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2023.6.30

大切な頭皮と髪を守るために、白髪染めの種類を知る

美容室、薬局、ネットショップで見かける白髪染め。髪の毛の色を変えるカラー剤には、いくつか種類があります。

 

分類のポイントは「色素をどのように定着させるか」です。また定着させる方法によって頭皮や髪への負担が変わってきます。

 

これから白髪染めをしようとしている方にとっては、どのカラー剤が自分に合っているのか、

 

既に白髪染めをしている方にとっては、いまどんなカラー剤で染めていて、それのデメリット・メリットについて知り、そしてこれからのカラー剤は何を選べばよいのか。

 

白髪染めの種類を知ることで、選択の指標になると幸いです。

 

 

 

 

カラー剤は大きく分けて3種類

 

①永久染毛剤

シャンプーをしても色落ちしない

 

②半永久染毛料

シャンプーを繰り返すとだんだんと色落ちしていく

 

③一時染毛料

一度洗髪をすると色が落ちる

 

 

ひとつひとつ、どのような仕組みで髪の色を変え、どんなメリット・デメリットがあるか見ていきましょう。

 

 

①永久染毛剤…「酸化染毛剤」「ジアミン系」「ヘアダイ」ともいう

通常美容室で髪を染めるときに使われるものや、ドラッグストアなどで購入できるセルフカラー剤は、ほとんどが永久染毛剤です。どちらも基本的な仕組みは同じであり、「1剤」と「2剤」の2つを混ぜて使います。

 

  • 1剤…「酸化染料」という色素。2剤と混ぜ合わせると発色する。
  • 2剤…1剤を発色させる作用と、元の髪の色素を脱色する作用をもつ。
  1. 1剤に含まれているアンモニアが髪表面のキューティクルを広げる
  2. キューティクルの間から色素が入り込む
  3. 30分ほどすると化学反応によって色素が膨張し外には出ないようになり、髪の内部に定着する

このような仕組みで髪の毛の色を変えます。

 

 

◎メリット

色素を髪の内部に定着させるものなので、シャンプーをしてもなかなか色落ちしない。1ヶ月~2ヶ月のお手入れで十分なので楽。

 

◎デメリット

薬剤によって無理やりキューティクルをこじ開けることになるため、髪はかなりのダメージを受ける。また、繰り返しているとキューティクルが乱れ、水分や油分が流れ出し、髪の毛が乾燥してしまうことも。ヘアカラーの薬剤には髪の毛のタンパク質を破壊するほどの刺激の強い成分を含んでいるため、頭皮が炎症を起こしてしまうことがある。

 

 

 

②半永久染毛料…「ヘアマニキュア」「酸性ヘアカラー」「カラートリートメント」などがある

色素は髪の内部まで入らず、表面のキューティクルに付着して髪の色を変えるもの。そのため、シャンプーを繰り返すと色落ちしていきます。この半永久染毛料にはさらに3つに分類されます。

 

  • HC染料

髪を染める分子がとても小さいため、キューティクルを開かなくても色素が入り込んでいく。キューティクルの内部に入りやすい分、色落ちも早い。

 

 

  • 塩基性染料

イオン結合によって髪を染める染料のこと。塩基性染料が持つプラスの電荷と、髪表面のマイナス部分が結合することによって髪が染まる。HC染料と比べて分子量が大きく、髪内部へ浸透することはできないため、基本的にHC染料と一緒に配合されることが多い。

 

 

  • 植物染料

植物から抽出される染料のこと。ヘナやインディゴがよく知られている。天然の成分だけで染めるので髪や頭皮には優しいがかなり時間がかかる。

 

 

HANA ORGANIC の白髪染めであるカラーコンディショナーは、この半永久染毛料に分類され、さらにHC染料と塩基性染料の両方を用いています。この2つの染料は、頭皮についても問題のない、メイクのような成分で染めることができるという特徴があります。また、髪に対しても、薬剤の力で無理やりキューティクルを開いて脱色することがないため、つややかな髪を維持しながら髪を染めることができます。

 

◎メリット

髪や頭皮に優しく、何度でも使うことができる。つんとした鼻につくような匂いがせず、心地よく髪染めをすることができる。

 

◎デメリット

永久染毛剤と比べて色持ちがよくないため、定期的なメンテナンスが必要。色のバリエーションが少ない。

 

 

 

③一時染毛料…マスカラタイプやスプレータイプがある

メイクのように髪表面に色を塗って白髪を隠すもの。

 

◎メリット

①②の染毛剤、染毛料とは違い、頭皮につかないので手軽に白髪を隠すことができる。

 

◎デメリット

メイクのようなものなので、髪そのものの色を変えることはないため毎日のお手入れが必要。

 

 

 

まとめ

白髪染めとして主流である①の永久染毛剤は、きれいに染めることができますが、繰り返すほどに髪や頭皮にダメージが蓄積されていきます。頻繁に白髪染めをする必要がある人は②の半永久染毛料を検討してみてはどうでしょうか。数本の白髪が気になるようだったら③のヘアマスカラやスプレーを使ってみるといいかもしれませんね。

 

ぜひこれからの髪や頭皮のこと、自分に合う白髪染めについて考えてみてくださいね。

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