2022.5.2
守り、浄め、本当のわたしへと目覚めていく。“常若”に学ぶ 、わたしたちの Holistic Care(3)
前回
≫“常若”に学ぶ、つねにみずみずしく、清々しく在るための2つの作法。(2)
自然のサイクルを観察して生まれた
日本の「常若(とこわか)」習慣
春夏秋冬と四季があり、春に海や川、森で芽吹いた新しい命が勢いよく育ち、秋になると実りを付け、そして冬には枯れて次の世代へと命をつなぐサイクルを、常に身近に感じて暮らしてきた私たち。
新しく生まれ変わる春が始まりの季節だと捉え、籠りの季節である冬に溜まった古いものを取り去って新しく新調することで、また本来の成長のエネルギーを得ることができるのではないか。そう考えて、式年遷宮をはじめとする「新たにすること」を風習として残してきました。
そして穢れを祓い、新しく整え、気を高めるハレの日を設ける神道の習慣は、そのままわたしたちの暮らしにも根付いてきました。
わたしたちの祖先は、身体を魂が入る御宮であると考え、また一人ひとりの中にも神が宿るという考えから、その神聖な人が暮らす住居も御宮と捉えてきたことに背景があります。
今では何気ない暮らしの習慣として、また「やらないとなんとなく気持ち悪いから」という理由で日々行っている掃除をする、玄関をきれいにする、顔を洗う、口の中をきれいに保つ、お風呂に入る、ということも、紐解いていくと一つ一つが常若につながる習慣だということができます。
特に子宮という奥宮を宿す女性は、その参道の入口にある拝殿とも言える「顔」が、常にいきいきとした状態であることに心を配り、美容という形で顔の美しさを整える習慣を受けつないできました。
顔の肌が血流や水分の巡りが良く、潤っていて血行が良い状態ということは、奥宮である子宮も良い状態が保てている証拠。そのために水や植物を用いて肌を整え、肌とつながっている心を整えて、時には気を高めるハレの習慣として色や光の化粧で飾り、わたしを常に新しく美しく保とうとしてきました。
常若の伝承を感じながら、
日々のHolistic Care を。
わたしたちの身体も肌も、常に新しく生まれ変わっています。御宮である身体の最も骨格となる骨も筋肉組織も、古くなればそれを壊す細胞の働きによって排出されて、また新しい骨や筋肉が形成されていきます。
肌ももちろん同じ。顔の肌は1~3か月ほどで生まれ変わるターンオーバーというサイクルがあり、また内皮と呼ばれる体内の粘膜、胃壁や腸壁も数日単位で常に生まれ変わっています。
そしてこれらの生まれ変わりの指示をするのが自律神経の働き。自律神経は体内の生まれ変わりや生命活動に重要な電気的な働きをコントロールしています。心電図で心拍の状況がわかるように、心臓が動いているのも自律神経の刺激によって細胞から発せられた電気信号によるもの。
昔の人たちが言っていた「気」が、目に見えないたとえば電気的なものも含むのだとすれば、常若の思想から生まれた浄化やハレの日の風習などは、この自律神経のコントロールに効果的なのかもしれません。
HANA ORGANIC のアイテムで
できる Holistic Care
HANA ORGANIC は目に見えるものだけでなく、古来から伝わる「気」のコントロールや魂と宇宙の響き合いなど目に見えない世界にも思いをはせて、Holistic Care メソッドを開発しています。
たとえば7000万年前にヒマラヤに生まれたとされるダマスクばらを通った水をたっぷりと使った HANA ORGANIC ウォーター。
その清浄な香りを深く呼吸器から吸い込めば、脳の中は「Eupholia(多幸感)」という状態になり、神経伝達物質やホルモンなどの働きが環境に影響されずに整った状態に戻っていくことがわかってきています。
現代の忙しくあわただしい生活の中で生じた様々なノイズ、脳内の雑音がすーっと掃われていき、クリアになることでわたしの中の本当の力が目覚め、自律神経バランスも整って「心」も、「気」も、浄らかな状態になっていきます。
わたしたち女性と響き合う花の中の女王、ダマスクばらを通った清浄な水が、物質的な浄めの効果だけでなく精神を洗う効果ももたらしてくれる。
一日の終わりに、または始まりに、ちょっと疲れがたまった時に、シュっと顔や髪にスプレーをして、すべてが整っていくプチ瞑想タイムを持つことができます。
またもう一つ古来からお浄めに使われてきた貴重な植物・老山白檀と真珠を配合して作ったのが、塗香ルミナイザー。
こちらは様々な汚染物質や細菌やウィルスなどにさらされる日中の肌、心、魂を守り浄めるために使えるアイテムです。
ハイライトとして顔に塗ったり、手首やデコルテに塗ることで、輝きと共に白檀の香りがわたしを守り、浄めてくれます。
そしてダマスクばらと老山白檀で、日々の暮らし、ケの世界での浄化を行いつつも、さらに気を高めるものとしてハレの役割のアイテムが、地球の色と響き合うカラーパレット・「ザ パレット」です。
ハレの祭りの日には、日本でも世界のどの地域でも華やかに化粧をする文化があります。普段は使わないような色で口や目の周りを囲み、絵を描くように顔や体に模様を入れていきます。
これは自然の中の精霊を模したものともいわれており、自身が精霊そのもの、自然そのもの、神そのものになる特別な時間を味わうことが目的だと言われています。
そうすることで人間社会にもまれて低下していた「気」を補い、本来の自然そのものであるわたしの気に戻していたのかもしれませんね。
ザパレットで好きな色を作り出しながら、誰かに見せるのでもなく自分が心躍る色を目に、口に、肌に載せて楽しんでみる。まさに自然と響き合うお祭りです。
春から初夏にかけてはまさに新たにすることにぴったりの季節。
日々の浄化を行いながら、新しい色との出会いでワクワクする気持ちや夏に向けてエネルギーが高まっていくような感覚を味わってみましょう。
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