2023.3.7
人類が最初に始めたスキンケアとは?
わたしたちは日頃から、たくさんの化粧品を使用しています。クレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、美容液、日焼け止め、ファンデーション、口紅…
その中でもずっと昔、人類が最初に使いだしたアイテムは何でしょう。つまり、生きていくうえで無くてはならない、必須のアイテムと言えます。
それは、洗顔料と日焼け止め。
まさに人類最古にして最高のスキンケアは、細菌から身を守る洗顔であり、紫外線から肌を守る日焼け止めだったのです。
スキンケアというと、化粧水、乳液、美容液を思い出しますが、実は肌にはもともと肌自身が必要な油も、潤いも、シミを分解する酵素も、ぜんぶ作り出せる能力が備わっています。汚れを落とすこと、紫外線から肌を守ること、この肌自身ではできない2つのことを手助けしてあげることが、最高のスキンケアとなるのです。
日本における古来のスキンケアを紐解いてみても、細菌対策と紫外線対策をいかに重要としていたかがわかります。原始の世界ではわたしたちの祖先は、全身に真っ赤な土を塗って、土の成分に含まれる防菌作用、紫外線から身を守る作用を取り入れていたとか。それ以降の化粧もやはり紫外線を反射させるおしろいと、米ぬかや小豆などを使った洗顔が主流となっていて、細菌対策と紫外線対策がスキンケアの目的だったのです。
変わってしまったスキンケア
本質的なスキンケアが主流だった日本人の肌は、とても綺麗でした。ところが海外から石油由来のファンデーションが輸入され、日本人の肌やスキンケア法は大きく変わってしまいました。肌を綺麗に見せてくれる落ちにくいファンデーションを塗ると、それを落とすために強いクレンジングが必要になります。強いクレンジングを使用すると肌に必要な皮脂も落としてしまい、乾燥を招きます。そうすると保湿力の高い化粧水や乳液、美容液など「与える」ケアが必要になります。このサイクルにより、肌自身が持つ本来の機能が低下してしまうこととなったのです。
日焼け止めと洗顔を選ぶポイント
以上のことを考えると、まず肌に塗るものを優しいものに変えることが大切だということが分かります。塗るものが優しければ、優しく落とすことができます。では、どのようにして選べばよいのでしょうか。
日焼け止めを選ぶポイント
✓乳液やクリームタイプの汗で落ちにくい形状を。
SPF30、PA++が日常使いにおすすめです。
✓紫外線を防ぐ成分をチェック
紫外線吸収剤は不使用、紫外線散乱剤はナノ化していないものを。さらに酸化チタンなどをコーティングしているものを選びましょう。
✓石油由来フリー処方かをチェック
肌への負担となる石油由来の成分が不使用なもの、植物由来の処方がおすすめです。
✓抗酸化成分や抗炎症成分の配合をチェック
抗酸化、抗炎症効果のある成分が配合されていると日中の紫外線ダメージを軽減してくれます。
洗顔料を選ぶポイント
✓洗浄剤のタイプや作り方をチェック
石けんや石けんベースのものがおすすめです。石けんには肌の上の汚れのみを落とす作用があり、大切な肌バリアや肌に必要な常在菌を壊すようなことはありません。
✓洗浄成分の中心となる油脂が良質なものかチェック
オーガニック栽培であることは、植物成分が良質なものであることの一つの証でもあります。良質な美容成分がたっぷり含まれたものを選びましょう。
✓毛穴を詰まらせる成分が入っていないかチェック
シリコンなどの潤いや透明感を演出する成分が入っているものは避けましょう。毛穴詰まりや炎症の原因となってしまいます。
✓肌に刺激がないかチェック
実際に使ってみてヒリヒリ感がなく、スッキリとしっとりのバランスが良いものを選びましょう。
HANA ORGANIC から生まれたもの
肌本来の力を弱めてしまいがちな「与えすぎる」ケアが主流となっている現代の中で、もう一度肌の力を守り高める本質的なケアを提案したい、との思いから誕生したのが「ウェアルーUV」と「ピュアリクレイ」でした。肌にストレスを与えずに紫外線から守り、落とさなければならない汚れだけを落とす。肌自らができないこの2つのケアにとことんこだわりました。
天然100%でどこまでも肌に優しいのはもちろん、SPF30で紫外線もしっかりカットしてくれます。また、ファンデーションを使わなくても済むように、天然ミネラルの光コントロールで透明感とトーンアップ効果を発揮するベース機能を持たせています。スキンケアのような軽い付け心地で、天然美容成分が素肌を守ってくれます。
シア、ココナッツ、アルガンオイルなどの美容オイルから作られた石けんをフォーム状にしました。さらにミネラルをたっぷりと含む2種類のクレイを配合。毛穴の汚れをしっかり取り除きながらも、皮脂を落としすぎないちょうどよいバランスを実現しました。
「与える」ケアには終わりがありません。塗るもの、落とすものを優しいものに変えるだけで、「与える」アイテムは減らしていくことができます。それは、自分の肌が本来の力を取り戻しているということ。ただ、巷には本当にたくさんの化粧品が溢れています。塗ってすぐに効果があるものよりも、さきほどご紹介したポイントを参考に、肌がゆっくりと元気を取り戻していくものを選んでみてくださいね。