいつでもわたしに還れる。お腹の底とつながって、純度高く生きたい。(まりさん 後編)

 

 

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