2022.10.14
乾燥する季節に「やめる、を始める」
洗顔してタオルで水滴をふき取った後、一刻も早く保湿をしなくてはと化粧水に、乳液に、急いで手を伸ばす。「スキンケアなしでは潤うことはできない。」「秋冬、年齢と共に、さらにたくさんの潤いが必要になる。」そう思っていませんか。
でも、本当はそんなことはありません。どんな季節でも、何歳になっても、肌は自ら潤う力を持っています。
頭ではわかっていても、肌のかさつきを感じるとやっぱりすぐにたっぷりの保湿を与えたくなってしまう。そんな気持ちをちょっとだけ鎮めて、肌と対話してわたしの肌を信じてみるステップを踏みませんか?
ちょっとしたことだけでも、乾燥の季節にあえて引き算を取り入れることで、肌の力の高まりを感じることができます。
本当はこれだけでいい。
HANA ORGANIC で目指す肌。
HANA ORGANIC で推奨するスキンケアは、「肌が必要とするものだけを与える」という、実は本当にシンプルな考え方です。甘やかさず、無理もさせない。刺激があれば、守ってあげる。肌に本来備わる、ダメージから回復しようとする力さえ損なわなければ、肌はいずれ自分の力で本来の健やかな姿を取り戻します。それが自分の肌の力を信じるケアだと考えます。
HANA ORGANIC の考える「健やかな肌」は、「二の腕の内側」のような肌であるとお伝えしています。
二の腕の内側の肌は、細やかなケアをしていないにも関わらずキメが細かく透明感があり、触るとサラサラとして、赤ちゃんの肌に近い感覚ですよね。これは、二の腕側が常に服に守られていて紫外線や外部環境のダメージを受けていないから。理想の肌は「モチモチと吸いつくような肌」とは違うことに気が付くはずです。これが、自らの力だけで十分に潤っている肌の本来の姿です。
肌が健やかで穏やかな環境下であれば、本当に必要なのはこれだけ。
紫外線の影響や温度、湿度の影響も適度な季節であれば、フェイシャルケアは洗顔料「ピュアリクレイ/ピュアリキューブ」、ダマスクばらミスト「HANA ORGANIC ウォーター」、美容液ベース「ウェアルーUV」の3点だけで十分です。
肌にとって刺激となってしまう大気汚染物質やほこり、余分な皮脂などの汚れをやさしく「落とす」洗顔料。万能の花と呼ばれるダマスクばらの純粋な蒸留水。日中の紫外線や飛来物、ブルーライトや乾燥から肌を「守る」美容液ベース。
肌が自分の力ではできない「落とす」「守る」に加えて、非常に複雑な成分構成を持ち、皮脂バランス、常在菌バランス、女性バランスなど肌に欠かせないさまざまな「バランスを整える」力を持つダマスクばら水「HANA ORGANICウォーター」が、理想的なミニマムケアです。「モチモチ」を目指す必要はありません。
秋冬、乾燥する季節の
「やめる」の始めかた。
とはいえ、外気も冷え、空気は乾燥し、空調によるダメージも逃れられない季節にミニマムすぎる(必要な物が与えられていない)スキンケアはかえって負担になってしまうこともあります。
かといってむやみにクリーム、バーム、オイルとアイテム数ばかりを増やして与えすぎてしまうのも肌の力が損なわれる原因に。
そこで、肌に本当に必要なものを知るための、肌との対話が大切になってきます。
秋冬は、基本のスキンケアアイテムの工夫で無理なく「増やすことをやめる」ことを目指しましょう。
乾燥する季節の
「やめる、を始める」ケアステップ
ステップ1 やさしく落とす
洗浄力の強いクレンジングや洗顔をやめる、ということが第一のステップです。肌を守る天然の皮脂膜まで落としてしまうと、肌は乾燥するだけでなく、常在菌バランスやバリア機能が崩れてしまい、炎症を起こしてしまう原因にも。
クレンジング不要なベースメイクに替えるとともに、落としすぎない洗顔料を使いましょう。「ピュアリクレイ」は、やさしい石鹸成分と2種のクレイの吸着効果で必要な皮脂を残したまま汚れをすっきりと洗い流します。
より潤いを残したい場合は、洗浄力のよりマイルドな「ピュアリキューブ」をお勧めします。
【肌との対話のポイント】
