肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2021.2.9

誰もが、かけがえのない存在。だから自分に優しくあってほしいな。(ヨガ講師Sakiさん 前編)

Sakiさん(ヨガ講師)

 

《プロフィール》

5歳より新体操を習い始め、新体操コーチとして指導を行う傍ら、2013年よりヨガインストラクターとして活動開始。インド リシュケシュにてRYT200を取得し、現在は「呼吸で癒し、満たされ、手放す」をコンセプトとした暮らしの中で自分の内面と向かい合い大切にできるようになる優しいヨガを提唱し、発信している。

 

▼Instagram

https://www.instagram.com/sakilife.25/

 

 

伸びやかな肢体、誰もが憧れるような美しいヨガのポーズ。SakiさんのInstagramのヨガの投稿には、フォロワーの方や生徒の方から憧れの声はもちろん、温かいやりとりが交わされていて、Sakiさんが提唱されている「優しいヨガ」そのもののお人柄が伝わってきます。

 

充実した日々を送られて、等身大のままの発信が多くの方から共感を得ているSakiさん。

今回はSakiさんにインタビューをして、提唱されている自分に優しくなれるヨガのこと、ありのままのわたしで満ちていく毎日や、そこにたどり着くまでのヨガとの出会い、それによってご自身が変わっていった体験をお話していただきました。(取材担当:林田)

 

 

 

 

自然体を引き出すことを大切に。

◆Sakiさんの現在のヨガのお仕事についてお伺いします。どんなヨガを教えていらっしゃるのでしょうか。

 

◇私が教えているヨガは、ポーズを厳格に行うというものが多い中で、ポーズの形ではなくて、それぞれの自然体の状態を引き出すことを大切に考える呼吸に寄り添うハタヨガを教えています。

 

100人いれば100通りのヨガ。一人ひとり骨格も年齢も違う中で、みんなが同じポーズをとる必要はなく、それぞれが心地よいところでポーズをとればよいという自由さを伝えているものなんです。

 

ヨガは1つのツールであって、自分にとって心地の良いこと、その時に気持ち良いポーズを自分で選択できるようになるって大切だな、と思っています。

身体のほうに意識を向けるフィットネスよりのものもあるけど、自分の内面を見つめていくようなヨガをわたしは提唱しています。

 

 

◆SakiさんのInstagramを見ていると、まさにヨガが生活そのもの、ライフスタイルとしてしみ込んでいるのだなぁと感じます。ヨガにはどうやって出会ったのですか?

 

◇ヨガとの出会いは実は大学の授業なんです。新体操をやっていたこともあって、何か通ずるものがあって。そこからヨガスタジオに通い始めすっかりはまってしまい、ヨガに出会ってからもうすぐ10年目、インストラクターになってから9年目を迎えます。

 

◆大学生の時から10年、一途ですね!入り込んだらぐっと深めていくタイプなのでしょうか?

 

◇そうですね、かなり0か100かみたいなところがあって、どんっと入り込むタイプですね。小さいころから新体操やっていたのですが、その時ももう新体操一筋で。

 

呼吸に寄り添うヨガのスタイルに出会う前には、ポーズとか決まったスタイルのヨガを一生懸命やっていた時期もあって。その流派は毎朝、決められた流れをやるのが90分かかるんです。それを毎朝やるのが正直、だんだん苦痛になってきて。(苦笑)

 

そんな時に現在のヨガに出会って、その時の集中力にあった時間でやればいいよ、といわれてしっくりきて、それからだんだん自分のヨガが見つかっていった感じですね。

 

 

 

 

ストイックすぎた新体操。でも学んだことはたくさん。

 

◆新体操はどんなきっかけでどのくらいやっていたのですか?

 

◇まだ小学校あがる前に、近所のお姉さんの発表会を見る機会があって。それがすごくきれいでキラキラしていて始めたんです。そこから大会に出るような本格的なチームにも入って、中学生いっぱいまで結構がんばっていました。

 

でも正直、厳しくてストイックでした・・・(笑)

だから戻りたいとは思わないけど、すごいいい経験だったとは思います。

優勝したことやケガして挫折した経験とかも、みんな今の自分に役に立っているなぁと思います。

でも、やっぱりテレビで新体操やっててもあまり見ないです(笑)

 

◆なるほど~。ではヨガと運命的に出会う前まで、大学生のころは将来何になりたかったんですか?

 

◇大学生の時はもうなんか燃え尽き症候群みたいで、新体操ほど夢中になれるものも見つからずに、やりたいこともなくて、なんだか悶々としていました。

そんな中でたまたまヨガに出会ったんですけど、正直もう身体動かすのは嫌だなぁ、と思っていたんですが、トラウマですかね(笑)

 

◆確かにトラウマですね(笑)ヨガとの出会いはどんな印象だったか覚えていますか?

 

◇大学の授業で受けたヨガのレッスンが初めてのヨガで、その後ヨガスタジオでちゃんとしたレッスンを受けました。もう今でも鮮明に覚えているくらい強烈な印象でした。

 

なんというか・・・・本当にもう、ありえないくらい気持ちよくて。就活のことで悩んでいたこともぜんぶクリアになってしまって、これはもうヨガの先生になろう、と燃え尽き症候群から一気に抜け出して。感動的な出会いでした。

 

 

 

 

瞬間で、心と身体がつながる。ヨガとの衝撃的な出会い。

◆新体操をしていたSakiさんだからこそ、身体で直感的にどんっと感じたのでしょうか?

 

◇そうですね・・・・その瞬間、心と体がつながっているような感じがして。身体を動かすことで心が時ほぐれるような感じ・・・・。

身体がほぐれていくと心も軽くリセットされるし、逆に心がいやされるから身体もほぐれていくし、それがすごいつながりを感じて、どんって腑に落ちましたね。

 

就活の悩みに対しても、見方がぜんぜん変わった感じがしたんです。悩みの元は変わらないのに、見え方が変わったら悩みが変わっていったような。

 

 

◆なるほど。。。私(インタビュアー)もフラをやっているのですけど、身体が変わると心が変わる、身体で受け止められるものの感度が高まると視点が変わることってある気がします

 

◇そうですね、やっぱりヨガだけじゃなくてもフラとかお裁縫とかもそうですけど、ガッと何かに集中して入り込むと頭が瞑想状態になって静かな状態になりますよね。ごちゃごちゃしていたものが整理されていくような・・・

 

◆その1時間の感動的な体験をその後探求していったということなのでしょうか。ヨガは非常に奥深いものだと思いますが、どのように学んでいったのですか?

 

◇気になった講座は一通り受けました。まずは自分の体で味わって、そこで気になった時に知識としての学びを深めていくというやり方だったように感じます。

短い期間では変化が分からないので、自分が体感し納得のいくまで何年かはいろんな流派を体験したり学んだりしていましたね。

 

最初に直観したヨガの素晴らしさというのは変わらずに、それをもっと理解したい、できれば誰かに伝えられるようになりたい、そんな思いで走り続けてきた感じはありますね。

 

 

 

新体操で鍛えた心身に飛び込んできたヨガというもの。アンテナの感度が高いSakiさんだったからこそ、受け止められたことがあったのかもしれません。そしてその体感を、人に伝えられるようになるまでの旅の中で、Sakiさん自身もまた研ぎ澄まされていきます。

後半ではSakiさんの今のヨガを教えるところにたどり着くまでの旅をご紹介します。

 

 

≫ついつい頑張りすぎてしまう自分に気づいて、呼吸と瞑想とヨガで頭を空っぽにします。(ヨガ講師Sakiさん 後編)

 

 

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