2023.6.2
「全員、愛おしい」(nahomiさん 後編)
nahomiさんの大切にしている軸が、かけがえのない仲間やご縁を引き寄せます。
▼nahomiさん Instagram
▼ヨガスタジオ MUNI
▼ヨガスタジオ MUNI Instagram
https://www.instagram.com/muni_studio/
おしゃべりコミュニティHANAの森でのイベントでご一緒させていただいた ヨガトレーナーのnahomiさん。柔らかく大きなパワーとお人柄に魅了され、これまでのご経験やエネルギーの源について、インタビューさせていただきました。
(取材担当:松本)
≫大変なこともあったけど、何より素晴らしい仲間との出会いに恵まれました。(nahomiさん前編)
◆(松本)
激務の日々だったnahomiさんは、お母様のお誘いでヨガに出会います。ヨガの最初の印象とは?
◇(nahomiさん)
初めて母とヨガに言ったとき、隣で母が「あ”~」とか、「う”~」とかすごく大変そうにしていたんです(笑)。でもあんなに苦しそうだった母がシャバ―サナ(ヨガの最後に行うおやすみのポーズ)で速攻寝ていたんですよ(笑)しかもグーグー寝息を立てて!それを見て、なんて気持ちいいことなんだと、ヨガに対してなんとなく良い印象を持ちました。
それからは、リフレッシュしたい時にいろんなヨガスタジオやヨガイベントに行ってみました。姉と一緒に行ったりもしていたかな。ただその時はまだ、ヨガに出会えてよかったみたいな想いはなくて、たまにやるとなんとく気持ちいいなくらいでした。
◆それから、どんな心境の変化があってヨガが習慣になっていったのですか?どうして指導者の道へ?
◇ヨガが習慣化したのは、あるクラスとの出会いがきっかけでした。
30代を迎える前にもう一度アパレル関連の企業に転職しオフィス近くの渋谷のヨガスタジオに同僚と一緒に行ってみたのですが、そのクラスがとても良くって。インストラクターの方に気になる癖が全く無くて、すごく自分に集中しやすい素敵なクラスだなと感じたんです。それまではいろんなクラスでいろんな方のクラスに参加していたのですが、味わったことのない感覚でした。
それから毎週木曜日は仕事が終わると必ずそのクラスに参加する生活になりました。ヨガが私のルーチンになった瞬間でしたね。ただ、自分がインストラクターになりたいなどとはまだ全く思わず、とにかく気持ちいいから続けようかなという感覚でした。
◇30代で再度転職をするのですが、通っていたヨガスタジオと転職後のオフィスとでは場所が離れてしまい、時間的な問題で好きなクラスに通えなくなってしまったんです。せっかくできたヨガの習慣をどうやって維持しようか…と考えました。また自分と相性の良いクラスやインストラクターを探し出すのにはきっと時間がかかるし、たとえ見つけたとしても何かのきっかけでまた通えなくなるかもしれないし…。であれば、ヨガについて勉強してみたら自分で家でもある程度やれるかなと思い、2017年にライセンスを取りに行きました。
ただ当然、講座は指導者になることが前提のカリキュラムなので、インストラクター役になって他の受講者に向けてアウトプットをする時間がかなり多くあるんです。講座でデモクラスをやっていくうちに、アウトプットしていかないとどんどん忘れちゃうし、それにクラスを開催するのって結構楽しいなと思うようになりました。
そして講座が進みヨガを学べば学ぶほど、この素晴らしいメソッドを私の大切な人たちにも伝えられたらいいなと考えるようになっていって、そこから会社員と平行してプライベートヨガのクラスを開催し始めました。長いお話しになりましたが、ようやく指導を始めるところまできましたね(笑)。
◆小さい頃から一つのことに向かっていくパワー、深めたいという探求心がすごいですね。その間、辛いなと思ったことや悩まれたことはあったんですか?
◇辛いことはいっぱいあったと思います。いっぱい悩んだし、大変なことや問題もたくさんありました。でもいつも家族や仲間に助けられてきましたね。仕事では役割的に孤独を感じることもあったけど、一緒にやっている人たちには恵まれていて、過去を俯瞰してみると結局楽しかったです。新しいことにチャレンジする時も怖さはあまりなくて、怖さよりも楽しみの方が大きいのも、間違いなく周りの人たちのおかげですね。
◆ヨガの指導を始めてすぐのプライベートクラスにはどんな方がきてくださったんですか?