洗顔が終わったら、まずは自分の肌の状態を確認しましょう。
- お風呂上がり、化粧水を付ける前に5分置いて、自分の潤う力を確かめてみます。
- ここでカサつく、つっぱる感覚を感じなければ HANA ORGANIC ウォーターのみのケアでも十分です。
- カサつく、つっぱるという感覚があれば、次のスキンケアのステップへ移りましょう。
ステップ2 肌を柔らかく潤して、生まれ変わるための再生力を高める。
次に、肌の状態を整えるステップです。
ステップ1で「HANA ORGANICウォーター」のみで乾燥を感じる場合、またはじめて HANA ORGANIC を使用される方は保湿成分や肌バランスを整える植物エキスを含んだ化粧水「フローラルドロップ」を使うのがおすすめです。
「フローラルドロップ」を少し多めに肌になじませた後は、乳液「ムーンナイトミルク」を適量肌に取り、優しく押し込むようにして角質層になじませます。手のひらで顔を包み込むように覆い、手のひらの暖かさで乳液と顔の表面が馴染んで溶け合うまで、ゆっくりとハンドプレスをしてあげましょう。
この工程を入れるだけでも、肌の感覚は驚くほど違うものです。
それでもつっぱり感などが残る場合には、肌表面が乾いてから乳液を重ねます。
ゆっくりと深呼吸して、香りを吸い込むことを忘れずに。花精油のアロマも、とても有効なスキンケアです。
【肌との対話のポイント】
各アイテムを付けた後は、必ず肌の状態を確かめます。
カサつく、つっぱる感覚があれば使用量を増やして調節します。●プッシュなどご紹介している使用量はあくまでも目安であり、守る必要はありません。ご自身の肌の状態に合わせて必要に応じて調節します。
ステップ3 潤いがまだ足りない時はサポートケアの杖をかりる
ダメージを受けた後、乾燥が厳しいとき、年齢やホルモンバランスによる要因などで、フローラルドロップ、ムーンナイトミルクだけでは物足りない場合のサポートケアです。
①美容オイル「スキンケアオイル」
まずはムーンナイトミルクにスキンケアオイルを数滴混ぜて油分をプラスすることで、より保湿力を高めます。
肌の乾燥の度合いに応じて、スキンケアオイルの量を調節することができるので潤いサポートの最初のステップに最適です。また、お好みで乳液の後に重ねてご使用いただけます。
②乳液「ムーンナイトミルクモイスト」
それでも潤いが追い付かない場合は、乳液「ムーンナイトミルクモイスト」に切り替えてみましょう。ムーンナイトミルクモイストは HANA ORGANIC の中で最も保湿力の高い製品です。どうしても乾燥してしまう時の杖としてムーンナイトミルクの代わりに使用します。
ステップ4 肌をダメージから守る
日中のダメージから肌を守るためのケアが、ベースメイクの大切な役割です。日中受けるダメージが少なければ少ないほど、スキンケアも少なくて済みます。
「ウェアルーUV」は毛穴をふさがない軽やかなテクスチャーで、紫外線や飛来物、ブルーライトや乾燥から日中の肌を守ってくれる美容液ベースです。ノンシリコンでありながら少量でもつややかに肌色を整えてくれます。洗顔の際も石鹸だけで簡単に落としていただけます(クレジング不要)。
スキンケアは、自分の今の肌の状態を確認して、最初から与えすぎないことを意識してみてください。
実践してみた上記のケアで十分かも、と感じたら、サポートケアをやめていったり、乳液の量を減らしていったり、少しずつ改善していった肌の状態に合わせたシンプルなケアに戻していき、「これだけで十分」と感じる最低限のケアを目指します。
与えるケアには終わりがありません。
乾燥する季節にこそ、自分の肌を信じる勇気をもって減らしていくスキンケア、「やめる」ケアをしていきませんか。
「やめるを、始める」コラムシリーズ
≫HANA ORGANIC 使用者の「#やめるを、始める」体験談
SHARE +
関連コラム
-
ローズウォーターヌーボー、みんなはどう使っている?
- 2023.8.30 | 製品
-
今年のダマスクばらの香りが届きました。
- 2022.8.23 | 製品