2024.10.25
秋のスキンケア特集~「肌の違和感」の原因と、おすすめの整え方~
季節は秋を迎えて、肌の乾燥を感じ始めたというお声をいただくようになりました。
少しずつ気温も涼やかになり、空気も軽くなる秋の入り口。
肌にとってより過酷な夏や冬に比べると過ごしやすい季節のはずですが、それでも生じる肌の「違和感」にはいくつかの原因が考えられます。
秋に感じる「肌の違和感」の原因は?
1.秋は「肌が夏に受けた紫外線ダメージから回復途中」
猛暑が続いた夏。私たちが紫外線から受けた肌ダメージはかなり大きかったと想像できます。
紫外線予防やアフターサンケアが適切に出来ていないと、肌の本来のはたらきに悪影響。
セラミドなどの潤い物質をつくりだせなくなってしまいます。
そうして、インナードライとよばれる、保湿剤を塗っても塗っても内側がスカスカするような乾燥が止まらない状態につながるのです。
2.夏のままの洗顔では「皮脂の落としすぎ」に
皮脂分泌の多くなる夏と同じ感覚で洗顔をしてしまうと、秋の乾燥し始める季節には皮脂の落としすぎになってしまいます。
とくに季節の変わり目は 自律神経の乱れや皮脂バランスの調整で肌のバランスも崩れがち。そんな時に洗浄力の強い洗顔で刺激を与えてしまうと、肌は夏のダメージからなかなか立ち直ることができなくなってしまいます。
3.急に保湿力を高める「与えすぎ」にも注意
いきなりスキンケアの保湿量を上げて与えすぎてしまうと、急な肌環境の変化に本来の皮脂バランスの調節機能がうまく働かなくなってしまうことも。
大切なのは、基本のスキンケアを急激に変えないこと。
まだまだ温暖で気候の変化も緩やかな時期です。この季節は、環境と自分の肌の状態を観察しながら、基本のケアを少しずつ調節したり使い方を工夫することで肌の調子を整えていきましょう。
以下では、HANAオーガニック の基本のケアを使って、秋を迎えた肌の変化に対処するためのケア方法をご提案します。
HANAの基本のスキンケア~秋冬編~
1.刺激フリーの洗顔へ変える
まずはメイクをクレンジング不要のものに切り替えて、ダブル洗顔をやめる、洗浄力が強い洗顔料の使用をやめることがポイントです。
「ウェアルーUV」(美容液ベース)は、「ピュアリクレイ」(クレイ洗顔料)や「キューブソープ」(石けん洗顔料)を少量泡立てて洗うだけで落とせます。
乾燥が気になる方は、洗顔料自体を「キューブソープ」に変えてみることをおすすめします。
「ピュアリクレイ」はさっぱりとした洗い上がりが特徴ですが、「キューブソープ」はオリーブ油や椿油の美容オイルをそのまま閉じ込めるコールドプロセス製法で作られているので、洗浄力がよりやさしく洗い上がりもしっとりと感じられます。
2.肌を柔らかく潤して、生まれ変わるための再生力を高める。
化粧水「フローラルドロップ」を少し多めに肌になじませた後は、乳液「ムーンナイトミルク」を適量肌に取り、押し込むようにして角質層になじませます。
ポイントは、「ハンドプレス」。
手のひらで顔を包み込むように覆い、体温で乳液と顔の表面が馴染んで溶け合うまで、ゆっくりと押し込むようにハンドプレスをしてあげましょう。
この工程を入れるだけでも、肌の感覚は驚くほど違うものです。
それでもつっぱり感などが残る場合には、肌表面が乾いてからもう一度繰り返します。
「フローラルドロップ」には、ダマスクばら水をベースに、みずみずしさをキープするハチミツや肌を守るローズマリー葉エキス、透明感を引き出すハトムギ種子エキスなどを配合しています。ミストで心地よく包み込む潤いとダマスクばらと花精油の香りで、生まれ変わるための再生力を高めます。
肌荒れをしやすい時期は、メイクの仕上げに、あるいはメイク直しの際にもシュッとひと吹き。ミスト状なので顔全体が潤いと香りで心地よく包まれ、乾燥しがちな肌の状態を整えます。
「ムーンナイトミルク」は、酸化ストレスをケアするビルベリー葉エキスやローズマリーエキスのほか、シャクヤク根、ローズヒップ、トウキンセンカなどの美肌成分を配合。夏から秋に変わる季節、皮脂の分泌が乱れ、インナードライ気味になった肌の潤う力を高めます。
塗った後は、深呼吸で香りをゆっくり吸い込んでリラックス。皮脂と成分の近い椿油、米ぬか油、月見草油がブレンドされているので潤いのベールがさらりとなじみベタつきません。
3.どんどん乾燥してくるこれからの季節は?
これからやってくる秋冬の乾燥シーズン。急に乾燥や冷えが厳しくなる季節もそう遠くはないでしょう。
そんなときには、保湿力を高めた乳液「ムーンナイトミルクモイスト」を通常のムーンナイトミルクの代わりに使うのもおすすめです。
通常のムーンナイトミルクの特徴を活かしたまま、唐胡麻から搾ったヒマシ油などの保湿成分を加えました。ヒマシ油は高い保湿力と共にダメージを受けた肌を落ち着かせる働きも持ちます。古くから民間療法では皮膚疾患や点眼薬などにも使われてきた成分です。
また、乾燥と冷えなどの体調も相まって粉拭きが収まらないなどの場合には「スキンケアオイル」を。
スキンケアの最後に乾燥が気になる場所に重ねて塗るのはもちろん、乳液「ムーンナイトミルク」に1、2滴加えることでより保湿力を高めた乳液として使うこともできます。
さらに、マッサージオイルとしての使用もおすすめ。
お風呂で全身が温まっているタイミングで顔回りの血流を流すオイルマッサージに取り入れると、深い香りを楽しみながら心地よいバスタイムを過ごすことができます。
アーユルヴェーダから着想を得た、東洋のハーブ等をふんだんに使用したオイルブレンドである「スキンケアオイル」。保湿に限らず、特に肌の力が落ちているときにはパワーを補って楽にしてくれる頼もしい味方になってくれるはずです。
サポートアイテムは予防的に使うのではなく、環境と自分の肌の状態を観察しながら、「与えすぎ」に気をつけてその時の状態に合ったものを取り入れましょう。
この季節は、肌も体も疲れが出やすい時期です。基本のケアと基本の生活習慣をいつもよりも丁寧に。これから来る季節に向けて、本来の肌の安定感を取り戻していきましょう。
▼まとめ
- 秋は「夏のダメージの回復期間中」であるため違和感が出やすい
- 夏のままの洗顔では「皮脂の落としすぎ」になり不調につながることも
- 急に保湿を高める「与えすぎ」にも注意
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肌の仕組みについてより深く書かれたコラムです。
スキンケアの基礎になる情報、ぜひご覧ください。
2022.9.15公開
2024.10.25加筆修正