◇それまでの職場の先輩や同僚、お仕事の繋がりで仲良くしてくださっている方々が中心に来てくださいました。声をかけてみるとこんなにも興味を持ってくれる人たちがいるんだと嬉しく思うのと同時に、ヨガの持つ可能性についても強く感じました。今までのすべての時間が繋がってきている感じがしましたね。
◆本当にnahomiさんが築いてきた素敵な繋がりを感じます。nahomiさんが一番大切にしていること、軸はありますか?
◇そうですね…人と接する時には“相手にも家族がいる”ということを考えながら過ごしています。
そうすると、出会う方全員が愛おしいんですよ。最初から誰かから聞いた前情報や肩書き、先入観を持って人に向き合うと、あまりよくない方向に進んでしまうことがあって。みんなに家族がいて、誰かに大切に思われている人っていう風に思うと、人ってかけがえのない存在じゃないですか。
愛情をもって接する、じゃないですけど、基本的に相手のことを“好き”から入る。相手が自分やこの状況をどう思っていようと「私はこの人が好き」というところから入ることを大切にしています。
◆素敵ですね。これまでのご縁が繋がっているのがよくわかります。
お忙しい時、大変な時もたくさんあったと思いますが、日頃から自分に還る、自分を整えるということは意識されていましたか?
◇特に20代の忙しい時は心のケアも身体のケアも、そんなに意識していなかったですね。でも仕事でいろんなことを任せてもらえるようになってくると、忙しい時こそ自分の不調によって誰かに迷惑がかかってしまうというのはよくないなと思うようになり、少し意識するようになりました。
定期的にヨガを始めてからは、ヨガのスタジオに行くとマットの上ではニュートラルな自分に戻れるという感じもありましたね。仕事やプライベートでのあれこれで感情がかき乱されることもあるけど、ヨガマットの上に戻ると自分という“存在”は前回マットの上にいた時と何も変わらないんです。ただ全て同じということはなくて、今日は呼吸がしづらいとか、肩が動かしづらいとか、足が踏ん張りやすいとか毎回いろんなことが起こります。そのことに気づいたら、褒めたり、必要なチューニングをすればいい。そういったことに気づかせてくれたヨガ習慣は、私にとって自分に還るためのツールになっていたような気がします。
◆自分に還る時間をもつことで、日常生活でも変化がありましたか?
◇ありました!と即答したいところですが、日常生活では、どうだろう…20代30代を振り返ると、なかなかニュートラルに戻ることができずに乱れたままなことも多かったかもしれません。自分の心、感情がうまくコントロールできず、周りにもたくさん迷惑をかけていたと思います。
ただ最近は、ヨガによって“一拍置く”癖がついて、イライラすることが少なくなったような気がします。感情は表面的で一時的、どんな時でも本当の心で対応したいと思うようになりました。
◇ただそれでもどうしても心が乱れているときは、、、会うと安心する人、この人に会うと冷静な心で接してくれるから大丈夫だろうなという人っていませんか?ありがたいことに私にもそういうメンターが昔からいたので、そういった方々とお会いするようにしています。
自分一人でヨガをするだけで全て整うということはなかなかなくて。関わる方々に助けてもらっています。自分一人では何もできないですからね。これからもご縁を大切にしていきたいと思っています。
◆周りの方々への感謝を忘れず、自分と向き合いながら学び続けるnahomiさん。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
飾らず等身大のままのnahomiさん。大きな愛を相手に贈ること、そして周りの人との繋がりを改めて大切にしていきたいと思う時間でした。
これからも nahomiさんがつくる癒しの空間は、たくさんの方の憩いの場になることでしょう。
最後に、読者のみなさまへメッセージをお願いいたします。
私のストーリーをお読みいただきありがとうございました。実は、ヨガより前から私がハマっていた習慣が美容でした。20代の頃はメイクを中心にデパコスが大好きでしたが、闇雲に買い漁っていたおかげでひどい肌荒れを起こしたことも一度や二度ではありません…。
30代以降はヨガと同じくらいスキンケアルーチンを大切にしています。なぜかというと、洗顔時や化粧水をつけていると、肌表面の凹凸や輪郭の感触、吹き出物の出現や乾燥の具合、そういったものがここ数日の食事や睡眠、ストレスについて教えてくれるからです。そして気がついたことがあればその度、数日を振り返り、自分を褒めたり今からの数日でチューニングしたり。ヨガの習慣と同じようなものですね。
HANA ORGANICアイテムの中での私のお気に入りはピュアリクレイとダマスクばらミストです。クレイのなめらかな手触りと凜としたダマスクバラの香りが私の肌チェック習慣を楽しみにしてくれています。皆さんはどんなアイテムがお好きなのでしょう。これからも心身ともに健やかでいるために、一緒に“私であること”を楽しんでいきましょう。